テラーノベル
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朝、カーテン越しに照らされる太陽の光で目が覚める。
今日から俺は高校2年生になる。
後輩ができるという立場に実感が沸かないが、意外とそういうものなのだろうか。
「準備しよ……」
俺は眠たくてなかなか開くことができない目を擦りながら準備へ取り掛かった。
ガラガラッ……
(あれ……早かったか…)
学校に着きクラス表を見て教室へ行くと、既に来ているのは1人しかいなかった。
早く来すぎただろうか。
まぁいい、本でも読んで時間を潰そう。
俺の出席番号は36番。そして席は窓際の1番後ろ。
まぁ俺の苗字はwkiだからね、わ行はやっぱり後ろになっちゃう。
そのまま次々に教室へ入ってくるクラスメイトを横目に読書を進めた。
?「おはようございます!!」
w(ビクッ…)
いきなり大きい声で挨拶をする人が来たなと思い扉の方へ目を向けると、そこには友達のfjsw ryokがニコニコと皆に挨拶をしていた。
「えっ、まってwkiいるじゃん!!やったー!」
そのままこっちに向かってくるryoちゃん。
あ、ちなみにryokよりryoちゃんって呼んでって言われてるからryoちゃん呼びなだけね?
「wki同じクラスでよかったー!お互い友達できるまで一緒に喋っとこ笑」
「あはは…笑」
…とか言いながらryoちゃんはすぐに友達作るんだろうなぁ
ryoちゃんはクラスとかでもかなり明るくて活発的で、俗に皆が言う陽キャだ。
それに比べて俺は、マスクをつけて登校したり、あまり目立たないように行動したりと、真反対の陰キャだ。
まぁ、そんな俺でもryoちゃんみたいに活発的だったときも1時期はあったんだけどね
そのときは中3だったかなぁ……
丁度恋したんだよね、初恋だなぁ…笑
今でもその人のことは好きで、同じクラスになれればいいなと密かに思っています。
「てかさ〜笑笑 〜〜〜!笑」
「マジで!?笑 それはおもろい笑」
そのままryoちゃんと他愛もない会話をしていると、ガラガラと扉を開けて入ってくるとある人に目を奪われてしまった。
(神様ガチすか……)
「はよーごぜーます」
そう気だるげに挨拶をしながら入ってきたのは俺の初恋__omr mtkだった。
嬉しい。やっと。 やっとだ。
俺は心の底から嬉しいと思った。
俺はこの人に好きになってもらうために、めちゃくちゃ頑張ってきた。
高校だって、もともと俺はomrさんと同じ高校に入るには学力が足りず、めちゃくちゃ勉強して苦労を重ねギリギリ入学したり、去年は同じクラスになれなかったから廊下で会うときできるだけ魅力的に見えるように見せたり……
とにかくめちゃくちゃ嬉しい。
しかも今年は修学旅行だってある。
神様本当にありがとう……
「〜〜、……って、wki聞いてる?」
「あっ、ごめん、何の話だったっけ?」
「もーちゃんと聞いといてよ!〇〇の話!」
「あー、それね!ごめんね話続けて!」
「それでね!〜〜」
危ない危ない。ryoちゃんにはバレたらいけないからな。ryoちゃん他の人にバラしそうだし。
ちなみにryoちゃんとも中3で出会って、まさかの高2で再会したというとこだ。
(やっぱかっこいいなぁ…)
omrさんは廊下側の1番前の席。
ここから見やすいからありがてぇ……
もう毎授業君のこと見ます。はい。
omrさんはryoちゃんと同じかなりの陽キャで付き合えても俺には相応しくないだろうな……
かっこよくて運動神経もいい、となったらモテるかなと思ったが、案外omrさんはモテないらしい。
まぁライバルが減るからありがたいけど。
そういえば皆顔かっこよくないって言ってたような……
確かに俺も最初の方は、申し訳ないがめちゃくちゃかっこいいという訳ではないと思っていた。
けど「好き」って気づいてからどんどんかっこよく見えてきて………
こういうのってあるあるなのかな?
そうこうしている内に学校内にチャイムが鳴り響き、ryoちゃんは自分の席へと戻っていった。
2限目が終わり休み時間。
俺がトイレに行きたくなってトイレへ向かっている時だった。
「お、若井」
「ぁ、やっほ」
そう、まさかのomrさんと廊下で会ってしまった。
その出来事に俺は心臓が飛び出そうなほどドキドキしていた。
大丈夫かな…普通に接することができてるのだろうか……
「〇〇知らない?なんかどっか行っちゃって。」
「え〜見てないな。」
「そっか、ごめんありがと!じゃね若井」
そう言うとomrさんは去っていった。
“若井”、か………
みんな、それのどこがおかしいのって思ったでしょ。
俺が中3、omrさんと初めて同じクラスになったときに、何故か気に入られたのか、あだ名をつけてもらった。
そのあだ名は”若”。
___じゃあ若って呼ぶね!笑
その1言が始まりだった。
周りから見たら不思議に思うかもしれない。俺も最初は何だそれってなった。
けど、だんだんそのあだ名気に入っちゃって、それが当たり前になっちゃったんだよね。
そして今、またそれで呼んでくれるかなって思ったけど、この1年間の空白で壁ができちゃったみたい。
俺は少し、いや、だいぶ悲しかった。
もうあのあだ名では呼んでくれないのだろうか、もしかしたら嫌いになってしまったのだろうか。
そんなマイナスな考えが俺の頭を埋め尽くす。
………いいや、いつかきっと呼んでくれるはず、嫌いになってないはず。
俺はそう自分に言い聞かせ機嫌を取りながらトイレへ向かった。
ボフッ……
あれから学校が終わり、家につき、お風呂やらご飯やらを済ませベッドにダイブした。
omrと……またあの頃みたいに仲良くできるかな、、
いつかチャンス訪れないかな……
omrに好きになってもらえないかな……
付き合えないかな……
好きになってもらうためになにしよ……
取り敢えずいっぱい話したいな……
それからなるべくomrの目に止まるようにして……
けど変な印象はつけないように……
そういう風に考えていくと、気づいたら意識は夢の中へと消えていった。
新作です。1話目から長くなっちゃいました🙃
よかったらこれも見てくれると嬉しいです
あだ名つけられるとかまじ東〇リベンジャーズかよ
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コメント
4件
めっちゃ良き(◦ˉ ˘ ˉ◦)ჱ̒♡最高👍
初いいね貰っちゃいました! めっちゃ好きぃぃぃぃ学パロいいな