テラーノベル
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登場人物
(数伏 もも) (狩野咲 せつな) (影渡 きく)
(井代炉 未咲) (辻 境介)
ジリリリリッ
朝は、それぞれの部屋から目覚まし時計の音が鳴り響く
特別看守は全員、所の近くの寮で暮らしている。だから朝は自力で起きるしかない。
だが、どんな場所にも寝坊助は必ず存在する。
せつな「もも降りてこないねー」
せつなが制服に着替えながら、隣で同じく服を着替えてる影渡に話しかけた。
きく「もも先輩の事だから。また寝たんだろうね」
きくが苦笑いを浮かべて答える。
本当なら起きる時間なのに起きてこない、ならば起こしに行くのが普通だが
境介「起こしに行くか?きく」
新聞に向けていた視線を、せつなときくの方に向ける
きく「えっ!そっそれは〜遠慮すると言いますか。なんと言いますか…」
せつな「絶対やだー。あはは」
きくは気まずそうに、せつなは笑顔で断った。
境介「だろうな、俺も行きたくない。」
当たり前のことだとまた新聞紙に目を向ける
境介「こういうのはペアの仕事だ。なぁ?未咲」
名前を呼ばれビクッと未咲は反応する。
まだご飯を食べていた、ヘアバンドで自分の茶髪を上げ、どこか気弱そうな男。それが未咲だ
未咲「辻先輩!僕に死ねって言ってるんですか!」
未咲は慌てて言い返す。
しかし、先輩の辻に言われ逆らうことも出来ないので、未咲は渋々階段をのぼり、ももの部屋に向かった
未咲「死んだら骨は大事にしてくださいよ」
未咲の言葉にせつなは「はーい」と返事をした。
きくは、何も言わず未咲から目を逸らした。
そしてしばらくすると
「ガシャン…ドンッ」と物がぶつかる音と、何か大きなものが落ちる音がした
せつな「あーあ、もも寝起き悪いもんね」
影渡と辻は階段下から上の様子を見て苦笑いを浮かべた。
もも「…おはよう」
ももが眠たそうに欠伸をしながら、井代炉を片手で引きづって降りてきた。
井代炉の髪には目覚まし時計だったものの破片がついている。
未咲「うぅ、なんで僕がこんな目に。このピンク頭! 」
未咲が、不服そうにももに文句を言う。
ももの投げつけた目覚まし時計が、頭にクリーンヒットしたのだろう。
もも「悪かったと思ってるわよ。だから運んでやってるのよ?」
ももは、申し訳なかったと思っては居るらしく、少しバツの悪そうにしている。
そう、ももは寝起きのあまりの悪さから、物を投げつけてくる。
きく「いいじゃないですか、井代炉先輩。私の時は灰皿でしたよ」
境介「俺の時は刀だったな。まぁ避けてやったが、避けれないとは情けないぞ未咲。」
きくと境介が全然マシと話してるのを聞いて、未咲は「僕はきくちゃんや辻先輩と違う!バケモンと一緒にしないでください!」と声を張り上げた
コメント
3件
部屋に刀あるんだ...生きてるのすご