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🍷「これだ!!!」
ずっとスマホみながら何か探してるなーって思ってたら、突然叫んで興奮気味に画面をこちらに向けてきた。
🌸「…?何?」
🍷「これ可愛くない!?」
画面にはメイド服が表示されている。
クラシカルなタイプで、色は白と黒。
着用モデルの身長はわからないが、スカートは膝下程の長さだった。
🌸「うん、可愛いんじゃない?」
🍷「だよね!?ぇこれでいい?」
🌸「何が?????」
🍷「着てほしいな〜って」
ちら。
わざとらしくきゅるんと、目をぱちぱち。
正直嫌な予感はしてたけど、やっぱりそうなのか。
思わず大きなため息が出たのは仕方ないよね。
🍷「え〜だめ?」
🌸「普通に嫌だけど!?」
🍷「でも可愛いでしょ?」
🌸「見て可愛いのとじゃあ自分が着るかは全ッ然別じゃん!」
読んでいた料理本をばしんとテーブルに叩きつけて、メイド服を勧めてくる奏斗を睨みつける。
とりあえずこれお気に入り登録して〜じゃないんだよ!
🍷「じゃあ別のも探すか」
🌸「別にそのメイド服を着たくないって話じゃないんだけど!」
🍷「も〜わがまま言わないの。ほらどれがいい?」
あぁ、これだめだ。
たまに発動する何がなんでも我を通すやつだ。
私の意見とかフリだけで全く聞いてはくれない。
それに気付いてしまった私は、諦めて自分が着る前提でメイド服を選ぶことにした。
少しでも食らうダメージを少なくしなければ、私がしぬ。
🍷「でもさ〜やっぱり最初のがいいと思うんだよね」
🌸「まぁ…うーん、そうだね…」
つるつると画面を動かし、あーだこーだ話した後に、結局最初のメイド服を買う事になった。
奏斗が操作している画面、注文完了の文字を見てまた大きなため息が溢れた。
🍷「ねぇ、楽しみだね」
にっこにこしやがって。
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むかーしむかしに、メイド風エプロン?を
興味本位で買ったことがあります。
バイト先に持ってったら、みんな面白がって
記念撮影会が始まった。