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ーーーーーー

数日後


おどろくさんと会うことになった


呼ばれたのはあの日のネモフィラ畑。


影にはひっそりとべるが居る。

見つからないようにそっと息を殺していた。


「さもさんお待たせなのだ〜」

「それで、、、、さもさんどうするの、、、、っ」


あの時広がっていたのは澄み渡った蒼だった。

けど今は違う


鮮血の



だった


「なんで、、、、?なんでべるしゃん、、、、」


彼女に脈はない______


ーーーーーーーーーーーーーーー

べる


やりきった、、、、

これでいい。

おどろくさんをやった、、、、

なんの後悔もない。

全てやりきった。

目の前に広がるのは鮮血の紅。


目眩がする。

あぁ、、、、

無理した結果がこれか。

けど

ってあ。

倒れそうになる


「べるっ!!!」


さもくんが私の倒れそうな体をキャッチする。




そもそも血なんて見慣れてない。

だからこんな所でダメになる。


あーぁ


私何がしたかったんだろう。

もうちょっと他に何かあったんじゃない?


「一旦戻ろっか」


きっとこれは人生最大の悪夢。


「さもくん、、、、」

「ん?」

「こんな私でも好き?」

「大好き」


これできっと大丈夫。

私は大丈夫。


ーーーーーーーーーーーーーーー

さぁーもん


べるが倒れそうになる

それをキャッチする。


やはり本当だった。

べるは記憶だけじゃない。

容態まで戻されている。


あの過去______


べるは自殺を行った。

俺のせいで。


幸い死には至らなかった。

それでも首吊りというのは多大なリスクを抱えている


いちばんは後遺症。


首元に触れられるのを極端に嫌がったり、急に体調が悪くなったり。


そして


1番は精神構造だと思う_____


元々は健気に俺の事だけを考えている可愛い女の子だった。

けどあの日を境にヤンデレへと変わっていった


別に俺自体はべるがヤンデレになっても好きだから問題という問題はない


ただ、、、、

1番苦しんでいるのはべる本人なのだ。

どうにかしてあげたいけれどどうにもしてあげられない。


感じからしてべるももう少しでタイムリミットなのだろう


何となくそんな気がする。


ーーーーーーーーーーーーーーー

べる


原因不明の体調不良

情緒不安定


何となく察していた


そんななんのリスクもなしにうたいさんが過去に戻してくれるなんて考えてなかった訳では無い。


もちろん何となくわかっていた


私は物語の主人公にはなれない


おどろくさんの方がむしろお似合いだ。


そんな私の思い上がりでうんだ悲惨な物語。


幕を下ろした方がいいに決まってる。


私はもってあと2日だろうか。


さもくん、、、、


大好きだよ、、、、


ーーーーーーーーーーーーーーー



お揃いの悪夢でずうっといっしょ______



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コメント

1

ユーザー

終わっちゃた 悲しいな

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