テラーノベル
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⚠️戦争賛美、政治的な意図は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️史実ネタでもございません
⚠️すべて、私の妄想です。
⚠ATTENTION⚠
・BL
・パラ日帝
・パラオが大人
・なんでも許せる方向け
日帝
パラオ
にゃぽん
日本
江戸
では、どうぞ⬇
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
日帝side
コトコト……。
湯の沸く音が静かな家に広がる。
日帝は自分の心臓の音をごまかすように、湯飲みを並べていた。
日『落ち着け……落ち着け俺……』
パラオは居間に正座したまま、静かに日帝を待っている。
さっきの求婚の余韻で、まだ空気は少しだけ重い。
――そのとき。
ガラガラッ!!!!
玄関の引き戸が勢いよく開いた。
にゃぽん「ただいまーっ!!あ〜つかれたー!」
日本「……ただいま戻りました」
江戸「帰ったぞ、日帝殿〜…ん? なんじゃこの空気」
予想よりだいぶ早い帰宅だった。
日『今じゃないーーーーー!!!』
心の中で絶叫したが、もう遅い。
にゃぽんはすでに全力疾走で居間へ飛び込み、
ぱっと視界に映った“パラオの姿”に、ぱああっと顔を輝かせる。
にゃぽん「あっ!!パラオくんだ!!久しぶり〜〜!!!」
帛「久しぶりです、にゃぽんさん」
優しく微笑むパラオ。
その穏やかさに、にゃぽんはさらにテンションが上がる。
にゃぽん「えっ?なになに?なんで家にいるの!?
まさか…… お兄ちゃん、結婚するの!?」
日「しない!!!なんでそうなるんだ!?」
にゃぽん「だって〜!パラオくんって昔からお兄ちゃん大好きだったし〜!
今日もなんか雰囲気いいし〜〜!」
日「雰囲気いいとか言うな!!」
その声を聞いて、奥から日本と江戸まで顔を出す。
日本「……兄様。まさかとは思いますが……
ご結婚のお約束を……?」
日「してないが!?話が飛びすぎだろ!?なんなんだよお前ら!!」
江戸までもが気まずそうに眉を寄せ、
江戸「に、日帝……ついにお主も、嫁入りを……」
日「誰がするかぁぁぁぁあああ!!!!!」
家族三人の誤解が一気に押し寄せ、
部屋の空気は一瞬で“祝いムード未遂”になった。
日本は口元に手を当てて真面目に考え込み、
にゃぽんはもう勝手に祝賀会の計画を立て始め、
江戸はしみじみと日帝の成長(?)に感動している。
日帝はというと、完全に青ざめていた。
日「誤解だっつってんだろ!!落ち着け、冷静になれ!!
パラオはただ……その……来ただけで……!」
にゃぽん「告白されたんでしょ?」
日「なんで知ってんだよ!!」
にゃぽん「顔に書いてるよ、“求婚されてパニック”って」
日「書いてねぇわ!!」
もうどうにも止まらない。
そんな大混乱の真ん中で――
パラオは、そっと口元に手を添えて笑った。
帛「…………昔と、変わってませんね」
そのひと言に、日帝は動きを止めた。
そっと、パラオを見る。
穏やかで、懐かしさを含んだ微笑み。
あの日。
この家に来たばかりの小さなパラオが、
騒がしい日本家の中で笑っていた、あの頃の面影がふっと重なる。
日「……お前……」
パラオは少し恥ずかしそうに肩をすくめる。
帛「日帝さんの家は、あの時からずっと温かいままです」
にゃぽん「ん?ん?なんか尊い空気出てない?」
日本「……これはもう、認めるしか……」
江戸「式はいつにするんだ?(真顔)」
日「何の式だよ!!!だーかーら違うってば!!!」
叫んでも叫んでも誤解は深まり、
しまいにはパラオまで肩を震わせて笑いをこらえている。
日『……なんで俺だけ地獄みたいなんだ……』
でもその地獄の中心で――
パラオはどこか幸せそうだった。
続く……
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
おかえりなさい〜
今回は短めでした。
次回は長めに書きます〜…
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では、閲覧ありがとうございました!
コメント
1件
何故にこんな尊い物が作れるんですか?