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涼音さんと陸くん

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涼音さんと陸くん

4 - 第4話あなたが特別って言ったら怒りますか?

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2025年06月01日

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「──今日も誰かと、してきたんですか?」
夜、セフレの合鍵で入ってきた涼音の部屋。

シャワーも浴びずに現れた陸は、珍しく不機嫌そうだった。


「ん? ああ……んー、してないよ?」


「あいまいな答え、やめてもらっていいですか」

ぴしゃり、と冷たい声。

陸がそんな口調になるのは、ほんの数えるくらい。


「えぇ〜? だってさぁ、別に君と付き合ってるわけじゃ……っ!」


涼音が笑いながら言いかけたそのとき。


──バン、と壁に押しつけられた。


「……! ちょ……」


「すみません、乱暴はしたくないんですけど。

でも俺、最近ずっと……我慢してるんです」


陸の手が、涼音の顎をそっと掴む。


「……涼音さん、俺だけ特別になれませんか」


「……っ」


目が合う。

その目の奥にあったのは、優しさじゃなくて──

独占欲に似た、何か熱いもの。


「だ、だめだよ。そういうの、しないって決めてるし。誰とも付き合わない」


「じゃあ……」


陸はふっと笑って、口元に唇を寄せる。


「……身体だけでも、特別にしてもらえますか?」


「……へ、っ……ぁ、ちょ、んんっ……♡」


吸いつくようなキス。

舌が絡んできて、腰がくずっと抜ける。


「ん、ふ……や、ぁ……♡ きみ、ちょっと強引になってきてる……」


「すみません。でも……」


服を脱がせる手は、いつもより早くて──

涼音のシャツが、くしゃっと床に落ちた。


「……もう、他の人のこと考えられないくらい、したいんです」


「や……ぁ、も、またぁ……♡ まだお風呂も──」


「俺がきれいにしますから」


そして、ソファに押し倒される。


「ッ、くっ……はぁ、ぁっ……♡ ま、た……っ、声でちゃ……!」


敏感なところを的確に責めてくる、優しくていやらしい舌。

ついさっきまで「他の男とも寝る」と言っていた涼音の口から、

甘い声と涙が止まらなくなる。


「……涼音さん、俺にだけ、こんな顔見せてるの気づいてます?」


「ん、あっ……っ♡ うる、さ……ぃ……♡」


「いいえ、もっと言います」


ぬちゅっ、と指がゆっくり奥まで──


「俺以外の男なんて、もういらなくなるくらい……

ちゃんと、特別にしてあげますから」


「んああああっっ……♡♡」


その夜もまた、涼音の泣き声は深く長く響いた。


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