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エピローグ
翌朝。
東京湾の朝日が昇る。
黒瀬、神城、氷室の三人が並んで立っていた。
氷室が言う。
「Epsilonは、確かに死んだ。……でも、あのシステムの断片がまだ残っている。」
黒瀬が頷く。
「“再起動”ってのは、Epsilonだけじゃなかったんだな。
俺たちも――今、再び始まる。」
神城が空を見上げた。
「ゼロディヴィジョン、次の任務は?」
氷室が小さく微笑む。
「“失踪した公安の内通者”。
それが次の手がかりだ。」
波の音が静かに響く。
新たな闇が、すでに動き始めていた。