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ダイ「うぅ…」
ダイは目を覚ますと、雪山の木の根元に縛り付けられていた
ダイ「ナックス…!!」
横を向くと、ナックスとワイドが気を失い、縛り付けられている
ダイ「クソ…何が起きた…!?」
バードリー「きぇえええええ!!」
バードリーがティードを足で腕を掴み、バサバサと羽を振り天空から降りてきた
ティード「ふん、お前らがアメリカの手先だな」
珍しく人間の姿のティードはコートの胸ポケットをガサガサとまさぐり、葉巻を取り出した
バードリー「火ですぞ、ティード様」
ジュッと羽爆弾の先端を燃やしティードに向けた
ティード「すぅぅぅ…はぁあああ、やはり弱った家畜の前で吸う葉巻は美味い」
ダイ「答えろ!何が目的なんだ!ここはどこだ!」
ティード「人間に教える義理はない、お前にはやってもらうことがあるんだ、俺の言うことだけ聞いていればい良い」
ダイ「ヘッあんたら、一体どこを敵に回したか分かってんのか?」
ダイは挑発した
ダイ「あんたらが敵に回したのは、アメリカだ」
ティード「どうでも良いことを喋るな家畜、お前が今取る言動や行動がどれだけ自分の首を締めるかわからんのか?」
グルルル…
そういうとティードは詰め寄り、狼姿へと変貌した
ダイ「な…んだと…おれは夢でも見てんのか…?」
ティード「いいか、お前らは世界最強のアメリカだろ?俺たちは世界最悪の海賊団だ」
ごくり…ダイは固唾を飲んだ
ティード「大統領と話したい、無線を繋げろ」
ダイ「無理だな、ここでは無線が繋がらなかった」
ティード「それは違う、もういいぞ出てこいレガース」
レガース「透過魔法解除」
すると、透明だったレガースが出現した
ティード「もう一度世界を繋げろ」
レガース「了解、船長」
レガース「繋がれ」
ビュン…
レガースの目の前にゲートが出現した
ダイ「なんだよ…これ、自由の…女神…?」
ダイがゲートの中を見ると自由の女神が映っていた
ティード「これで無線が繋がるはずだ、さっさと本部と繋げろ」
米陸軍基地
基地内では隊員たちを乗せたヘリコプターが忽然と消えたことに、騒然としていた
CIA長官「一体何が起こっている」
CIA長官が椅子に腰かけ煙草にジュッと火をつけた
隊員「長官!無線が繋がりました!!!」
CIA長官が立ち上がると
CIA長官「無線をこっちに!」
隊員「こちらです!」
ティード「陸軍のボスだな」
長官「…誰だ、何者だ」
ティード「俺が誰かはどうでもよい、兵士の命が惜しければ大統領と繋げろ」
長官「隊員たちは!?無事なのか!?」
ティード「3人はな、他は喰われた」
長官「喰われた…!?」
ティード「早く大統領と繋げろ、じゃないと俺が3人とも始末してやる」
大尉「どうしますか?」
長官「…すぐに大統領に連絡を、早く!」