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お化粧

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お化粧

1 - 第1話 お面

♥

8

2021年11月18日

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これは、雪ちゃんの異能の名前の、「お化粧」

つて言う僕が作ったお話です。

アンマシオモンクナイカモ…

「お化粧」

私はよく「空気が読めない」と言われた。

私には「空気を読む」ということが分からなかった。それでも、生活に支障は無かった。

だが、そんなある日、イジメられた。

理由は、「気に入らないから」だそうだ。

いじめはどんどんエスカレートした。

死のうか、とも考えた。でも死ぬ勇気は無かった。

時が過ぎ、私は高校へ上がろうとしていた。

そこに、カミサマが現れた。

カミサマは私のことを気にかけてくださった。

そんなカミサマに「お化粧」を教えてもらった。

お化粧をすれば空気が読めるらしいのです。

やり方は簡単だった。ただ、お面を被るだけ。

お面に、「空気を読む」や、「愛想をつく」などと

書けば良いのだ。それにあわせてお面の顔が変わる。私は、お面を被って外へ出た。

どうやら他の人達にはお面が見えないようだ。

街中へ出てくると、空中に言葉が浮いていた。

「そろそろ解散したい」や、「帰りたい」。

私は、みんながよく言う「空気が読めない」というのは当たり前だと思った。やはりお面に出会えて良かった。これで、いじめも消える…

入学式である明日に私は微かな希望を感じた。

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