人事部で教えてもらった麗の住所を頼りに、弘人は閑静な住宅街にある2階建てのアパートの前までやって来た。
「ここか…」
(勢いでここまで来たけど、社員の住所を調べて勝手に来るのってどうなんだろう…?いや、でも電話に出てもらえないし、状況が状況だし…)
自分自身にそう言い聞かせながら、2階にある麗の部屋を目指す。
築30年ほどの建物でオートロックはなかったため、そのまま外階段を上った。
そして麗の部屋のインターホンを押してしばらく待つと、スピーカーから声が聞こえた。
『…はい』
「藤堂です」
『えっ!すぐに開けます…!』
部屋の奥でバタバタと足音が聞こえ、すぐに玄関のドアが開いた。
「藤堂さん、どうして…」
驚いた顔をしている麗だったが、******
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