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つづき

⚠️きゃらほうかい

⚠️過呼吸表現












━━━━━まだ、似合ってんな。

そう云うと君は暖かく笑っていた。









私が着ていたのは

あの頃、、ポートマフィアで中也との共同作業をしていた時と全く同じ外套、シャツ、ネクタイ等だった。

太宰「ふふ。有難う」

中也「ご丁寧に包帯まで巻きやがって。久しぶりな筈なのに良く巻けたもんだ。」

太宰「之でも手先は器用なものだよ。身体に染み付いていたのかすぐ巻けた。」

右目には包帯。

身長が唯高い17歳頃の私。

中也「身長さえ縮めば戻れるのになァ」

太宰「なんだい嫉妬でもしているのかい?それとも中也はまたあの頃の服装、着るのかい?」

中也「もう着たくねぇ。足切り落とすぞ」

太宰「きゃーこわーい」

ーふふ。懐かしいな。

心の何処かは楽しいと感じていたけれど、

中也には云ってやらない。










中也「(´-ω-`)ふー。意外と直ぐに終わって良かったぜ、」

書類を揃えてとんとん、としながら息をつく中也。

太宰「私のお陰だ!😎」

中也「はいはいアリガトーゴザイマスアナタノオカゲサマデー。」

太宰「なんだい、つれないなぁ、」

中也「手前にお礼を心から云うなんぞ死んでもお断りだわ。」

そうは言いつつも笑いかけてくれるのは何処の誰だろうな。

私はこんな感情の儘この時間を過ごせればいいと思っていた。




太宰「さ、部屋に帰るよ。速く寝たい。」

中也「それは同感だ。」

私の部屋に到着。

ガチャ

ちゃっかり中也も着いてきているのはこの時の私は知らない。


太宰「ッ、え、?」

部屋を開けた瞬間一気に息が上がる。

太宰「ハッ、ハァッ、あ、、」

目の前。

私の部屋には、



━━━━━━織田作が居た。


息が詰まる。

苦しい。

太宰「ハァッ、ハァ、ハッ、、」

忘れる筈もなかった織田作。

嗚呼、間違ってしまった。

私はポートマフィアに戻るべきではなかった。

太宰「ッ、人を、孤児を、ッ、!」

忘れる筈もなかったのに。

何故探偵社に入ったのか、

其の理由迄考えを巡らせることが出来なかった様だ。

後ろから駆けつける音が聞こえる。

中也「ッおい!どうした!!」

太宰「中也、ッ、ハァッ、ハッ」

中也に目線を動かす。

なんだい、その顔は。

そんな顔を私に向けるような人じゃないだろう君は。

中也は、

第1に私を考えて、心配をしてこの状況の重みをしっかり汲み取っていた。

中也「とりあえず捕まれッ」

中也は私を持ち上げて立った。

ー振り返るとそこに織田作は既にいなかった。

太宰「フゥッ、ハァッハッ、ハァッ、、ぅ、」

不定期な息遣い。

苦しいな。

自分ってば、馬鹿だよ。



織田作に負けず劣らずの大馬鹿だ。


中也「太宰ッ、少しの間の振動は大丈夫かッ?」

私は静かに頷く。

瞬間、

ヒュン

風が通り過ぎる。

いや、私達が通り過ぎていると言った方が正解だろう。

中也が全力疾走しているのか、とてもなスピードで動いていた。

でも振動が小さかった。其の理由が

中也の配慮だということに気付くのは直ぐだった。

中也「あと少し岳待ってろ。」

嗚呼、馬鹿だ。

ほおって置けばいいものを。

嫌いな私が苦しんでいると言うのに。



太宰「ッ、ポロ」


1粒流した涙に中也は気づかない

「何がしたかったんだろ」

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コメント

1

ユーザー

ふぁぁぁああッッッ!!!!!(語彙力の喪失)

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