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「まあ、僕たちも見届けようか、2人の勇姿を。」
「第1審査に移ります。今から彼らには用意した衣装を着てもらいウォーキングをしてもらいます。舞台真ん中で決めポーズをしてもらい拍手、歓声の量で審査します。」
「前から思ってたんだけど、そんなので競ってどうするんだろうね。」
「女性はそういうもので喜ぶ生き物なのではないですか?実にくだらないですが……。」
「……2人とも…応援する気ないでしょ…?もう少し楽しもうよ……」
「楓姫はこれが楽しいことだって思うの…?」
「楽しい楽しくないとかじゃない……ただ見ていたいと思うだけ……。好きな人が頑張っている姿を見たら、応援したくなるもんだよ。」
楓ちゃん…随分大人びたこと言うな……。好きな人を応援…か。
「え、もしかして楓姫……」
「うわーーー、ストップ!察するだけ。発言しないで。」
「楓……よかったな。」
「楓ちゃん……何かいいことあったの…?」
「花月はまだ知らなくていいの!ほら、審査始まったよ。」
次々と中央へと歩いてくる男の人たちは、体格もよくたしかに格好いい。普段は姿勢が悪い劉磨さんも胸をはって姿勢よく歩いてる。泰揮クンもいつもと雰囲気が違うけれどとても格好いい。
「劉磨さんも泰揮クンも……あんなに格好いい人だったんだね。歓声がすごいね。」
「まあ、2人とも学園内で有名ですからね、いろいろな意味で。」
「ほら、私たちも拍手しよう。もうすぐ出番終わっちゃう!」
「姫は必死すぎ。まあ、僕も今日だけは劉磨の応援もするかな。」