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49 - 「我慢」🖤🧡

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2025年04月26日

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康二の腰をぐっと掴んで、最後まで突き上げた。

深く、奥の奥に熱を吐き出して、そのまま康二の身体に覆いかぶさる。


「っ、……はぁ、はぁ……」


康二は脱力しきって、ベッドに突っ伏したまま、か細い息を繰り返していた。

俺は抜けたばかりの己を片手で覆いながら、康二の後ろを見下ろす。

——くぱ、くぱ、と、締まりのいいその窄みが勝手にひくつきながら、さっき自分が放った白濁が、とろりと溢れ落ちていく。


「……また、やっちゃったな……」


思わず苦笑して、髪をぐしゃりと掻いた。

毎回、加減しようと思っているのに、康二を前にすると、どうしても止まらない。


「……ごめんな、康二」


そっと康二の背中に手を当てると、康二は小さく首を振った。


「ん……だいじょうぶ……」


弱々しい声が返ってくる。

でも、その体は小刻みに震えていて、放っておけるわけもなかった。

優しく康二を抱きかかえると、そのままバスルームへ向かった。

康二の身体はまだ熱く、火照った肌がしっとりと汗に濡れている。

湯を張ったばかりのバスタブに座らせると、康二は力なく目を細めた。


「……あったかい……」

「ほんとごめん」

バスタブの中、タオルを使って丁寧に康二の身体を洗う。

ひりついているであろう後ろも、できるだけ優しく。

康二はされるがまま、時折くすぐったそうに体を震わせながらも、気持ちよさそうに目を閉じていた。


「康二、俺、……次はちゃんと我慢するから」


ぽつりと呟くと、康二は湯の中でゆるりと寄りかかってきた。


「……我慢せんでいいよ」

「……え?」

「我慢されるん、……さみしいし」


ぼそっと言う康二の声に、心臓をぎゅっと掴まれた気がした。

やっぱり、この人が、好きでたまらない。


「……そんなん言われたら、また……我慢できねぇじゃん」

「……ははっ」


康二は、俺の胸に顔を埋めて小さく笑った。

静かな湯気の中、二人だけの甘くて熱い夜が、まだ終わる気配はなかった。

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