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No sideー 都内某所ー

まだ街が眠りに付いている頃,この黒髪の女性も,夢の中に居た。長い睫毛,艶やかな黒髪,高い鼻,薄い唇。綺麗な顔立ちからは,少しの幼さと幸せオーラが滲み出ており,いい夢を見ているのだろうとわかる。

ふと目を覚ました。

懐かしい気配を感じ,ぼやけた視界で辺りを見渡す。しかひ,その気配はすぐに消えて,女性の部屋にはいつもの雰囲気が戻って来た。

女性は,少し微笑んでから布団から起き上がり,朝食の準備に取り掛かった。

手際よく器用に作業を進めて行き,全て作り終わるのにさほど時間は掛からなかった。

女性は,まだ起きて来ていない同居悪魔を起こしに行く。2名の関係は,人間界でいう”親友”だろう。同居悪魔の前では絶対に言いこそしないが,彼女は,この関係を結構気に入っていた。

木でできた薄い戸を叩き,声をかける。

黒髪「朝ご飯できたよ。冷める前にたべよう?」

誰かが部屋から出てくる気配はない。

黒髪「先に食べちゃうよ?」

それだけは嫌だ,とでも言うように,部屋からドタバタと物音がし始めた。

勢いよく戸が開け放たれる。 中から転がり出てきたのは,ややピンク味の入った金髪ーストロベリーブロンドーの女性だった。まるでヒロインのように整った顔立ちをしており,大きく丸いエメラルドグリーンの瞳を,髪と同じ色の長い睫毛が縁取っている。

金髪「待って!一緒に食べようよ!

ミユキ!」


ミユキと呼ばれた黒髪の女性は,妖艶に笑い,

ミユ『まず顔洗ってきな,

マリア。』

と声をかけ,台所に戻っていった。

マリアと呼ばれた金髪の女性は,ソレを聞いて瞳を輝かせると,

マリ『うん!』

と笑って,洗面所へと駆けていった。

コレは,そんな彼女達の奮闘記である。

顔面最強の特級呪術師は2人とも悪魔でした

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