W杯直前とW杯優勝後
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凛side.
rn(………ズキズキ…)
最近、ずっと胃のあたりが痛い。
でも、こんなんで休んでたら 潔や兄貴を
喰って壊すことなんて 出来ねェから、
もっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっと!!!!
たくさん、練習しなきゃ、
いけない、のに…
rn(ゴポッ…)
…血、?
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凛side.
rn(W杯、決勝…)
W杯決勝戦。
得点は1-1
埒のあかないような攻防が繰り広げられる中、
1人の選手が動いた。
糸師冴。
実の兄だった、
俺は、この人の為にサッカーを
続けてきたんだな、と
敵をどんどん抜いてゆく姿を追いかけながら
考えていた。
あぁ、まただ。
俺はまたあの人を理由にしてる。
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凛side.
分かってた。
「兄ちゃんッ!!」
「糸師冴!!」
「「ボール寄越せ!!!」」
分かってた。
se(ッ、潔!!!)
isg(最高だ、糸師冴!!!)
isg(バシュッッッ!!!)
分かってた。
分かってたことだった。
俺は、あの雪の日からずっと欠陥品で、
糸師冴の弟でもなんでもなくて、
糸師冴の劣化コピーにすぎなくて、
人の気持ちも考えられないようなカスで、
消えるべき存在だった。
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凛side.
俺の人生は糸師冴に甘えてた人生だった。
糸師冴に誘われてサッカーを始めて、
糸師冴と2人で世界一のストライカーに
なるためにサッカーを続けて、
糸師冴をぐちゃぐちゃにするために
サッカーを続けて、
続けて…、?
rn(…もう、なんのためにサッカーしてるか
分かんねェよ…。)
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短くてすみません(><)
凛ちゃんはだんだん冴を「兄ちゃん」「兄貴」
などではなく「糸師冴」として
認識しはじめている感じにしました✨️
私自身第四話は、正直なんも
進展ありませんでした!!と思ってます
ꉂ(ˊᗜˋ*)
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