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2023年02月18日

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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

⚠️attention⚠️

・兎赤【腐/少し有】

・喧嘩ネタ

・誤字、脱字があれば教えて下さい。

・文才は御座いません。

・原作とは異なります。

・通報禁止

[一話で完結]

※成人済み

※急展開????

【重要】なんでも大丈夫って方だけ。

無理な方は回れ右。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


12/4_11:59:58




「もういいっ!出て行くっ!!!」

「え、、っ待って下さいっ!!」

(バタンっ


突然だが俺は木兎さんと喧嘩をした。




喧嘩の原因なんて覚えてないくらい、本当に些細なこと。結局は木兎さんが痺れを切らして出ていってしまった。

俺は未だにその状況を理解出来ず、床に立ち尽くし、ただ硬く閉ざされた扉を見ていた。手からするりと紙が抜け落ち床に落ちていった。それに気付いた俺はやっと理解をしたのか、何故か涙が止まらなかった。

悪かったのは自分、、とは思いたくない。

でも仲直りはしたい。

けど、謝る勇気は俺にはない。

いろいろなことが頭の中で回り、やはりまだ落ち着きを保てない。

テーブルの上にはあちらこちらに散らかった飯の残骸。あまりにも激しかったせいで部屋の中はぐちゃぐちゃ。棚の上に立っていた写真立てだって横に倒れている。そっと手を伸ばし、中に入れていた写真を見た。そして無心でヒビが入ったところを指でなぞった。




ぱっくりとヒビの入った写真立てに写真に写っている二人の姿は引き離されているように見えた。




「くろおーー!!」

「うるせぇ、近所迷惑!」


赤葦と喧嘩をした。

あまりの勢いに家を出たが、当然行く宛てなどなく頭に浮かんだのは黒尾の家だった。家に押しかけたら研磨という子もいるらしい。まぁ、どうでもいい。とりあえず泊まれるならどこでもいい。


「で?なんで急に俺ん家?」


黒尾が問い出す。

俺は答える。さっきあったことを嘘偽りなく。



喧嘩の原因はどっちにも非があった。

木兎も木兎で文句を言い続け赤葦を困らせたりしていた。

赤葦も赤葦で木兎と喧嘩した時など相手の心を抉るような言葉を吐き捨てたり。

今日はお互いの不満を言い合う日だった。いつもなら「直します」とか「わかりました」なんて言って終わるはずだった。けど、何かと引っかかり普通の話し合いのはずがただの喧嘩に変わってしまい、今となって木兎が家を出ていくことになった。

喧嘩して、しかも家出もしたはずなのに何故か赤葦が心配になってくる。

そんなことに気付いたのか研磨がある一言をつぶやいた。


「木兎さんって赤葦のこと嫌いじゃないんでしょ?」


何、、当たり前なこと言ってるんだろ。

俺はそう思った。だって、嫌いなら付き合ってなんかいないし、好きだから今も同棲している。(今は家出中だけど)


「赤葦からたった今連絡来てさ、『木兎さんと喧嘩しました。今目の前に居ません。俺はどうしたらいいんでしょうか…ごめんなさい、他人の喧嘩話しちゃって』って送られてきたよ」

「あかーし、、」

「いつ、仲直りするの?」


黒尾がニヤリと骨格を上げてこちらを見ている。


「謝るのは……」

「…てか、早く喧嘩終わらせたらどう?もうすぐ日が変わっちゃうよ」

「日?なんで??」


ふと、携帯を取りだし時計を見た。

11時23分、日付は12月4日。。

「あ、、赤葦の___」








「はぁっはぁっっはあっ」


俺は全速力で家に向かった。

黒尾に言われ時間を確認して、そしたら日付にも目がいっちゃって、とても大事なことに気づいた。

そう、あと十何分で___。

絶対に___と、、仲直りも済ます。そう心に誓いまた走る足を早める。

家の前に着くとまず、深呼吸をした。走った後だから心臓の鼓動が凄く早い。何回か繰り返すと通常呼吸に戻り、そっとドアノブを掴み扉を開ける。


「あかあ…し」


「…ぼくと…さん」


赤葦の顔はあまりにも酷かった。泣いたのか目の下が赤く腫れていた。そして、奥に散らばっている飯などに目がいく。あまりの自分の失態に顔を顰める。


「ごめん、赤葦…」





あれから何分が経っただろうか。ずっと泣いていたのは覚えてる。

部屋の片付けをしないといけないのに、何故かする気にもなれず、ずっと床に座っていた。そして、他人に迷惑だと思っても誰かに聞いて欲しくて孤爪に連絡したら思ったよりもすぐに既読がついた。


『木兎さん、今そっちに向かってる。』


既読のついた三分後、孤爪から返信が来た。

木兎さんが、、向かってる?

半信半疑に思った。だって今までこんな喧嘩なんてしたこと無かったし、しかも、木兎さんが出ていくなんて初めてでどうすればいいのかも分からなかった。



あぁ、会いたいなぁ



なんて思っていたら、目の前の扉が開いた。扉に立っている人物に思わず目を見開く。


「あかあ…し」


「ぼくと…さん」


木兎さんがいる、、謝らない?

いやっ、でも……仲直りしたい。

決まりもしない自分の考えに少し困っていた時、木兎さんが口を開いた。


「ごめん、赤葦」



木兎さんの方から謝ってきた。

俺もそれにつられて謝る。


「俺の方こそ、ごめんなさい木兎さん」


そして、安心したのか目から零れる涙は何度も何度も手で拭うが止まりやしない。それに気づいた木兎さんはそっと俺を抱き締めてくれた。肩が少し濡れた気がした。


「ヒックッ…グスッッ」


濡れた原因は木兎さんだった。

木兎さんも俺と同じで泣いていた。俺は咄嗟に涙を堪えまた一つ「ごめんなさい」をつぶやいた。またいっそう強まる暖かさと仲直りができたと思うと心がほっとする。



俺は赤葦を抱きしめた。だってこんな泣いている赤葦をほっとけるわけがない。そして、ついに俺は我慢していた涙を流した。気付かれたくなかったが声を抑えきれなかったため赤葦には即バレたと思う。

でも、まぁ仲直りは仲直りだ。俺たちの喧嘩はハグをしたら喧嘩はおしまい。

部屋を片付けなくちゃななんて見回してたらふと奥の方に壁についている時計に目をやった。

11時59分58秒。

俺は赤葦の唇に口付けを交わした。

そして


「赤葦、誕生日おめでとう。そしていつもありがとな」

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