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実季はすぐに何かを見つけると走り出す
小さい頃、
まだ家族が生きてた頃____
の事を思い出す。
『ねぇ!さねみさん!これ可愛いね!』
そう言って着物の羽織を羽織ってくるっと回る実季。
「あァ、そうだな」
そう言うと
『ほんとに思ってる〜??w』
と、ムッとしながら言う実季が可愛くて____
「思ってるよ」
と、微笑む。
『〜〜ッ///』
すると実季は赤面したかと思えば着物を置き場に戻し
『ッさっさねみさん、次行こう?
見たいものがあるの!///』
背を向けて歩き出す____
そうやってまた、
見失いそうになる____
だから
「おい、待て」
ガシッ
実季の腕を掴む。
そして____
実季の手に俺の手を重ねる____
「この方が、お前が迷子にならなくてすむ」
///
こうは言ったが____
『なっ!?///子供扱いしないで〜!!!』
本当はお前と手を繋いで歩きたかっただなんて内緒な。