テラーノベル
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⚠︎ ワンクッション ⚠︎
・五白
・下手
・ほのぼの寄り
・五色の独占欲高⤴️
放課後の体育館。
白鳥沢学園男子バレー部の練習は、今日もいつも通り厳しかった。
ボールの音。
シューズが床を擦る音。
監督や先輩たちの声。
その中で、ひときわ大きな声を響かせているのが五色工だった。
五色:もっと!もっと上げてください、白布さん!
白布:分かってる。お前こそ、ちゃんと助走合わせろよ。
五色:はいっ!
白布賢二郎がトスを上げる。
五色は一歩、二歩、三歩。
勢いよく跳んだ。
五色:――っ!
バシンッ!
鋭い音とともに、ボールがコートへ叩き落とされる。
五色:よっしゃあああっ!!
白布:……まあまあ。
五色:まあまあじゃないです!今の、めちゃくちゃ良かったですよね!?
白布:調子に乗るな。まだ練習中だろ。
五色:でも白布さん、今ちょっと笑いましたよね!?
白布:笑ってない。
五色:笑いました!
白布:……うるせぇ。
白布はそっぽを向いた。
——けれど、その耳がほんの少し赤くなっている。
五色は、それを見逃さなかった。
五色:【……やっぱり白布さん、最高だ……!】
五色にとって、白布賢二郎は特別だった。
正確なトス。
冷静な判断。
厳しいけれど、ちゃんと自分を見てくれているところ。
何より――。
五色:【俺のスパイクを、一番近くで支えてくれる人】
だからこそ。
最近の五色には、少しだけ困ったことがあった。
白布に話しかける人が多いのだ。
先輩が白布に指示を聞く。
川西が白布に話しかける。
瀬見が白布をからかう。
それはいつものこと。
なのに五色は、そのたびに妙に落ち着かなくなっていた。
瀬見:白布、さっきのトスよかったな。
白布:ありがとうございます。
川西:次の練習、俺にも一回上げてよ。
白布:わかった。
五色:【……】
結月
818
アウラウラ
1,996
#及国
五色は少し離れた場所から、その様子をじっと見ていた。
別に、何もおかしくない。
同じ部活の仲間なのだから。
白布が誰と話そうと自由だ。
――分かっている。
分かっているのに。
五色:【……なんか嫌だ】
胸の奥が、もやもやする。
五色:白布さん!
白布:ん?
気づけば五色は、二人の間に割り込むように立っていた。
五色:次、俺にトス上げてください!
白布:さっき散々上げただろ。
五色:まだ足りません!
白布:お前、体力どうなってんだよ。
五色:俺、まだ全然いけます!
白布は呆れたように息を吐いた。
白布:……分かった。じゃあ五本。
五色:十本!
白布:五本。
五色:八本!
白布:五本。
五色:……六本!
白布:五本。
五色:はい!
結局、五色は嬉しそうにコートへ走っていった。
その背中を見ながら、白布は小さく笑う。
白布:ほんと、単純すぎんだろ。
その言葉が聞こえた五色は、振り返った。
五色:白布さん、今なんて言いました!?
白布:何も。
五色:絶対なんか言いました!
白布:いいから準備しろ。
五色:はい!
五色は再び笑った。
――その日の練習が終わったあと。
部員たちが片付けをしている中、五色は白布の姿を探していた。
いた。
体育館の隅で、白布が一人でボールを片付けてい、る。
五色:白布さん!
白布:まだいたのか。
五色:白布さんを待ってました!
白布:……なんで。
五色:一緒に帰ろうと思って。
白布:別にいいけど。
五色:本当ですか!?
白布:声でかい。
五色:すみません!
五色は慌てて声を落とした。
そして、白布の隣に並ぶ。
少し歩いたところで、五色がぽつりと言った。
五色:……白布さん。
白布:何。
五色:俺、白布さんのトス、好きです。
白布:急に何だよ。
五色:好きだからです。
白布:……そうかよ。
五色:俺、白布さんに上げてもらうのが一番好きです。
白布は少しだけ目を伏せる。
白布:……だったら、もっと決めろよ。
五色:はい!
五色は満面の笑みを浮かべた。
けれど。
少し先で、同じ白鳥沢の生徒が白布に声をかけた。
白布:じゃあ、また明日。
そう言って白布がそちらへ向かおうとした瞬間。
五色の手が、白布の袖を軽くつまんだ。
白布:……五色?
五色:……。
白布:どうした。
五色:……やっぱり。
白布:何が。
五色:俺、白布さんと一緒に帰りたいです。
白布:さっきまで一緒だっただろ。
五色:もっとです。
自分でも、どうしてこんなことを言っているのか分からない。
ただ、誰かに白布を取られるような気がして。
それが、嫌だった。
五色:【白布さんは、俺のセッターだから】
――いや。
それだけじゃない。
五色は自分の胸に生まれた感情の正体を、まだ知らなかった。
けれど一つだけ。
はっきり分かっていることがある。
五色:【白布さんの隣は、俺がいい】
白布はそんな五色を見て、少しだけ眉を上げた。
白布:……じゃあ、もう少しだけ一緒にいるか。
五色:はい!
その一言だけで、五色の顔はぱっと明るくなった。
――まだ、これは始まりにすぎない。
五色工の「大好き」は。
そして。
その奥に隠れている、少しだけ強すぎる独占欲も――。
これから少しずつ、大きくなっていくことになる。
はい、終わりです。
新しいやつですね。五白。
下書きの白鳥沢が一つ減った…()
…まぁまだ増えるんですけど!!だって瀬見川も書きたいし((殴
そして今回のはー五白です。
またしてもほのぼの寄りの。🔞なんて書けないんすよワレ!!(泣)
だって俺シチュ思いつかないんだもーん!!
はい、終わりです。★
コメント
1件
おお、五白きたー!🔥 五色の白布さんに対するストレートな「好き」と、ちょっと強めの独占欲、ええわ…!最後に袖つまんで「もっと一緒にいたい」って言うとこ、めっちゃ刺さった。白布さんも「少しだけ一緒にいるか」って優しいし、照れ隠しで耳赤くなる描写も最高。まだ始まったばかりだけど、このもどかしい距離感がたまらん。続きめっちゃ気になる!今後の独占欲暴走イベント待ってます🔥