テラーノベル
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橙「っ……」
戻ってきてしまった。
橙「ご主人様……」
彼女はどこにいるのだろうか。私はもう、緑様しかいらない。ご主人様がいれば、それで──。
橙「はぁ……」
夕焼けの中、花の香りが鼻をくすぐる。いい香りだ。近くに、最近開店した花屋が建っていた。
橙「寂しさを紛らわすにはちょうどいいかもね。」
私は基本的にタチとして振る舞っていた。でも、本当はドMで、そのことを誰かに理解して欲しかった。そんな中、あの王様ゲームをやらされて、ようやく、ようやくネコになれた。私を見つけてくれた、ご主人様に会いたい。
橙「わぁ……」
綺麗。まるで植物園のようだ。花がより輝いて見える。
中でも一際目を引くのがバラだ。33本のバラ、赤色だ。
「どうですか?」
不意に声を掛けられた。
橙「すごく、美しくて──」
「知ってる?赤いバラの花言葉は愛情、情熱。33本集まると、永遠の再会、再び始まる愛になるの。」
橙「今の私にぴったりの花ですね……。」
「そっか。再会したい人がいるんだ?」
橙「そうなんです……。でも、どこにいるのか分からなくて──」
「そっか。嬉しいなぁ。」
橙「え…?」
バラに向けていた目線を、後ろに向け直す。
橙「っ……!」
ああ、こんな所にいたんだ。
「も〜、泣かないの。」
橙「ご主人様……!」
緑「あはは……現実で呼ばれるとなんだか恥ずかしいね。」
橙「会えた……ご主人様……私を、犯して下さいっ♡」
緑「じゃあ、今日は店じまいだね。」
橙「それって──」
緑「おいで。めちゃくちゃにしてあげる♡」
橙「ひゃぃ♡」
赤「……」
怖い、オナニーが、怖い。おま◯こが手を拒否しているような、そんな気がします。
赤「……緑さんのせい、ですわ。」
あの激しすぎる攻めに、私はついて行けなかったのです。
赤「壊されました……」
赤は1人で生きていく事を決めた。復讐を、とも思ったがその思考はかき消した。気持ちよかったことは事実で、私の壊されたいという欲望を叶えて下さったのですから、と。
赤「私の性欲は完全に満たされていますもの。」
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