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つまらない人生。
こんな人生は要らない──
と思った日はよくあった
但し、それも昔の話だ
今は貴方が居るから探偵社に、
いや生きていられる
ね、乱歩さん…
嗚呼、疲れた、
全く、この街の警察は僕の力が無いと事件解決できないんだから
さぁて、、これからは何も予定は無いし…
寝てようかな
あ、でも社長に見つかったらまずいかな
ま、いっか
「おっはよーございまーすぅ〜!」
「あれっ、国木田くぅんは?」
『国木田なら新しい理想を求める、って云ってどっか行った』
「あ、乱歩さん、おはようございます」
『ん、おはよう』
そう云い乱歩さんは目を擦る
今の一連の行動を録画にして毎日拝めたい
つい、そんなことが口から漏れそうになるのを 間一髪の所で止める
嗚呼、、何でこの人はこんなに可愛い行動が出来るんだろう
貴方の全ての行動が愛おしい
私はこんなに、、こんなに貴方のことを愛しているのに
、、、だのに、貴方はこの気持ちに気付いていない
この胸を焼く気持ちこそが恋なのか?
『太宰?』
「はい、何でしょう」
『暗い顔してど–したの?』
『心配するよ』
「、私のために心配を?」
『え、まぁ…、大丈夫?』
「はい~大丈夫ですっ」
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
私の事を心配してくれただなんて、、、
至福だ
朝から太宰は元気だな
あわよくば、僕にもその元気を分けて欲しい
あ、駄菓子のストック無くなりかけてたっけ
買いに行こう
、、太宰も行くかな?
『太宰〜駄菓子買い行くけど、一緒に行くー?』
「いいんですか、行きます、絶対に行きます」
そんなこんなで僕達は駄菓子屋に行くことになった
駄菓子屋に着いてから僕は
空が綺麗だな
としか考えていなかった
「乱歩さん!この駄菓子買いますか?」
「これもいいな〜どう─ろ〜」
「乱─ん?大丈─で─か?」
「ら───ん?──ん─さん?」
太宰が何か話してる
反応しな、い、と──
此処から先の記憶はずっと暗闇だった
『あれ、此処は…?』
目を覚ますと、ベッドの上で寝ていた
「此処は、医務室です」
「乱歩さん、漸と起きてくれましたね」
「死んだかと思いました」
『なんで、ぼくはここに?』
「急に乱歩さんが倒れたんですよ、丁度、一週間前に」
『そうなんだ…で太宰はいつから、此処に?』
「一週間前からずっとです」
『え?ずっと?』
「はい、ずっと、ずーっと」
そう笑顔で云い切っている太宰は何処か不気味に見えた
けれども又、違う安心感があった