シャル「…ロイお兄様だ」
 廊下にルイスとロイが歩いているのが見えた、タイミング的に多分あの後にハーレムの1人であるミル・アーシャという光と雷属性の男と会うはずだ。
 
 
 
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ロイ「どこに行くの?」
ルイス「嗚呼、ロイは光魔法が苦手だったよね?」
ロイ「うん」
ルイス「私の知り合いに光魔法が得意な奴がいるんだよ」
ロイ「そうなの?」
ルイス「お節介でなければ教えて貰ってくれ。」
ロイ「本当?ありがとうルイス!」
 
 
 お礼をされたルイスは顔を赤らめて微笑んだ。
 
 
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 ルカの風魔法で空に浮かびシャルロットの闇魔法の幻覚で隠し、遠くから眺める。
 シャル「ここからなら聞こえそうだな」
ルカ「そうだね…なんかストーカーの気分」
シャル「ははは…」
 
 
 
ミル「あんまり教えるのは上手くないんだぞ?」
ロイ「はい!大丈夫です」
ルイス「ロイに触るなよ」
ミル「はいはい」
 
ロイ「で、できた!」
ミル「飲み込みが早いなロイは」
ロイ「ミル先輩が教えるのが上手なんですよ、ありがとうございました!」
ミル「お、おうありがとうな」
 
 ミルはこの時のロイの笑顔で堕ちた。
 
 ミル「…なぁ、ルイス」
ルイス「?」
ミル「ロイの仲間に入れてくんね?」
ルイス「はぁ!?」
ミル「頼むよ!ロイを護ってやりたいって思ってさ」
ルイス「はぁあ…ロイを守るに当たってアーシャの力は必要か…分かったよ」
ミル「サンキュ!」
 
 
 
 
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 次に会うのはルイスに生徒会に勧誘され、入ったら会計である水魔法と風属性の属性を持ったロイド・シーシアに気に入られる。
彼は勉強ができない人間が嫌いだが勉強熱心な人は嫌いではない、ロイの笑顔と勉強熱心さに堕ちたのだ。
 
 ロイ「ロイ・メルーデルです!風紀員としてよろしくお願いします!」
 綺麗に礼をして挨拶をしたロイに生徒会生が歓迎して拍手を送った。
 ルイス「生徒会長であるルイス・サムール・レイートだよ、歓迎するよロイ」
ロイド「会計であるロイド・シーシアです。」
ロイ「よろしくお願いします!」
 
 
 ロイ「シーシア先輩、ここの魔法陣ってこれでいいんですか?」
ロイ「シーシア先輩!先輩のおかげで90点取れました!」
ロイド「よくやりました、それと僕のことはロイドで構いません」
ロイ「分かりましたロイド先輩!」
 
 数日、ロイはロイドに勉強を教わり結果を残した。そのロイの笑顔と熱心さに堕ちた。
 
 
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 シャル「ルイス、ミル、ロイド、この3人に決闘を申し込まれたらどう対処するか考えよう」
 ルカ「されないようにもしないといけないしね」
シャル「そうだね…まず魔道大会前にはなるべく会わないようにしよう。」
 シャル「…シャルロットが決闘を申し込まれたのはシャルロットがロイを虐めてるって噂が流れてて、それを信じたハーレムが申し込んだんだよね。」
ルカ「うん、でも今はそんな噂が流れてないから違う理由を流されない限り避けられると思う。」
 シャル「それまでは大人しくしてよう」
ルカ「うん」
 
 
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そこからは魔道大会前の決闘が申し込まれる日当日までは無事に日常をすごした。
 魔道大会前日。教室はソワソワとした空気で溢れていた。
 
 魔道大会: 他国の学園で代表者が選ばれ属性を使い闘う学園対戦闘が本来のイベントで、生徒同士の正当な決闘を行うことも出来る。
 
 「お前ら結婚した?」
「それとも婚約?」
そんな中場違いな質問をしてくるおバカな連中もいる。
 ルカ「結婚はしてないよ婚約も」
 ルカ「付き合い始めたけどね〜♡」
 語尾にハートがついてそうな甘い声を出しながらシャルロットの腰を抱き寄せ頭をシャルロットの肩に置いた。
 
 「まだそこだったかあーーー!!!!!」
「賭けに負けたっっ」
 ルカとシャルロットが婚約したか、結婚したかで賭けていたらしい。
 (俺らで賭けるな
 (もっと魔道大会に興奮しろよどこ気になってるんだよ。
 
 
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 色々なことがあったがこのまま無事に行けば決闘を受けずにすむ。
 
 
 
 
 
 
はい、フラグでした。
ミル「決闘を受け入れろシャルロット・ウィル・メルーデル」
 
 ルカ「それは出来ません。」
手袋を投げられ固まっているシャルロットの代わりにルカが前に出て断る。
 ロイ「ミル先輩!シャルロットはそんな事しません、決闘なんて辞めてください!」
 ロイがミル先輩の服を摘んで必死に訴えていた。
 
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校内記事
シャルロット・ウィル・メルーデル
《聖人に虐め》生徒に命令をし聖人を虐げた?
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 シャル「え…これだけ?」
 (たったの2文だ、これだけで決闘を?
…クラスのヤツらなんにも言ってなかったけど。
 
 
 
 ミル「それを決めるのは俺達だ、お前には関係がないだろう」
ルカ「…は?」
 ルカは冷静に断っていたが、関係ない。が気に触ったのだろう。いつもより低い声をだしミルを睨みつけていた。
 ルカ「関係ない…?恋人が理不尽な理由で決闘を申し込まれてるんですよ?」
ルカ「それを関係ないって言われたくありませんね」
 
 
 
 ミル「は…お前ら付き合ってんの?」
 ミルは驚いた様にシャルロットとルカを交互に見て。ロイドは少し驚いた様な表情になったがすぐに真顔にもどった。ロイは顔を赤らめていた。ルイスは、
 (え?なんでルイスに睨まれてるの?
 ルカ「はい、付き合ってますよ。」
ルカ「シャルに用があるなら俺を通してください」
にこり、と笑いながらシャルロットの腰に手を回した。
 ミル「決闘を取り消す気は無い」
 
 ルカ「はぁ、そうですか」
ルカ「なら俺とシャルロット、2人で相手します。」
 ミル「なっ!」
ルカ「もちろんそちらも2人でいいですよ」
 ロイは必死に止めているが誰も決闘を止めようとはしなかった。
 シャル「はぁ、いっつも勝手に決めるんだから」
ルカ「ご飯とおやつ付き」
シャル「…もう一息」
ルカ「デートと添い寝」
シャル「…お前がやりたいやつじゃん…」
ルカ「ダメ?」
シャル「ん…いいよ」
 ルカ「よし決まり、俺とシャル、ミル先輩と誰が、決闘日に会いましょう。」
 
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 9話 エンド 12⁄2
 
 甘さ多くて本編が霞みますね、もうちょい本編を強くします。
 コメントのおかげでモチベーション爆上がりですありがとうございます
コメント
3件
とても面白いですよ!応援してます!(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞)ꔛෆ♡*゜