ガシャンッガシャッ!
お兄の結界は簡単に壊されてこちらに殴りかかって来た
魅華)来い!村雨!
真後ろにあった噴水の底から刀が入るぐらいの木箱が現れた
魅華)【解除、我魅華の名のもとに村雨を我が手元に降臨させよ】
木箱はギギッ…ギィーッと開いて錆びた刀が手元に来た
紅)村雨…まさか特級武具がこんな所にあるなんて…直ぐに回収しろ!
魅華)【村雨よ、我が天津神の名によりその力を解放せよ】
紅)やばッ…
刀を握ると刀の錆は取れ刀が神々しい光を放ち真の姿を現した
魅華)神名【夜花桜】
奴らは冷や汗をかいて足を震わせている
魅華)ごめんなさいね…終わるのは早いわよ
真琴達が走ってこちらに来たのに気づいて振り向くと真琴達も足を震わせていた
魅華)ありゃ…まぁいいか……
奴らは雪月がいるのに気が付いて雪月の方に走って雪月を捕まえようとしたが
魅華)私の友人に触るな
2本目の村雨を出して投げると捕まえようとした紅の片腕に突き刺さった
紅)しまっ_魅華)いてぇからな?【斬】
刺さった先の方から腕がぼとりと落ちて右手で2本目の村雨を操って首を狙ったがあっさり躱された
魅華)チッ…
紅)酒持ってこりゃ良かった…
魅華)戦闘中に呑むっていい度胸だな、その酒瓶割ってやるよ笑紅)残念ながらないからごめんね〜
切断された腕はいつの間にか綺麗にくっついて札を構えていた
紅)【紅札式神術】雪女、山狗(やまいぬ)
魅華)数で来んのかよ…
白色髪の白巫女装束を来た女が懐から謎の小瓶を取り出して小瓶の中に入っていたなんか言葉に表せないヤバい色の液体を全て飲みほした
魅華)それ飲むんだ…
??)う”ぁ”ッ…ぐッ…ぇ”あ”ッ!!!!!!
魅華)!?
突然女は苦しみ出して目と口からは血をボタボタ垂らして地面に膝を着いて頭を抑えだした
魅華)は…?
他の奴らは構わず私の方に突撃して来た
魅華)チッくっそ!
指をクイッと動かすと刀は瞬時に動いてそのまま苦しんでる女の方に向かった
??)…【天照大御神の名のもとに村雨よ我が手元に!】
魅華)は?ちょ、うわぁ!?
手に持っていた村雨と女の方に向かっていった刀が巫女装束を着ていた女の手元に納まった
魅華)天照大御神って…バカかよ…身が持たねぇだろ神降ろしって訳じゃねぇよな
??)はぁッ…!
女はすぐに元通りになって刀はまた錆びた
魅華)ちょ、マジかよ…
女は刀を握ってそのまま裏路地の向こう側に走って向かった
魅華)チッ…(流石にもうないよ…良くも奪いやがったな……)
紅)これで丸腰…だな
紅は私の両腕を取り押さえそのまま地面に押し倒してきた
魅華)いだ!!
思いっきり地面に頭をうちつけてしまい思わず目の前がグラッと下がすぐに「火竜!」と目の前には火の竜が居た
魅華)か、華炎!
華炎)はぁ…目の前で私の友達襲ってんじゃないわよ!変態共!
真琴)バンッバンッ
真琴が術を込めた弾丸を数発撃って【天原式結界術 結】
紅以外が結界内に閉じ込められ無理やりこじ開けようと悪戦苦闘してる
楓夏)魅華〜!危ないからこっちおいで!巻き込んじゃうから!
魅華)!!うん!
急いで楓夏達のいる所に走って向かうと楓夏が「雷龍!」と式神を呼び華炎が「火竜」を呼び2体はグルグルと混ざりあってそのまま紅の方に飛んでいく
魅華)お、おぉう……
紅がいた場所は地面や建物草木が綺麗に丸焼けになったり粉々に崩壊していた
魅華)つ、つえぇ…
鈴)魅華!【付与(エンチャント)】お願い
魅華)了解【結界、武器強化、火炎】
鈴)っらぁ!
紅)やばっ!
完全にこちら側が押してる時…ある声が聞こえた
??)【やめなさい、雪月みっともないわこちらに来なさい】
雪月)あ、あぁ…あ”……ぁッ…
魅華)!!
全身に針が刺さったようなチクチクとした痛みが伝った
雪月)おねえ…さま…
目の前には青紫色の髪を持った女がいた
??)こちらに来なさい、あなたは神格化するのよ雪月
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