テラーノベル
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—— 朝 / 宿 ——
(カーテンの隙間から、やわらかい光が差し込んでいた)
— ちぐさ:
……ん……。
(ゆっくり目を開けると、天井じゃなくて、畳の模様)
— ちぐさ:
……あ、そっか……。
— あっきい:
お、起きた!
— ちぐさ:
……あっきい……?
— ぷりっつ:
よかった、生きてる。
— ちぐさ:
それ言い方……。
— まぜ太:
ちぐ、気分どう?
— ちぐさ:
……ちょっとだるいけど、昨日よりはいい。
— あっと:
それなら上出来。
— けちゃ:
無理なら今日は移動なしな。
(ちぐさは、少しだけ笑った)
— ちぐさ:
……みんな、ずっと起きてたの?
— あっきい:
まぁな。
— ぷりっつ:
交代で見張り。
— ちぐさ:
見張りって……。
— まぜ太:
逃げないようにな。
— ちぐさ:
逃げないってば……。
(でも、胸の奥があたたかくなった)
— ちぐさ:
……心配かけて、ごめん。
— あっきい:
だからそれ禁止!
— ぷりっつ:
言っただろ。
— あっと:
謝るな。
— けちゃ:
代わりに、ちゃんと生きろ。
(その言葉に、ちぐさは少しだけ息を詰めた)
— ちぐさ:
……うん。
(窓の外では、朝の波が静かに光っていた)
———
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