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『確かに飲みすぎてるし……一旦リセットするわ』












そう言って魔法局の大きな壁をたちまち映画のスクリーンに、神覚者たちが座っていたソファは映画館の座席になった












『これでホラー映画でも見ながらチルしよ』












そうして世界で話題になった某ホラー映画を再生する












オーター「昔のホラーはこんな感じだったのか」












レナトス「作りもんじゃねぇか」












レイン「これのどこが怖いんだ?」












なんてシラケた空気をつんざくような悲鳴があがった












『っひぃっ!!ぎゃぁぁああああ!!! 』













隣に居たライオにしがみつき腕を絡ませる













ライオ「落ち着けオレ様の可愛いシュガー」













『キモイ!!!』













噛み付く勢いで言い返すが腕はガッチリ掴 んだままである


ソフィナ「イオリさん、こっちへ」














お姉様方が手招きする方へ行くと












ソフィナ「これ、プレゼントです」












ラッピングされた小さな袋を開けてみると、












『!!ピアス!』












ソフィナ「この前欲しいと言っていたでしょう?」












天使の笑みで見つめられる












『ヤダッお姉様ったら笑顔が眩しすぎるワ』












“眩しい”に反応した男が座席から立ち上がる












ライオ「そうだろうオレ様が眩しすぎるだろう!!」












こちらを向いて決めポーズを取るライオ












『あ、映画見えないでーす』












カルド「ちょっと邪魔だな」












レナトス「ライオどけよ~」












ブーイングの嵐にライオは高らかに笑って座る。うるさいし見えねぇんだよ!












ツララ「私からもプレゼントだよ」












冷たく綺麗な手から渡されたのは












『ネックレスじゃん!!』












ツララ「ふふ、可愛い(イオリが)」












『だよね!!(ネックレスが)』












ニコニコのお姉様方から漂う気配を男どもは察した












レナトス(これ……)












レイン(俺たちに……)












オーター(手出しは……)











カルド(させないぞという……)












ライオ(意思だな!!☆)












『ネックレスもピアスもかわいー!!』












そして何も分かっていないイオリであった

世界を作った最強魔人は隠したい。

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