休憩がてらにぱぱっと書いた短編
前回とは関係ありません
適当なのでほんとに没気味
*
愛されたかった
人を愛せる人間になりたかった
自分は愛だ恋だとかいう感情に疎くて
私はそんな所詮偽りの感情などに
障害執着し人生を終えるだなんて真っ平御免だな、と思った。
優しさを、愛を与えられた事が無かったから、自分はどう与えればいいのかさっぱりだ。
____芥川くんが彼処で生き延びるには、自分はこういう育て方しか解らなくて
芥川くんには随分酷く接してしまった。
ごめんね 凄く酷い幹部だった
君は強い、だから私を憎みたまえ
決して、己を憎まないでくれ。
*
------私はずっと
無条件で安心して居られる場所が欲しくて、
足掻いて
探して
探して
ずっと走り続けてきた。
漸く見つけたと思った。
けれどそれも直ぐに失ってしまった
君らを失ってから
また嘘の仮面を付けて
現実を見ないふりをした
探偵社が居場所なのかどうしても解りたくなかった
もし解ってしまったら、もしも此処が私の居場所じゃないと言われてしまったら
其の時はもう何時もの自分を装える気がしなかったから。
だってそうだろう、私の事なんて誰も必要として居ないだろう?
化けの皮が剥がれた自分を見せるのが堪らなく怖くて、
笑顔という仮面で本心を、本性を隠すしか無かった。
でないと嫌われてしまう
鏡で散々練習した完璧な作り笑顔も
軽口を叩いて巫山戯るのも
全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て
軽蔑されたくなくて必死に取り繕うために努力してきた
こんなどうしようもない人間失格な私を
知られたくなかった
いつも通りの自分で居られれば何でも良かったのだ
織田作、私は間違ってるかい
私の居場所は此処で良いのかい。
ねえ、私もそっちに連れてってくれないかい。
一寸疲れたのだよ
楽にさせて呉た給えよ
なんて、叶うはずのない夢を
コメント
15件
天才め文才食わせろ ぁ、ごっめ〜ん☆ 手が全て〜、いいね500にしちゃった〜☆(ぶりっ子を演じてみた)
てんさいじゃん