前回のあらすじ___。
kyuが悪口を言われているところを見かけたtkpn。
焦ったtkpnは、ゲーム実況部に告発する。
so-zursは、そのことを胸に刻み走り出した。
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so「皆心配してるっすよッ、!」
kyu「ッ…、そっかぁッ…」
僕のせいで迷惑かけてるなぁッ…、
hrさんには責任感負わせて、utくんには罪悪感持たせて、みんなにも緊張感を負わせて。
先輩たちだって、みんな忙しいはず。
なのにこんな僕のために色々してくれるほど、優しい人たちなんだなぁッ…
kyu「…えッッ…?」
so「ヘアピンのことだって何かがあったのかもしれないけどッ…、
少なくとも僕はkyuちゃんの味方っすから!先輩たちだってッ!」
kyu「ッ…、でもッッ…僕ッ…」
どうしてなんだろうッ、…?
こんなに優しくしてもらってるのに涙が出てくる。
目の前の同級生が優しく笑いかけてくれて、話しかけてくれて。
先輩たちが心配してくれて。
中学生ではなかったこの光景。
so「だからッ、何かあったら相談してくださいっすねッ!」
soちゃんは目の前で笑う。
…でも、ごめんね。
僕、もう迷惑はかけられないやッッ……
仲間だった人たちも、中学時代に離れて行った。
僕が嫌いになっちゃったのか、嫌になっちゃったのか。
だから、僕は人を傷つけるのが嫌だ。
自分のことで、こんなにしてもらえるなんて人生で一度もなかった。
だから、この経験は胸に刻んでおいてッ…。
僕はボソッと呟いた。
○○
翌日の放課後
ut「………はぁッ…」
hr「どしたよut ~。副部長がそんなんだったら何もできんだろ?」
ut「…ごめんッ…」
hr「……!」
目の前には、俺の幼馴染のはるてぃー。
昨日のkyuのことがあってから、俺は少し気まずい。
俺が悪いことを言ってしまったのか、kyuに嫌な気持ちを持たせていないか。
心配になってきている、俺の気持ち。
こんなこと誰にも言えないんだろうな。
hr「…なぁに、話してみろよ」
だけど、目の前の幼馴染は、俺の気持ちを理解してくれている。
目の前で笑いながら、優しく喋りかけてくれる。
とでも言っているように。
だから俺は、こいつにだけしっかりと話せるんだ。
hr「少しは楽になるかもしれないだろ?」
ut「…ありがと…」
hr「…んな暗い顔すんなって。相変わらずの豆腐メンタルだな…。」
ut「………、」
hr「平気平気、大丈夫。な?」
ut「…、kyuが平気なのか心配してるだけ…」
hr「…というと?」
ut「あいつ、嘘笑いしてるように見えてさ、作り笑顔というか、なんというか……。
tk氏も言ってたけど、」
hr「…嘘笑い、ねぇッ…」
hrtiは考えるように腕を組む。
二人しかいないシンとした教室。
夕日の光が差す窓際の席。
何か嫌な予感がしてたまらない。
hr「kyuって、んなことするやつだと思わなかったんだけど…」
ut「俺も、嘘笑いとか…、あいつにあり得るのか…?」
hr「まぁ…でも心配だよな…」
ut「…」
続く_____。
コメント
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好きしか溢れ出てこないです。すき。