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さっき当てられたばかりの紙おむつの乱れを治し、再び当てられていく。
違うのはオムツパッドがあることだ。
赤ちゃんと同じように足を持ち上げられ紙おむつを引き抜くと、その上に取りに行ったオムツパッドを重ねる。
(こんどは動かないでね、つぎイヤイヤしたら直してあげないならね)
強い口調で言われてしまう。
さすがに何度もオムツを当て直すのも大変なので必然的に強くなってしまうのかもしれない。
乳幼児が駄々をこねるのと大人が駄々をこねるのとでは対応に差がついている。
そんな間にオムツが当てられテープでしっかりと止められていく。
(いい子いい子)
紙おむつを当て終わり、隙間がないか確認される。
(いいわ、あとはおむつカバーね)
(オムツパッドしたのでカバー要らないんじゃないですか?)
(うーん、そうだけど、○○さんイヤイヤしちゃうからおむつカバーした方がいいと思うの)
(でも先生、オムツパッドしたのでこれ以上するのは可哀想ですよ)
(それもそうだけど、念の為おむつカバーしておくわ、横漏れの心配もなくなるから)
(わかりました)
周りにいた看護師たちも先輩に言われ反抗することなくその案を受け入れていった。
すぐにおむつカバー用意していく看護師。
内羽タイプのおむつカバーは吸収帯のおかげでモコモコすることは否めず、さらに紙おむつだけでなく、新たにオムツパッドまでされたのでほかの患者さんよりは大分と下腹部が膨れてしまっていた。