【shp side】
総統グルッペンさんたちとテントの中でいると、外で歓声が聞こえ始めた。
gr「うむ、勝ったようだ」
グルッペンさんが言う。
きっと、この時のわいは何気に嬉しかったんだと思う。
テントから顔を出すと、シャオロンさんが勢いよく走ってくるのが見えた。
sho「ショッピくん!!!!!」
shp「うゎ!!!」
勢いよく抱き着かれたから、思わずよろけてこけてしまう。
sho「勝ったで!!!勝ったよぉ!!!!!」
わいを強く抱きしめながら叫ぶ。
近くで叫ばれ続けてびっくりしてしまい、変身してしまった。
でもシャオロンさんはそんな事気にせずわいを抱きしめる。
でも正直、それはとても暖かくて安心できるものだった。
戦争から約1カ月がたった。
わいはと言えば、まだ基本は医務室生活だ。
しかし、たまに色んな人の部屋に行って、色んなところで寝る事が多くなった。
ある日はトントンさんの隣で寝たり、ある日は獣人たち皆でくるまって寝た。
そしてある日は、自室で寝たりもした。
しかし、一か月たった今でもわいは、「あの事」を言えていない。
あの事…それは俺が連れ去られる前に決めたこと。
そう、W国の幹部になるという事。
なかなか言い出す事が出来ず、いつも戸惑ってしまう。
さて…どうしようか。
sho「ショッピく~ん、遊びに来たで!」
シャオロンさんが元気よく入ってくる。
後ろにはゾムさんもいた。
shp「シャオロンさん、ゾムさん、こんにちは」
ゾムさんは人見知りだと、エミさんに聞いたが毎日のように遊びにきてくれる。
sho「どないしたん?なんか浮かない顔しとるけど…」
わいは2人に相談する事にした。
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次回最終話(オチ弱です)
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