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「 …あ、歌夫。あの子達… 」
「 ? 」
「 もぉ、やっぱりお目目、節穴じゃないの? 」
「 うっせ。え?…あぁ、燕帝山高校か。 」
「 君達~ 」
呼ばれた。返事。返事しないと。
「 おーい?生きてるー? 」
「 あっはい! 」
俺はどっさの出来事に驚いた。
だって目の前に居るのは不動のトップ校の主将とエース。
信じられない。
「 んで、君達、燕帝山高校の子達だよね。 」
「 え、あ、そうですよ。 」
漱がフォローを入れてくれた。
「 ふーん。君達、バレー部だよね。名前は? 」
「 あ、に、仁木辰美…です。 」
「 豊岡漱です。 」
「 辰美ちゃんと、漱くんねぇ… 」
なんで俺はちゃん付けなんだろう…
あと強者の威圧感がこの人からは拭えない。
「 おい、篤。やめろ。圧掛けんな。 」
横に居たもう一人が止めに入ろうとすると目の前に来た主将は言う。
「 俺、燕帝山と試合するの楽しみだから。んじゃ、宜しくね~ 」
そういうとまたさっきのこれぞ男子高校生というような会話が始まった。