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_▽side : you _
「あの…小鳥遊さん、
ずっと前から好きでした…!
いつか花束を持って貴方を迎えに行きます
なので、待っていてくださいッ…!!」
彼はそう良い終えると、
顔を真っ赤にしながら目を瞑る。
フラれるのが怖いのだろう
私は深呼吸をした後に彼の手を握る
「たッ…小鳥遊さんッ…?!」
彼の声が上ずる、
にこり、と笑みを浮かべ返事をする。
「…待ってるから、必ず来てよ」
「ッ~!!!」
ガバッと彼の大きな体が私を包み込む。
「ッ…必ず、立派な男になって帰ります
それまで、待っていて貰えますか…?」
「うん、良いよ」
「それまでと言ってはなんですが…
これ、代わりの指輪です。」
「良いの…?」
「はい。
貴方の指にはめる為だけの指輪です。」
「……ありがとう」
今度は、彼の顔ではなく
私の顔が真っ赤になる番らしい。
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