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ATTENTION
❀これは某実況者グループ様のお名前をお借りしたものですご本人様には一切関係ございません
❀ご本人様関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
❀登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
❀軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
❀作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです (エセ関 西弁)
❀あくまで作者の自己満ノベルです
❀オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません あくまでフィクションです。
❀誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
❀誤字脱字は友達、語彙力は帰ってきません。
#8キュウシイッショウ
〜医務室
「…雅..まだ起きへんの?」
雅と妖獣の戦闘数時間後、現在日は昇り、室内に煌々と光を射していたいた。
「うーん…まぁ、相当出血しとったし、疲労もあったんじゃないかな」
数本繋がれた点滴の先を見れば、患者服姿の雅がいる、腹部には包帯が巻かれていて、顔色もあまりいいとはいえなかった。
「….やっぱ..、俺のせい?」
「ゾムのせいちゃう、妖のせい」
「その子が原因」
そう言って目線の先にはクゥーンと小さく声を上げる、大きな狼がいる、申し訳なさそうに頭を下げていた。
「…今はただのでっかいオオカミやけど、妖なんやもんな」
「せやね」
「………」
「攻撃したんもゾムの意思じゃあらへん」
「だから、心配せんでええよ…」
「…..うん」
[…そうですよ、ゾムさん]
「うわぁっ起きた!」
「凄い回復力…解剖していい?」
[良くないですやめてください]
「冗談、傷痛くない?」
[特に痛みません、少し眠いくらいです]
「そう…よかった」
[….ご迷惑おかけしました]
「ほんとに〜、ひとらんが稽古しに外でたら血流して倒れてたって」
[….後でお礼言っときます]
「そうしてや」
[あ、ゾムさん謝んないでくださいね、さっきも言ってましたけど、妖が原因なので]
[ね、妖獣]
「…クゥーン…」
[……]
ベッドからおり、床に転がっている妖獣の頭を撫でる
「警戒心の欠片もないな」
「まぁ、いいことちゃう」
[可愛いんでなんでもいいです……]
「犬好きなん?」
[動物は好きです…特にもふもふしたものが……]
狼の腹に顔を埋めわしゃわしゃする
「今度時間ある時飼育室行こか」
[そんなんあるんですか…行きます…]
「怪我治ってからやで」
[嫌です…今日いきたい…]
「俺が外に出させへんようにするから」
[うぅ……]
「あれ、ゾムそろそろ合同訓練の時間やない?」
「はっ、忘れてた、行ってくる!」
ハッと声を上げて、医務室の外へと走り去っていく
「はい、ベッド戻ってー」
[はーい…]
「ごめんね、祓ってもらったから神の力使えないんだよね」
[大丈夫です、このくらいならすぐに治ります 、…..診衛神が憑いてるので]
「そっか…そうだったね」
[はい]
「ちょっと、無理しすぎ…かも?」
[……….]
「一日に祓いすぎかもね、妖力、結構減ってるよ」
[いえ日本の方で結界を張ってるので]
「え?それほんと?」
[大丈夫です、貴方に見えてるのはまだ妖力の10分の1ですから]
「…」
彼ははぁ、とため息をひとつ吐く
「…俺も落ちたもんだな」
[まぁ、中々人らしくなってますよ、人間目線]
「雅の方が神に近いでしょ、 もう」
[…神にはなりませんよ]
「分かってるって、まぁ時間があったら日本の神にも伝えとくから」
[神と、対話できるのですか?]
「あーできるできる、祈れば、神力ゼロになった訳じゃないし」
[ここにいますからね]
「雅が離れても使えるよ」
[…なら良かった]
[あぁ、天照様によろしく言っといてくださいね、あと木花咲耶姫さんにも]
「…まぁ木花咲耶姫は自分でよろしく、そこにいるんだから天照は…うーん」
[天照様は苦手ですか?]
「だって、強いし..圧が…」
[…wそれが理由ですか]
「まぁ、俺が人間になるっての、結構否定されとってさ天照には」
[…まぁ確かに、まさに守護神みたいな力ですもんね]
「そうなんよー」
[なんでしたっけ、ありとあらゆるものをなおす力でしたっけ]
「恥ずかしいからやめて」
[んふふ…すみません]
「はぁ…全く、あ、あと一個聞きたいことあったんだけど」
[なんでしょう?]
「…なんで、ゾム無傷なん?」
声のトーンがワントーン下がり、威圧的な雰囲気を醸し出す。
[…..]
[…なんで、ですか]
「あぁいう本体が暴走する系は、力ずくでも止めなきゃやねん」
[…結果的に治まったのでいいかと、]
「妖に手加減したんか?」
[…]
[…でも]
「でもじゃなくてさ、手加減なんてしとったら、グルッペンの妖なんて祓えやしないで」
[……違います]
[私にだって人の心はあるんです]
彼に反論する自信があるのかないのか、俯き、毛布を強く握りしめる
[…貴方のような神から降りた人間では無い、正真正銘の人間です、人を相手にして簡単に傷をつけられるほど私は堕ちた人間では無い、一体私をなんだと思っているんですか…..?]
初めこそ落ち着いていたものの、段々と怒り混じりになっていく、声が荒らげ、強くなる
[…履き違えないでください、私は、私はただの人間です]
涙が混ざって、声が震える、体が震えて声も上手く出せない、これは人間である証拠でもあるんだ。
[…妖を傷つけ、殺めることはできても…人間は無理です]
「….」
[…な..何とか言ってくださいよ…]
溢れる涙を必死に拭い、声を、怒りを、涙を抑える
「…ごめん、人間に対する知識が浅かった」
[…ほんとです、次似たようなこと言ったら斬りますからね]
「な、中々物騒なこと言うね」
[残っている神力を全て抹消させると言っているんです]
「わ、わかったわかった、怖いからその顔やめて」
[…..はぁ、疲れたんで寝ます]
「う、うん、そうして」
[妖獣…..]
妖獣に声をかけるとベッドの上に乗ってくる、あら大きいこと
[一緒に寝るか…]
ばさっと布団をまくりここに収まるよう促すと、妖獣は寝転がり、嬉しそうにしている。私もにっこり
ぎゅ
[んーーーもふもふ…..]
「なんかあったら呼んでね、おやすみ」
[はい、ありがとうございます]
[…..]
目を閉じて、しばらく頭の中を空にすれば、意識は夢の中へと連れ出される。
[…..すー…..すー…..]
どのくらい経っただろうか、冷房の効いた部屋に、腕に抱いたぽかぽかしたものが暖かく心地良い
[……….]
「あっ…雅様」
脳に意識が戻ったと感じた直後、薄ら誰かが私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
[…]
目を擦り、体を起こす
[…陽太..か…]
「こっちではひとらんって呼んでください」
[ん…ごめん、なんかあったの?…..]
「いえ、少し見舞いに」
[そう…ありがとね…ひとらん]
「…w寝起きは随分可愛いですね」
[う…うるさい…可愛くない…..]
「はい…wすいません」
[む…反省してないな]
「してますよ」
[……….]
[…ならいい]
相当深い眠りについていたせいか、まだ上手く脳が働かない、ふわふわとして、自分が言っていた言葉も忘れそうなくらいだ
「…お疲れですね」
[…いや…ベッドが気持ちよくて…あとこいつ]
「ゾムの妖…でしたっけ」
[そう…祓ったら出てきたの]
「良かったですね」
[まぁね…]
[…ふわぁ…そういえばここには飼育室なるものがあるって聞いたんだけどほんと?]
「ほんとですよー、時間がある時案内しますよ」
[やった、ありがとう]
「では、そろそろ失礼します」
[うん]
そう言ってカーテンの向こう側に行く、しばらくすると、しんぺい神様と、ひとらんの話し声が聞こえてくる
「..全然元気そうですし…いいと思いますけど…..」
「…やっぱり?解除するか…でもまた怪我されたらな」
「…..怪我させないように俺が守るんで大丈夫です…..」
「…..そっか…ひとらんがそういうなら、ええか…..」
「…..はい、彼女も退屈でしょうし…..」
「うん…..そうだね」
といった会話が聞こえてくる、まぁ実際既に痛みは引いたし、激しい動きはできないかもしれないが体は動かせる、意識もはっきりしているから退屈であるため解放して欲しい。
扉を開け出ていく音がした後、こちらに向かってくる足音が聞こえ、カーテンが開く
「さっきの会話、聞こえてたかもしれないけど、それでいいかな?」
[はい、それにあくまで祓い屋としてここにきたので大丈夫です]
「そうだったね、えっと、服は直しておいたから、着替えていいよ」
[ありがとうございます]
「うん、大丈夫」
そういうと、その場を去っていく、私の服は丁寧にハンガーにかけられており、破れてしまっていたであろう箇所は綺麗に直されていた。
服に手を通し、袴を着る、櫛で髪を梳かし結ぶ、そばに置いてあった刀を腰に差し、御札を内ポケットに入れる
[…..]
妖獣の頭を撫で、カーテンから出る
[着替え終わりました、行っていいですか?]
「うん、くれぐれも無理しないように、あと怪我もしないように、よろしくね」
[はい、ありがとうございました]
「行っていいよ〜」
[失礼します]
ガラガラ…
パタン
〜屋外
解放許可がおりルンルンで屋外に出ると、そこにはひとらんがいた
「あ、雅様よかった、気分は大丈夫ですか?」
[うん、大丈夫、さっき言いそびれたけど、助けてくれてありがとう]
「いえ、当たり前のことをしたまでです」
[そっか、ありがと]
「妖獣はどうされたんですか?」
[医務室に放置してきちゃった…けど多分ゾムさんの所に行くんじゃないかな]
「そうなんですか?」
[うん、取り憑いてた主だからね]
「なるほど…..」
うっすらと、遠くから少しだけ異質な気配を感じる、辺りを見渡せば中庭と言われるだろう場所で、3人の人物がお茶会なるものをしていた。
[…..ね、ねぇひとらん]
「なんでしょう?」
[あそこの中庭でお茶会してる人たち…..もしかしてここのトップの方だったりする…?]
その中にはトントンさんもいて、ほかの2人は見たことがない人達だった。
「トップ…うん、行ってみましょうか?」
[えっ…と…感じない?なんかいやぁな異質な気配…]
「ずっと一緒にいるので特に感じないですね」
[うん…だと思った]
彼らの方をじろじろとみていたせいか、トントンさんがこちらに気づき、1人の男性に声をかけると、こちらに歩みよってくる。
[あっ…スンマセン…..]
「何に謝っとるんw、ちょうどええから来て欲しいんやけど」
「来てくれるか?」
やさ..しいと信じたい笑顔でこちらにそういうと拒否権はないというように手を掴まれる
[ハイ…]
「あ、頑張ってくださいね」
[…コワイヨ…..]
「www」
いや冗談じゃないんですよねそれが!
「九死一生」
危険な状態から逃れること
To Be Continued