テラーノベル
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「前進せよー!!」
エルヴィン団長の号令で
初めての壁外調査が始まった。
全身に緊張が走る。
「きっと大丈夫。生きて帰れるよ!」
同期が励ましの言葉を送る。
「…うん。そうだね、がんばろ」
数分後、右翼側で信煙弾が放たれる。
「煙弾!赤です!!」
「◯◯!お前が撃て!」
「了解!!」
先輩兵士の命令で赤の煙弾を撃つ。
ーパシュンッ
よかった。ちゃんと撃てた。
こんなに早く巨人に遭遇するんだ。
この陣形で一番安全な場所に
新兵は配置されている。
とはいえ自分たちのところに
巨人が来ないとは限らない。
…覚悟を決めたはずなのに手が震える。
だがその後も中央に巨人が
迫ってくることはなく、
数時間走ったのち、最初の
壁外拠点にたどり着いた。
ここに辿り着くまでにすでに
10人以上が犠牲になったという。
馬と共に自分も休息をとっていると
先輩兵士が声をかけてきた。
「生きてて安心。って顔じゃないな?」
「班長…
自分が何事もなく馬を走らせてる間、
両翼で必死に巨人と戦っていた
兵士がいるんですよね…」
うつむきながら言葉を落とす。
「そりゃそうだ。
戦うことが目的じゃないとは言え、
戦闘を完全に避けることはできん。 」
「熟練の先輩方が犠牲になるなら
私たち新兵が前線にいた方が
いいのではないでしょうか?」
「バカか。
新兵のうちは
生きて帰ってくるのが仕事だ。
余計なこと考えてないで
生き延びることに集中しろ。」
頭をポンっと叩き、班長は
去っていった。
生きて帰るのが仕事…か。
そうだ。今は余計なことは
考えなくていい。
私は生きて帰る。
30分ほど体を休ませたのち、
出立の時刻になる。
気持ちを奮い立たせ、
私は再び前を向いた。
#夢小説
さらん
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さたん📖🕊️
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コメント
1件
ああ、わかるわ…この緊張感と重さ。壁外調査の初陣、手が震える主人公の気持ち、すごくリアルに伝わってきた。 「生きて帰るのが仕事」って班長の言葉、グッと来たな。戦いたい気持ちと、生き延びなきゃって責任の間で揺れる主人公の心情、めちゃくちゃ刺さる。 もう10人以上犠牲になってるってのも重い…。次はどうなるんだろう、気になる🔥