「あ~…やっぱり、麗はシュンくんの子供なんだなあ……」
麗がまだ一歳だった頃の写真と、シュンくんからもらった彼が赤ん坊だった頃の写真を見て、しみじみそんなことを思う。
「ホント、笑うくらいそっくりだよね」
叔母さんもくすくす笑いながら覗き込んでた。彼への気持ちが萎えちゃった頃、消そうかなとも思った彼の写真だけど、なんとなく取っておいたんだ。でも今は、麗が『パパの写真ないの?』とか言い出した時のために取っておいてる。前のスマホにも残してるし、新しい方にもコピーしてさ。
マジで見るのも嫌だった時もあったけど、もうそこまでじゃなくなった。割と冷静に見れてると思う。モヤっとするのはあるけどさ、彼がいたから麗もいるんだってのはあるしさ。
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