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いい感じの状況説明の文、速攻で終わったりキャラ崩壊があったり刀剣乱舞要素が塵並だったりですけどそれでもをいいって人は見て行ってくれると嬉しいです。
あと人によっては腐要素があるかもです。
そして長いです(2万字)。
追記
状況説明の文が少ないのでアニメと併用して見るとわかりやすいです。
宗四郎と昼寝中、言うことがあるのを思い出した俺はあんま考えずに直球に話を振った。
『宗四郎、俺防衛隊に入ることにした』
その言葉に流石現役と言うべきか、反応速度満点の速さで顔を上げた。
「、っ、は!?」
おー、驚いてりゃあ。
『宗四郎って副隊長なんでしょ?俺宗四郎の部隊に行きたいから次の試験俺行くわ』
すると宗四郎は抱きしめていた力をさらに強め首を千切れんばかりに振って駄々をこね始めた。
既に涙目である。
「駄目や駄目や!!そんなことされたら僕が霙さんを防衛隊から離してた意味がなくなる!」
まぁ、離していたのは気づいてたのでスルーする。
『ちなみに私情で落とした場合は嫌いになるから』
「なっ、!!っけ、けど嫌や!霙さんに怪我してほしくないんや!」
そう言うと泣いてしまい俺の胸に顔を埋め出した。
『宗四郎』
「嫌や!防衛隊にも嫌いにもならんといて!」
俺が呼びかけても顔を上げずに首を振って拒否するのみ。
これじゃキリがないので少し強めに呼びかける。
『宗四郎!』
一瞬体がビクついたが恐る恐る顔を上げた。
「っ、な、なんや、、、?」
涙でぐしゃぐしゃになっていたので服の袖で拭いてあげる。
怯えさせないように目を見て優しく話しかける。
『俺は実践の経験もある。そして?』
「、、、僕より、強い」
『ね?だから大丈夫。それに俺が宗四郎の部隊に入れば安心でしょ』
それでも宗四郎は納得がいかないようで力を緩めない。
「、、、絶対死なん?」
『うん。絶対死なないし宗四郎のことも死なせない』
ちなみにこの時に断言しないと絶対許可してくれないので注意。
「、、、なら、まぁ、、、」
『と言っても既に書類出してるけど』
許可出してくれなくても宗四郎は2次試験の選考委員長だから隙を見て勝手に試験受けるつもりだったし。
「っ!!??そんなの聞いておらへん!!報・連・相!」
『ごめん、次から気をつけるね』
「そんなこと言うてもなんも気をつけへんくせに!」
すると抱きしめていた手を離し結構な力で俺の胸を叩く。
効果音はきっとドンドンだろう。
ポコポコではない、絶対に。
そうして試験当日になった。
なんか駐車場で女の子とおじさんが色々やってたけどそんなことガン無視で会場へ進む。
あの対怪獣のスーツなんか着なくても車1台くらい片手で持ち上げられるし些事だ。
体力審査が始まったが俺は余裕で1位を総取りしていった。
匍匐前進500m2種、懸垂200回、綱渡り300m、ロープ昇降10m10往復、長距離走10kmの5つがあったが、終わった後他の人を待たなければ行けないのでその間柔軟体操やジョグを永遠にやっていた。
ちなみに駐車場にいた女の子は結構上位に、逆におじさんは下位にいた。
本当なんで喧嘩してたんだろう。
あ、なんかおじさん絶望してる。
えーっと、順位は、、、ウッソでしょw
225位中219位とかww
まぁ最下位じゃなかっただけマシか。
ってあ、あの女の子おじさんに近付いていった。
どうあやら女の子は6位だったみたい。
めっちゃおじさんを煽ってんねぇ。
多分俺がいなけりゃ5位だったんだろうな。
謝るつもりはないけど。
そういえばそばにいる白っぽい髪の子、おじさんの知り合いかな?
駐車場の時も居たし、親そうだしね。
なんか話してるし聞き耳立ててみよっかな。
「安心しました。マジで使わなかったんですね、怪獣の力 」
、、、おっとぉ???
ちょうど周りに人が居なくてよかったな、居たら聞かれて即捕縛だ。
「みんな努力して来てんだ。俺だけそんな力使ったら卑怯だろ。、、、ってカッコつけちゃったけど!使っとけばよかったよぉ!ブランクがやべぇよぉ〜」
いや卑怯とかの話じゃねぇよ、討伐されんぞ。
「先輩の順位はそれだけが原因じゃないかもしれませんよ 」
「 ぇ?」
移動するみたいだし、もうちょっと近づきたいけど、、、バレるよなぁ。
仕方ない、木の上行くか。
どうやら端の網のところに行くみたいだな。
「出雲ハルイチ。東京討伐大学主席卒業、今年卒のNo.1有望株ですね」
いい感じに人脈築いてんなぁ。
それにあいつの家って対怪獣のスーツ作ってるとことじゃん。
「それから古橋伊春。八王子討伐高専、首席卒業の実力者」
審査後なのに腕相撲して遊ぶ元気もあんのか。
元気だなぁ。←
「陸自の若手ホーク、神楽木葵。陸自での約束された将来を蹴っての防衛隊への編入希望者です」
俺が1位を獲ったから2位になっちゃったやつか。
結構体鍛えてるし筋いいと思ったら陸自からかぁ。
「それだけじゃない。各地の討伐隊や高専のジャージが例年より多い。本来なら現場志望ではなく幹部候補の道に行くようなエリート達です」
「はー、通りでレベルたけぇと思ったよ」
あれ?そこまで高いか?
まぁいいや。
にしても確か、、、市川レノくんだっけ?
結構調べてんねぇ。
「ただ、、、今回の体力審査、全部1位を獲っていた人。俺の調査では出なかった人です。名前も経歴も不明。只者ではなさそうですけど、、、って、あの人どこいった?」
「無名かー!俺は顔がわかんねぇからなぁ」
「まぁいいか。そしてその最たる存在が、彼女。16歳でカリフォルニア討伐大学を飛級で最年少主席卒業。史上最高の逸材と謳われる少女。四ノ宮キコル」
へぇー、あの女の子、四ノ宮って長官の娘か。
他の奴らも一目置いてるみたいだな。
「四ノ宮キコルを筆頭に恵まれた才能のメンバーが揃ってる。だから先輩はまぁ」
「っ、ああ、あいつって」
「あらぁ。やっと私の偉大さがわかったかしら?日比野カフカ」
おじさん日比野カフカって言うんだ。
、、、そういえばミナちゃんの幼馴染と同じ名前、、、なるほどね。
「お前ってそんなすげぇやつだったのか!」
あ、キコルの肩掴んだらSPに殴られた。
めっちゃ蹴られてるんだけどww
ありゃりゃ、ボッコボコじゃんw
「2度目の吠え面ね、日比野カフカ。後何回かかせてやろうかしら」
「おめぇの吠え面も拝んでやるからなぁ!」
元気だねぇ!
と、思ったけどすぐしょげたな。
どした?
「とはいえ既に崖っぷちなんだよなぁ」
確かに忘れてた。
「まだ希望はありますよ」
「?」
「ここ2年。次の適正審査には、怪獣の被害処理が採用されています」
あー、宗四郎がそんなこと言ってたなぁ。
ま、俺の要望と宗四郎の考えで怪獣討伐になったけど。
宗四郎曰く俺がいるなら人死はいないと考えていいらしい。
「っ、なにぃ!?」
「怪獣の知識と協調性を計りつつ倒すだけが怪獣討伐ではないという、意識改革の流れもあるみたいです。俺がバイトに解体業を選んだ理由ですね」
「っよぉし!」
「次に賭けましょう!」
「おう!」
、、、もしかして俺彼らの希望へし折った?
連れられて移動すると第弐演習場に着いた。
「っかー、でっか、、、」
「僕は今回、2次試験の選考委員長を任されとる、第3部隊副隊長の保科や。適正審査はこちらの演習場でやってもらう」
パスワード51085ね、覚えた。
「君達にはこの演習場で怪獣を、、、討伐してもらう」
あーもう声が楽しそうだねぇ。
あ、さっき話してた2人絶望してるじゃん。
うっわ、怪獣こっち来た。
一応今すぐ殺せるけど、、、宗四郎がなんもしないってのと逃亡用の対策がなんもないってゆうのは考えにくいことから大丈夫だろう。
あ、やっぱかー。
鉄の棒が格子状に出るようになってて予備に戦闘員。
今来たのは中型怪獣くらいだしあの棒は壊せないだろうねぇ。
あ、カフカ尻餅ついてる。
ほらキコルに笑われてらぁ。
「解体ちゃうんかったんかーい!いつ変わったんよぉ」
「あくまでここ2年はっていう話ですから!俺も残念です」
「とはいえ、丸腰ってわけにはいかんから君らにはこいつを着てもらう」
そう言ってとある施設内に案内させるとスーツが大量大量。
「これが出雲テックス製、、、」
「GX4552かぁ」
さて、俺も着てみよう。
着るのは初めてだし、どういう感じなのかな!
、、、着ずら!
着たことないからむずいなぁ。
着たら通信に入ってない会話も聞くためにちょっと細工しなきゃなんだけど、、、。
〈防衛隊の怪獣対策スーツや。怪獣の生態組織から作られ、装着者の戦闘力を飛躍的に増加させる。今の所、君らにとってこれ以上怪獣に有効な装備はない〉
〈装着完了した者から解放戦力測定します〉
〈了〉
〈市川レノ、解放戦力8%〉
「、、、」
〈出雲ハルイチ、18%〉
「ま、こんなものかな」
〈神楽木葵、15%〉
「はい」
〈古橋伊春、14%〉
「なに!?」
〈解放戦力はスーツの力をどれだけ引き出しているかの指標。訓練積んだ者で20%くらいやな〉
〈10%超えなんて年に1人出ればいい方なのに、、、〉
〈これ、マジで過去最高の豊作年かもしれんなぁ〉
〈っ、四ノ宮キコル、解放戦力46%!〉
お、着れた!
『わーお、こういう感じなのか。、、、っはは、いいねぇ。楽しそうだ』
意外と密着するくせに違和感がない。
自分の体の一部みたいになって動きやすいまである!
〈身体計測及び、形状同化完了。怪獣筋肉繊維正常動作〉
〈史上最高の逸材、、、〉
〈これ、入隊前の最高記録じゃない?〉
よし、細工も完了。
次の爆笑シーン聞けるはず。
「たった8%、、、」
〈あぁ、凹むないで市川くん。初めてで8%なら上出来や。ぶっちゃけ現時点でゼロじゃなければ合格。そもそもゼロなんてやつ、1回も見たことないけどなぁ!はっはっはっ〉
〈日比野カフカっ、解放戦力0%、、、!〉
〈っえー!!なんやあいつ!ゼロ出たやん!ww〉
まぁ、怪獣だし、他の怪獣の細胞が受け付けるわけないだろ。
それに自分という怪獣の筋肉繊維を持ち使ったことで他の怪獣の筋肉繊維を使うなんてむずくなってる。
、、、あれ?もしかしたら不合格になる?
それはやだなぁ、カフカ面白いし。
てか宗四郎めっちゃ笑ってる、、、。
多分腹抱えてんだろうなぁ。
「っもう少し時間くださーい!今、キマってるんでー!」
〈あはははは!wいや、うんこちゃうからwwははwキマっても出んてwwははははwww〉
宗四郎笑いすぎて腹痛くなんないのかな。
〈なんやあのおっさんwwめっちゃおもろいやんwww気に入ったわw多分不合格やけど〉
〈真面目に審査してください!〉
よし、聞けてるね。
それにしても解放戦力言ってる子も大変そうだな。
〈ってあれ?甘雪霙、解放戦力75%!?〉
『おー、結構いい感じ。周りもカオス極まってんなぁ〜』
「ななじゅっ!?」
〈うっわまじかーwwさっすがやな〜w初っ端でこれとかもはやバケm((っと危ない。後で締められてまう〉
『ははっ。後で覚えとけ』ボソッ
言おうとした言葉も言葉に滲む笑いも隠しきれてねぇぞ。
〈保科副隊長、知り合いなんですか?〉
〈んー、ちょっとな〉
暇だしカフカとレノのとこ行こ。
『日比野カフカ、だよね?大丈夫そ?』
「もう少しで、、、!」
どうやら談笑は難しそうだしレノに話しかけよう。
『頑張れ〜!君、市川レノくんだよね?レノって呼んでいい?』
「あっ、はい」
『敬語いらないよ。俺は甘雪霙。気軽に呼び捨てでいいよ』
一応実年齢宗四郎より上だからレノのだいぶ年上になるんだけど、、、あんま堅苦しくない方が俺の嬉しいからね。
「う、うん、、、。とりあえず呼び捨てはアレだし霙さんって呼びま、、、呼ぶね」
『よろしくー!』
「霙さんって体力審査全部1位だったよね?どこで鍛えたの?」
『実践。元から他のものと戦ってたんだけど宗四郎がこっちで戦ってるし、どういうのか気になったから』
っにしても獲物銃なのが少々使いにくい。
まぁもう慣れか。
強く慣れば自分の武器を作ってもらえるみたいだし。
ちなみに俺は日本刀派。
「宗四郎って、、、」
そこはあんまバラしたくないから突っ込まないでほしいので話題転換。
『そういえばさ、そこのカフカくんと親しいみたいだけど仲良いの?』
「バイトの先輩で。会ったのは結構最近なんですけど同じ防衛隊を目指しているってことで」
『へぇー、なんのバイト?』
「怪獣の解体業。モンスタースイーパーって言うんだけど」
『あぁ!めっちゃ速く怪獣を解体してるの見たよ。すごいよね、職人技って感じでさ』
どんどん怪獣が解体されていくの見てるの結構楽しいんだよねぇ。
「まぁある意味慣れもあるから」
あれ、ドア開い、、、宗四郎か。
「はーい。それじゃあ、みんな着れたところで最終審査、、、始めよか」
さーて、どんな敵が居んのかなぁ。
案内されて着いたのは演習場の壁の上。
〈試験内容を説明する。ターゲットは、広大な市街地型演習場に配置された本獣と余獣36体。去年八王子で8人の被害者を出した怪獣を後進育成のために生け捕りしたんや。そこで君達には対怪獣用武器を持ち、戦ってもらう〉
合わせて37体、、、少ないな。
まぁ生け捕りのやつだし仕方ないんだろうけど。
〈それぞれ1台の追尾ドローンがつき、行動をモニターする。こちらの判断で命の危険と察した場合、遠隔でスーツのシールドを発動させるけどそれは同時に失格を意味すると思ってくれ〉
にしても市街地型って、、、完全に被災地なんだけど。
あの小型中型共じゃあそこまで壊せないって。
〈正直この先命の保障はない。それでも行くという覚悟のある者だけ、進め〉
しゅっぱーつ!
なんでみんなまっすぐ行くんだろ、、、。
俺は気配消して速攻壁上がって上行くけど。
『真ん中の全部狩ったら可哀想だし、他が無理そうなのと邪魔なのだけ殺すか』
あ、キコルは壁行ったのか。
「なんじゃありゃ!」
怪獣見っけ!
〈余獣12消滅。余獣03消滅。余獣01消滅〉
こっちは1匹しかいなかったしキコルかなぁ。
〈すごい、、、〉
〈おぉ、、、〉ボソッ
、、、宗四郎にとってもすごいのか。
『みっけ!』
〈余獣24消滅〉
〈あぁ、そうそう。言い忘れてたんやけど、適正審査は亜白ミナ隊長にも入ってもらってるんでみんな張り切ってアピールするように〉
亜白隊長に目をつけられる→第3部隊に入る→宗四郎と一緒!
よし、頑張ろう!
『2匹みーっけ 』
〈余獣18消滅。余獣14消滅〉
なんか他と比べて硬いやつがいたけど、、、まぁ防御が厚い背中と頭を1発で行けたなら関係ないか。
「やりましたね、先輩!」
あ、下にレノの声。
ってことは、、、やっぱりカフカもいるな。
「あぁ。こちとら数えきれねぇ怪獣捌いてきてんだ。てめぇらのことは内臓までお見通しだぜ!」
『いやそれはなんかキモいな』
!下にいる!
『チッ建物に入りやがった』
「この調子でガンガン」
突き破っていった、、、ってことはカフカ達がいるとこに行ったのか。
数棟離れてるからめんどくさいけど、流石にあの2人はキツいかもな。
〈エリアデータ。2032番負傷。バイタルに異常発生、戦闘不可能!余獣23の追撃続きます〉
〈遠隔シールドを用意〉
2032ってカフカじゃん!
まずい失格になっちゃう!
「ゥギャウ!」
『っるせぇ邪魔すんな!』
〈余獣07消滅〉
〈遠隔シールド、起動します!〉
間に合ったぁー!
『っしょ、と』
うわダブルアタックになった。
相手はキコルか。
「3度目の吠え面よ。日比野カフカ」
『大丈夫そー?』
「私のいる戦場でリタイアなんて出させない」
それやったらバラバラになった時に相手が死ぬから無理なやつは捨てたほうがいいんだけどなぁ。
「キコル、、、と誰かさん!助かっ「私が、華麗に片付けてくるからあんたはそこで無様に転がってなさい、っふ」
『あ、俺も狩りに行ってくる。バディの子もいるみたいだし、あとは頑張ってね』
足は折れてるっぽいけどここで素直に失格にならないだろうしあとは正史に任せるとするか。
「くっそ、俺も、、、ぐっ」
「先輩!」
ここまできたら声が聞こえないな、、、。
ま、宗四郎の通信があるしなんとかなるか。
『あ、みっけ』
〈余獣消滅〉
〈2032番、聞こえるか。オペレーションルームの保科や。君のバイタルに異常が出ている。おそらく複数箇所の骨折、場合によっては内臓にも損傷があるかもしれん〉
んー、、、これはセーフなのか?
ここの正史よく知らないからなんとも言えんなぁ。
〈、、、審査側としては君にリタイアを勧める。シールドかて、絶対やないからな〉
『、、、。いや進行方向に出んのは邪魔!来て欲しいけどくんな!』
〈!〉
お、なんか動きがあったみたいだな。
ってことは正史か!
よし、余獣狩に専念しよー!
〈今、、、折れた方の足で立ちましたね、、、〉
〈ま、しゃーないな。やばかったら即遠隔シールドやで?〉
うっそだろ折れた方で立つとか馬鹿か?
審査終わったらもっと絡みに行くか。
失格にならないでくれよ?
〈あっははははははwwwwまじかこいつらwwっはははww〉
いや何があった。
多分方角的にはこっち、、、あぁなるほど。
おんぶで行くとかよく考えたな、、、。
〈あはwひゃはwwはーwwもー、もー合格でよくない?wwwお笑い枠でw〉
〈真面目にやれ!〉
『っははww』
後ろの怪獣は邪魔だし殺そ。
目逸らしたくないしノールック☆
キコルの方も結構狩ってんなー。
ただ撃つ時に止まるのはよろしくない。
一瞬とは言え強い奴相手だとその隙を突かれて殺されるぞ。
最後の一体はキコルにあげるからあっち殺されきるまでにこっちを殺さないと。
5体だけだけどまぁいけるっしょ、貫通攻撃で!
〈2016番、エリアデルタで最後の余獣を撃破。続いて本獣をエンゲージ〉
『本獣殺してもいいけど、、、遠いしめんどくさいしキコルちゃんがいるならいいや。終わるまで休んでよ』
あー、この後めんどくさいしことがあるしあんま点数稼ぐと正史が狂うから気をつけなきゃ。
『早く家に帰って寝たいんだけどなぁ 』
〈ほ、本獣撃破、、、最終審査終了!ドローン回収します、お疲れ様でした〉
お、帰ってく。
ばいばーい。
〈ドローンの回収と並行して怪我人の保護、でしたよね。保科副隊長〉
〈え、あぁ〉
防衛隊の人らからしてみれば苦労して集めた怪獣サクッと殺されて悲しいだろうなぁ。
生け捕りって大変だし。
〈噂以上だな、四ノ宮キコルは〉
〈30人ほどリタイアは想定してたんですがゼロ。怪我人も最小限、これは明らかに彼女の存在がもたらした結果です。流石は四ノ宮長官の娘。間違いなく未来の防衛隊の要、この国の希望の光ですよ〉
この後は目立ってはいけないけど怠けてもいけない調整の戦いがあるから頑張んなきゃ。
〈それにしても保科の言っていた知り合い、甘雪霙。余獣討伐数ではトップ。ノールックの撃破に最後の様子から見るからにマップや状況を正確に判断しているように見えたが、、、〉
〈本人曰く地面や空気の振動、音、匂いで諸々の位置把握をしているそうです。昔から人外じみていましたから、、、僕が全力で戦っても勝てなかった数少ない相手です〉
〈勝てなかった、、、!?〉
〈えぇ、しかもハンデあり。目隠しに利き手じゃない手は使わずに木刀勝負でボロ負け。ちなみにこれこの間の休日のことです〉
〈市川レノと話している時実践って言ってましたよね。保科副隊長は何か知ってるんですか?〉
〈いや、何も知らん〉
〈え゛っ、気にならないんですか?〉
〈そりゃ気になるけど、、、霙さんが教えたくないみたいやし僕は聞かんよ〉
〈ほぉ〉
、、、結構話に出たなー。
正史の話はまんまあったけどその後、コマの間くらいの時にめっちゃ出た、、、!
『!!、、、来た』ボソッ
キコルが撃たれた音がした。
だから怪獣もそろそろ来るか。
「うわっ、なんだ!?」
俺が倒した5体も起き上がってんな。
また撃たれてる、、、一応正史だけどここ結構運が絡んでるから修正力には頑張って欲しい。
〈異常発生!2016番、バイタルに異常が見られます!〉
〈どういうことや!何が起きてる!?〉
〈わかりません、、、!ただ、死んだはずの怪獣達の反応が、、、蘇ってます!〉
〈なんやそれ。そんな性質あの怪獣達にないはず〉
そりゃあ他の怪獣によって変えられてるからなぁ。
外に開けっぱはいかんね。
〈本獣の推定フォルティチュード出ました!6.4!〉
〈、、、受験者全員の遠隔シールド発動。ドローンを一部戻して、状況を映せ!保科、出るぞ〉
〈了〉
ちなみにこの前模擬世界で9号とタイマンしたらスーツ無し特殊能力無し武器は日本刀のみで圧勝だったんだけどこれはどうすればいいんだろう。
本獣はともかく余獣1体くらいなら倒していい、、、よね?
〔緊急事態発生、緊急事態発生。受験者は直ちに「グァァァァ」〕
『っるっせーなぁ。放送が聞き取れねぇじゃねぇか』
やべっ、1体倒しちゃった。
一応キコルのとこに行くけど、、、本当にこの場面どう動けばいいんだろ。
『うっわ、臓物出たまんま。どうやら治癒能力はないみたいだな。キコルちゃんは、、、ぱっと見四肢に1発ずつ、胸にも1発あんな。、、、あまりにも場所が綺麗だ。知性がありやがるな』
「、、、ぁん、避難だってこんなの誰かがこいつを足止めしないと何人も死ぬじゃない、、、!」
『、、、これは行ったほうがいいのかな、、、。俺指示待ち人間かなんも考えず突っ込むぐらいしか脳がないからわかんねー』
オペレーションルーム〜?
指示ください指示〜!
「私は、完璧でないといけないのよ!!」
あ、キコル吹っ飛ばされる、、、!
『まだ余獣がいるな。、、、1回周り片付けないと』
えー、これどこまでの怪我が正史かな?
放置してれば正史に戻るはずだけど俺はこの時代の人間だけど違う時代の人間でもあるから修正力が頑張ってもらわないとキツいんだよなぁ。
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」
『ぅわ!』
そろそろ助け舟出さなきゃまずいか?
〈本獣発見!近くで四ノ宮キコル負傷。!本獣の切除していた攻撃的ユニ器官が再生!エネルギーが圧縮されてますっ!〉
『あぁもう邪魔!キコルちゃん回収行くから邪魔すんなボケ!』
そろそろまずいと思うから行きたいのに余獣結構多いな!?
刀ならもっと早く行けんのに、、、。
「ごめんなさい、、、パパ。私、完璧でいられなかった。ごめんなさい、、、!」
『「よく頑張った(な)、キコル(ちゃん)!」』
「え、、、なんであんたらが、ここに」
わー、結構風つえー。
本獣のビーム、結構威力あんなー。
ついでに小石投げてドローンの邪魔をしといてっと。
「お前が頑張ってくれたおかげで、みんな避難できたぞ!」
『俺はキコルちゃんを守ってるよ。カフカ、君は君のやるべきことをやるだけだ、頼んだよ』
「、あぁ。あとは、俺に任せろ!」
「何それ、、、どういうこと?あんた、、、怪獣だったの、、、!?それに甘雪さんは知ってたの、、、?」
『俺はちょっと聞こえてね』
「キコル、霙、、、。お願いお願いどうかこのことは!防衛隊には秘密で!お願いしますぅぅ!お願い」
うーん、本獣攻撃しようとしてるけど正史だし大丈夫か。
うっわ素手でビーム吹っ飛ばしたww
「詳しい話はあとだ。秒でぶっ飛ばすから、安心して休んでろ、、、!」
〈本獣周辺に謎の超高エネルギー発生!新手の怪獣の可能性あり!〉
〈新手?〉
〈映像は〉
〈ぁ、爆発による通信障害で目視困難。って、何この数値、、、フォルティチュード9.8!?〉
〈あほな、衝撃で計測器がイカれたんやろ〉
〈で、ですよね〉
〈せやなかったら、そんなもん歴史に残る大怪獣やぞ〉
そんなもんが試験後演習場に現れるって防衛隊からすりゃ何事!?って感じだよねぇ。
「悪いな、、、時間ねぇから1発で、、、解体するぜ!」
え、肉削げた?
まーじか、掃除が大変大変。
骨も吹っ飛んでるし、俺が直撃したらどうなんだろ。
ところで血の雨と共に内臓と骨降ってくるのやばくね?
家族に見せたいんだが。
「復活できるもんならしてみやがれ!、、、ぁぇ?えっえっえっえっえぇぇ!嘘嘘!やっぱ蘇らないでぇ?」
土下座してる絵面シュールだなぁ。
だってフォルティチュード9.8出しためちゃ強怪獣が6.4の肉塊になった本獣に土下座してるんだぜ?
おもろいやろ。
「って、ふー。 びびらすんじゃねぇ」
「なんなのこいつ、、、」
『中身はカフカまんまだから絵面がおもろいことで』
「!」
ところで後ろにいるとはいえ急に走り出すのやめな?
後ろの怪獣俺がもらうけど。
「あっ」
『残念、俺が狩らせてもらったよ』
「まじかー!」
にしてもまだ余獣がいたとは。
キコルを回収に行く際戦い途中の数体ほっといて来ちゃったからなぁ。
次から気をつけよ。
「その様子ならなんとか大丈夫そうだな。無事でよかった」
『まさかあれにボロボロの状態で1人で行くとは思わなかったよ。危なそうだったから急いで来たけど、、、君が来ていたならいらなかったね』
「でも助かったよ。、、、あ、でもキコルに1個だけ言っとく。お前もうちょっと自分を大切にしろよな」
あ、レノがチョップした。
「あんたもなー!」
「うぉ、市川。なぜここに!?」
「勝手に飛び出して行って、案の定派手に変身してるし!」
あ、説教タイム始まった。
キコルと待ってよー。
「かー、部分変身でなんとかなるかなーって思ってたんだけど、実物見たら全然無理でした」
「とにかく、もっと慎重に」
『おっと、危ない』
頭ぶつけるところだった。
「「あ」」
「四ノ宮!?」
『とりあえず亜白隊長と保科副隊長がこっち来るから変身解きな?』
「あ、そうだ忘れてた!」
「いや忘れちゃダメだろ!」
にしても、正史も、キコルも
『無事でほんとよかった』ボソッ
〈亜白、保科、現着。 、、、なんやこれ。どんな倒し方したらこんな、、、んz?この状況、どこかで〉
「亜白隊長。受験者は見当たりません」
〈こちら、オペレーションルーム。第6シェルターに新たに4名の受験者が保護された模様。甘雪霙、四ノ宮キコル、市川レノ、日比野カフカの3名です〉
〈無事やったか〉
〈これで全ての受験者が保護されました!〉
〈了〉
〈四ノ宮キコルが強いとは言え、流石にこの有様は、、、〉
〈怪獣達が蘇ったことと、この爆撃地。謎が多い〉
「調査班と処理班の手配を頼む。私と保科は残りの余獣を殲滅する」
「了!」
『、、、よし、介入の影響はなさげだね。安心安心』
「よかったですね、思ったより怪我が軽くて」
正史の会話だし、亜白隊長の後なら話しても大丈夫かな。
「また入院かよ、、、」
「四ノ宮も命に別状はないようです。防衛隊の全科学力を持って治療中だとか」
「何その差!俺もそっちで同じ、った、ぃてて」
「先輩のはただの骨折だから、、、」
「、、、あっという間だったぜ。久しぶりにすげー奴らと競い合って思い出した。夢を追うってのは1番譲れない大事なもので毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ」
「先輩、、、」
『あ、亜白隊長。入んないですか?』ボソッ
待機してらぁ。
今カフカのことどう思ってるんだろ。
「、、、話中だしな。少し待っている」ボソッ
「けど、そんなことどうでも良くなるくらい、熱くなれるんだよな。それを思い出した!お前が背中を押してくれたおかげだ。ありがとな、市川」
「、、、。、、、!」
『やほ』
「甘雪に亜白隊長!?隊長なんでここに、、、」
「君達が四ノ宮を運んでくれたらしいな。人命救助に感謝する。邪魔をした」
「、み、、、」
よし、名前を呼びかけたけど言わないのも正史通り。
ちょっと介入が酷かったから大丈夫か心配だったけど大丈夫そうだな。
『さーてと、怪我は大丈夫そうかい?』
「あぁ」
『なんだかんだ君とは自己紹介してなかったし改めて。俺は甘雪霙。これでも成人してる。ま、じゃなかったら入れてねぇけど』
「俺は日比野カフカだ。あー、その、変身のことは、、、」
『体力審査の後話していただろ?それが聞こえたんだ。あいにく耳がいいもんで。これから気をつけた方がいいぞ』
「そうか。これからよろしくな!」
『あぁ、よろしく頼む』
もうそろそろキコルは宗四郎と話してんだろうなぁ。
いいなぁ、俺もそろそろ宗四郎と遊びたい。
今度ハグしに行こ。
やっぱ人いんなー。
『保科副隊長』
「あ、み、、、甘雪。どうしたん?」
えらいぞ宗四郎。
人がいるからちゃんと呼び方変えてくれて助かる。
俺と宗四郎の関係は風呂の時かもっと後に話すつもりだからね。
『ちょっとお話いいですか?なるべく2人きりで話したいのですが、、、』
まぁつまりは素に戻って話そーぜってことだね。
「ちょうど暇やったしええで。ちょっとついてきてな」
「で、どしたん霙さん」
なるほど、ここは人が来ないのか。
覚えておこう。
『疲れた。キコルちゃんの邪魔しないように余獣狩ってでもキコルちゃんが死なないようにしなくちゃで目立たないように怠けないようにで調整の1日だった』
確定してる正史が多い時だから大変でした、癒してくれ。
「あぁなるほど。ほな、ぎゅーしよか」
ありがとう、その両手広げてハグ待ちポーズも最高。
『そうしろ〜、今日普通に疲れた、、、』
うーん、胸筋!
でも結構あるんだよなぁ。
流石にうちのムキムキ組と比べたら小さいけど平均に比べりゃデカいんだよ。
それを言うつもりはないけど、、、寝てる間にひっそりと揉んでるのは秘密です。
「そう言えば霙さん」
『ん?』
「あの復活した本獣、、、ほんまに四ノ宮キコルが倒したんよな?」
あ、そっか。
そこ結構大事なところじゃん。
これなきゃカフカが入れないし、今後生活していく上でこの疑いは大切だからね。
『うん、そうだよ。でもそれで結構無理してたみたいでその後ぶっ倒れちゃったけど』
ぶっ倒れたのも付け加えてそれっぽくするけど、俺さらっと嘘つく時あるから信じきれてはいないみたいだねー。
「、、、そか」
『あの死体の飛び散り具合が気になるの?』
「まぁ、少しな。それに本獣が撃破される前に出たフォルティチュード、、、なんや引っかかるんよなぁ」
それ俺は知らないはずの情報なのでさらっと出すのやめてくださーい。
そう言えば保護してるきーちゃんこと桔梗のフォルティチュード測ったらどうなるんだろ。
『そっか。まぁいつかわかるよ。今はまだその時じゃないだけ』
「、、、霙さん実は未来知っとったりする?」
惜しい、辿るべき道はわかるけど未来自体はわかんないからなぁ。
『しないよぉ。それならもっと上手く立ち回ってる』
「確かに」
あ、納得しちゃった。
まって正直に信じてくれるの可愛いんだけど。
『よし、結構癒されたしそろそろいいよ』
「そうや、もう1つ聞きたいんやけど 」
まぁ本獣の疑いとくれば多分、、、
『日比野カフカについてでしょ。多分このまま行けば落ちる人』
「霙さん、珍しく絡みに行っとるし聞いとこ思て」
別に落とさないでって言えば細工するんだろうけど、、、流石にそこまで介入はダメだろうしこれは宗四郎自身が決めて行動した方がいいな。
『、、、んー、俺からはノーコメントで。これは宗四郎自身が考えて選ぶ選択肢だよ。自分の気持ちに素直になって動きな』
「、、、自分の気持ち、ねぇ」
あ、これじゃあその疑いは合ってるよって言ってるようなもんじゃね?
、、、まぁ宗四郎は気づいてないしいっか。
『それじゃ、俺はそろそろ行くよ。受験生があんま基地に長居しない方がいい』
「ん、ほなまた」
『またね〜』
うん、互いに正隊員になるの確信してるこの信頼関係普通に嬉しいな。
で、隊員任命式当日。
もちろん普通に受かったよ☆
『お、結構来てんな』
後数分もすれば式が始まるんだし当たり前か。
「よっ。ま、受かってると思ったけどな」
「お互いにな」
あ、出雲と神楽木の会話が始まった。
「大体予想通りだが、、、」
「四ノ宮の追っかけさんが居ないなぁ」
「受かって欲しかったのか?」
「いや、俺は、、、」
「おい、四ノ宮だ」
と言うかなんでみんな真ん中で集まってるの?
俺話す相手いなくて暇だから壁に寄りかかってるんだけど。
「四ノ宮さん、聞いたよ〜首席だって!」
「うん。宣誓頼まれた」
「よろしくね」
「こちらこそよろしく」
あそこ仲良いのかな。
俺も隊に入ったら頑張らなきゃ。
別に死んでも必要死だろうしなんとも思わないからバンバン仲良くなろう!
「入る前は首席は俺だって思ってたけどな。あれだけ見せられちまうとな。俺達は2番手争いでもしますかね」
「体力審査審査は自分の方が上だった」
あ、俺が介入したせいで1番じゃなくなったから台詞変わってる、、、!
「え」
「お前は2番を目指せ。俺は1番を目指す」
俺は全部1番取る気ないしトップ5ギリ入るくらいで手加減しとこう。
確かこの後古橋がレノと話してたはずだが、、、。
「はぁ〜、っ、あぁ、すまん。あ、お前!確かおっさんの相方の」
あぁ、あそこか。
「市川レノ」
「わりぃ、名前覚えるの苦手でさ。古橋伊春だ」
うん、ナイスコミュ力。
知らん相手だと途端に人見知りする俺にはない能力だ。
俺ならグイグイ行ってしまう、良い距離感だね!
「よろしくお願いします、古橋さん」
「伊春でいいよ、レノ」
「あ、、、はい」
「wwおっさんは。ダメだったのか」
「先輩は、、、」
候補生、だったはず。
ぶっちゃけ盗聴器仕込むわけにも行かないから今正史通りに向かってるのか心配だな。
そろそろ並ぶか。
「亜白ミナ隊長、入場!」
あ、この声保科に突っ込んでたオペレーターの人だ。
主要キャラは移動中の亜白隊長見るくせに他の奴らは見ないの草なんだけど。
「入隊証授与」
、、、なんでそんな後鳴るの?
勢いよくきをつけしたけど鳴んないよ?
「防衛隊合格者代表四ノ宮キコル」
「はいっ 」
流石首席をバンバン取って慣れてんな。
曲がる時キュッって音鳴ってたんだけど。
「本日をもって君達28名を防衛隊隊員に任命する」
「28名を代表して、命をかけて戦うことを宣誓します!」
「君には試験後の事件でも助けられた。おかげで被害者を出さずに済んだ。改めて感謝する」
キコルはカフカに言うべきだって考えてるけどキコルが立ち向かわなければカフカは行かなかっただろうし避難まで耐えたのはキコル自身の力でだ。
キコルにも言われるべきでいいんだけど、、、どっかの長官のせいでそこら辺堅いからなぁ。
「す〜みませ〜ん。途中参加で、失礼しまーす」
そう言えばこのすみませんの言い方ちょっと不思議だよなぁ。
普通すみませ〜んなのにす〜みませ〜んって。
「おっさん!」
これは私語に入らないんですか亜白隊長!
あ゛ー、なんか宗四郎が会議でカフカを候補生にするとこ見たくなって来た。
後でカメラハッキングして見よ。
「彼は候補生としての入隊なので隊員任命式からは外れてもらった」
「それでは全員揃ったところで、亜白隊長から一言」
「諸君。まずはこの防衛隊に志願し、厳しい試験に耐え、合格してくれたことを嬉しく思う。感謝する」
うーん、長いから放心してよ。
なんか怪獣が強くなって死ぬ可能性高いけど頑張ってね〜って言ってるけどもう頭に入ってない。
「俺も今すぐ、、、」ボソッ
お、来たぁ!
「すぐ隣に行くからな!ミナ!」
隊長達もドン引きする奇行って結構やばいよね。
俺は完全に楽しそうなのを隠さずに表情に出したけど。
「なんじゃこいつ、、、!」
「やべーぞ、、、!」
「あ、亜白隊長を呼び捨てに、、、! 」
めっちゃ避けられましたやん、クソわろ。
「あ、、、 」
「か、、、日比野カフカ」
今カフカくんって言いかけました?
しかも亜白隊長じゃなくてただの亜白ミナとしての声で。
「無許可の私語、上官呼び捨て、合わせて腕立て100回だ」
つかカフカ馬鹿じゃんwwいやずっと行動が馬鹿だったけどwww
しかもイラつく馬鹿じゃなくて面白い馬鹿ww
「あっははははははwwwいや初っ端からやりおったwwっwちょっとw罰が甘いんちゃいますか亜白隊長ww、、、え」
あ、固まった後のその今笑ってなかった?の顔可愛いね。
口ぽかーんって空いてるの猫みたい、指突っ込みたい。
「早速機能してますね、副隊長のお笑い枠が」
「あぁ、せやろ?僕の見立て通りや。暗くなりがちな仕事やん?ああいう奴が必要やと思うんよなぁ」
つってもどうせ建前だろうけど、いや半分だけだったような、、、もっかい正史見直すか。
ところでなんでみんなカフカ応援してるの?
いつそんな絆できたの?
あ、宗四郎の首傾げてんの可愛い。
見たら速攻で腕組みに変わって真っ直ぐになっちゃったけど。
あとちょっと 雰囲気と視線が隠せてないから気をつけなー?
『宗四郎、顔』(口パク)
「!」
よし、直ったね。
誰かに見られる前でよかったよ。
「ひゃく、、、」
お、お疲れ〜。
「へっ、おっさん!頑張った!」
ここまで仲良くなれんのすげぇなぁ。
俺は無理。
「日比野カフカ」
キコルだ、確か怪獣についての話だったし俺も行った方がいいかな?
「ん?」
「来て、話あるから」
「なんだよ、ここじゃ駄目なのか?」
なんかふと思ったけど危機感うっすいなぁ。
体力審査の時もアレだったし。
「っだって、ここじゃ、、、」
「まさか、告白とか?」
「違うわよ!」
あ、怒られた。
なんか小学生同士の絡みに見える。
男子が弄って女子が怒るっていう奴結構なかった?
「!先輩」
レノは察したみたいだね、流石、
「んじゃああれだ。体育館裏に来い、的な」
「いいから来いっ」
「はぁ、、、」
『大変そうだねぇ。俺も行っていい?』
「いいわよ。貴方にも話を聞きたかったし」
『わーい』
「はぁぁぁぁ!?怪獣食べて怪獣になったぁ!?信じらんない、食い意地張りすぎ」
「好きで食ったわけじゃねぇわ!」
「2人とも声デカい!」
『一応客はいないみたいだけど気をつけな?危機感薄すぎ』
「いっそ防衛隊に話すのもありか?とも思うんだけどなぁ。もしかしたら、治せるかもだし」
「その線はないわね」
「んぇ?」
「たとえ処分を逃れたとしても毎日検査や実験の日々。あんたの防衛隊員としての道は断たれるわ」
『俺らとも会えなくなるかもね』
「そーなの!?」
「それに、ナンバーがついた強力な怪獣は倒した後特別な兵器のパーツとして使われるらしいわよ。最悪あんたもそうなるかもね」
「キコル、霙、頼む!このことはどうか俺達だけの秘密にぃ!1人のおっさんを救うと思って!」
「わー近い近い近い!」『絵面やばー』
「頼む頼む頼む、、、!」
あぁほら蹴られた。
にしてもキコルって足癖悪い?
「わかったわよ。あんたには助けられたし一旦黙っててあげる」
『俺も、言うメリットあんまないし』
「わー」
「そのかわり、もしあんたが人類に害する怪獣だってわかった時には、私があんたを殺すから」
「っ」
「、、、あぁ、そん時は頼む」
つまりは暴走して誰かを殺す前に殺してくれってことだろうね。
『、、、じゃあみんなで殺す?俺も黙ってた責任はあると思うし』
「そうね、でもトドメは私に頂戴」
『いいよ〜』
まぁ、主人公だから死ぬことはないだろうしね。
〈市川レノ、射撃訓練終了。タイム、2分35秒。推定解放戦力18%〉
「「おぉ〜」」
随分成長したよねぇ、前は8%だったのに。
平均3〜4分って考えると結構いいタイム。
「ハルイチくーん、聞きたいことが」
「っ、おぉらぁ!」
〈古橋伊春、2分15秒。推定解放戦力20%〉
「っははは、俺の勝ちだ!ちょーし乗んなよレノ」
「乗ってませんよ」
「ん?ん?」
ここの2人仲良いのか悪いのか。
多分闘争心があるだけだろうけど、、、俺にはそんな友達いないからなぁ。
「「おぉ〜!」」
〈四ノ宮キコル、1分16秒。推定解放戦力55%〉
「ふん。仲良くしないさいよ、2人足しても私以下なんだから」
そこにキコルがちょうどいい燃焼促進剤になってるって感じ。
俺に関しては最早比べられることすらしないよ、いいタイム出しても引かれるだけだよ。
いい例がさっき俺が余裕で1分切ったらうわぁって言われた。
「やれやれ。磨けば磨くほど自分が凡庸だと思い知らされるな」
「上を見てる場合か、ハルイチ。俺はお前の戦力に並んだぞ」
「、、、俺の番で上書きしてくるよ、葵」
ファイト〜。
「おぉっお!」
〈日比野カフカ、6分39秒。推定解放戦力1%〉
1%!!ww
「いよっしゃぁー!ふん、ふん!見たかぁキコル〜?ついにゼロをイチにしたぞおらぁ!」
確かに大変だけど普通は最初から1以上だからw
「来るなぁー!」
「どやぁ?褒めろー?」
「なんで1%のあんたが55%の私にドヤれんのよ!」
どっちかというと数字の大きさより1%上げたっていう成長の方がカフカにとっては大きかったみたいだな。
「カフカぁ」
「はい、保科副隊長ー」
「このままやと、お前は正隊員になれん」
「なぁ!?」
ルンルンで返事してたけど宗四郎冷たく返して速攻で表情変わんのおもろいwww
「3ヶ月後にはクビやでー」
「えぇー!?」
『いや3ヶ月は持つんだ』
「おっさん、、、 」
「いよぉし、外周10周して今日は上がりや」
「「「「「えぇー!?」」」」
俺的にはなんとも思わんけど周りからしてみりゃ疲れるよなぁ。
「文句言うたから15週や!はよ行けぇ!」
「「「「『了!』」」」」
俺文句言ってないのに。
外周の時だとみんなで一緒に行かなきゃ行けないから先に行っちゃ駄目なんだよなぁ、時間がもったいない。
「はぁはっはっは、、、疲れたぁ〜。最後に外周とか、鬼だぜ副隊長ー」
本人に聞こえてるとは言わないでおこう。
カメラ結構あるよねぇ〜、脱衣所入った瞬間びっくりしちゃった。
ちなみに俺はまだ着替え終わってないから脱衣所にいるよ。
『、、、神楽木筋肉すごいね』
「鍛えていたからな」
『俺筋肉つきづらい体質だからなぁ、、、』
「、、、つかなくてもいいと思うが」
やっぱ神楽木刀剣男士の中に居ても違和感あんまない筋肉してんな。
「筋肉はまだまだだなぁ!レノ 」
「ぁ、いや伊春くんもそんなに変わらないでしょ。体力測定もトントンですし」
「あぁ!?よく見ろや!俺のこの上腕二頭筋!」
「無駄に膨らんでるだけなのでは?」
「レノは意外と負けず嫌いだな」
「、、、くっだらねぇことで争ってんじゃねぇ!この労働を経験した俺の大人の筋肉を見て、静まりやがれぇ!」
筋肉は大きければいいもんじゃないよ、うちの薙刀達とか一部の筋肉達で知ったもん。
「おぉ、おっさんもだいぶ絞ってき、、、」
「うぅ、、、プハァ」
「あぁっははww駄目だ惜しいw防衛隊にあるまじき下っ腹だぁ!www」
「失礼ですよ、伊春くん、 っw」
吹き出してんの丸聞こえだよレノ。
「てめぇら!28超えたぐらいから覚悟しとけよ!これでもだいぶ落ちてんだよ!お前ら、腕相撲で勝負だ!」
28、、、?
じゃあ車のフロントガラス叩き割ったどっかの童顔ベビーフェイスゴリラは?
「上等じゃねぇか」
「いいですよ」
「いよーし、んじゃここにタオルひいて」
「なんだ、今日は賑やかだな」
よし、脱げた。
俺も行こーっと!
「「「っ!?」」」
「ん?どうした」
「◯#@×¥%△$+(俺なんぞまだまだガリガリボーイズっす)」
「%@¥=(さすが元自衛官)」
「っ、はははw」
よし、体も洗えたし入るか、風呂!
『酷いなぁ、俺なんて筋肉ゼロだよ』
「ほんとだ、、、」
「まぁ、最初は女だと思うほど細かったしな、、、」ボソッ
おい古橋てめぇ聞こえてんぞ。
「出て来ていないだけで実際はついてるんじゃないか」
『確かに昔怪力とか言われたけど、、、最近も無自覚ゴリラとか言われたんだよなぁ』
ちなみにレキシューを素手でワンパンした時に言われました☆
「ところでみんな、なんで防衛隊目指したんだ?」
「人に聞くなら自分から言うもんだぞ」
「俺はなんたって、、、亜白隊長!中坊の時に助けられてからずーっと俺の憧れだ。おめぇらは?」
そう言えばなんだかんだ防衛隊に助けられたことねぇな、、、。
「家の事情もあるけど似たところかな。目標は亜白隊長さ」
「同じく」
「亜白隊長のポスター、カッコよかったよなぁ」
「こないだのドキュメンタリーも痺れたなぁ」
「すっげぇなミナの影響力」ボソッ
「俺達世代のスーパーヒーローっすからね」ボソッ
「霙はどうなんだ?」
あ、ここで俺が入るのか。
まぁこの後のぼせるもんな。
『んー、、、誰とは明言しないけど一緒の隊になりたい人が居たから、かな。残念ながら亜白隊長ではないよ』
「会ったことは?」
『あるよ。昔からの知り合いでね、あの子は俺を防衛隊にしたくないようだったけど俺が説得したんだ』
「へぇ、そうなのか」
「で、おっさんは?」
「ギクッお、俺はぁ、、、」
「なぁにぃ!?あ、亜白隊長が、、、」
「幼馴染だと、、、」
いやオーラこっわw
「うう、うん」
「しかも、一緒に隊員になる約束?あの日の約束的な?」
「あぁ、俺、そろそろ上がりまー、、、」
「「待て、、、」」
「「「詳しく聞かせてもらおうじゃねぇか、、、」」」
「あ、あのぉ、、、ミナの生まれた日はとても晴れた日で、、、」
「おぉう」
「小さい頃からスルメが好きで、、、」
「いがぁい」
「小学校の頃は飼育係をやってまして、、、」
「もっとくれ」
「えー、それから、えー、、、」
先に上がるか。
脱衣所で待ってたらレノからヘルプ入ったんで一緒にのぼせた奴ら引き上げたんだが、、、原作ではレノ1人で引き上げたのか?
今はレノと一緒に団扇で仰いでる。
「ふぅ、いい湯だったわね〜」
『お、やっほ〜』
「ん?連続殺人でもあったの?」
確かに顔の上に布乗せて並べられてたらそう見えるわなw
「あぁ、キコル。なんか話し込んでのぼせたらしいよ」
「ふーん、、、」
「亜白隊長の話してたんだって」
「ばっかじゃないの男子」
レノも似たような目してる、、、ww
と言うかこれ保科見てんだよな〜、どう思ってるんだろう。
あとはもう訓練の日々。
みんな仲良くなっていって俺も結構馴染めた、、、と思いたい。
順位はできれば手加減してるけどそれでも1位を獲るのはなんなのかな。
ちなみにとある訓練の時に亜白隊長が飼ってるホワイトタイガー連れて来たんだがなんもしてないのに懐かれてるし喉鳴らされた。
カフカは吠えられて威嚇されたけど多分本能でだったからすぐ?になってた。
みんな訓練の後は疲れて風呂の時すごいぐったりしてた、のぼせないうちに上がってるけど。
そして現在は夜の大運動会開催中!参加者は俺1人!の帰り。
『あ、保科副隊長。こんばんは』
「甘雪。寝ないんか?」
だいぶ苗字呼びにも慣れて来たねぇ。
最近はカフカ達の育成のことで休暇取れてないし打ち上げの時に絡むか。
『時々夜ですけど体を動かしたい時があるんですよ。そういう時はある程度走って寝てます。保科副隊長は?』
「どうやらカフカが図書室で勉強しとるからちょっと話に」
あぁ、今日はきのこの日か。
『あぁ、いつもどっかいると思ったら勉強してたんですね。体力の代わりに知識を、、、ってことか』
図書館の時の宗四郎見たいしさっさと寝て幽体離脱するか。
「あぁ。僕はもういくから、よく寝るんやで」
『ははっ、今日は寝れるか怪しいですけどね』
きのこが来るから起きないと。
「?」
『それでは』
「あぁ、、、」
それじゃ、さっさと寝て幽体離脱〜!
で、今尾行中〜!
「精が出るな」
「ん?ぅ、うわ、保科副隊長!」
「寝るのも仕事やぞ?」
「ぁ、、、ここをクビになるわけにはいかないんです」
「亜白隊長の為か」
「っぇ、なぜそれを、、、!?」
「この前、風呂場で言うとったやろ」
「ぇ?」
「この寮内での会話は全部筒抜けやと思え」
逆光もあって怖いはずなのに可愛く感じるのはなんでだろ、、、。
「こわ!、、、約束したんです。あいつの隣で戦うって」
「ほぉ、それは副隊長の座を僕から奪い取るっていう意味にも聞こえるでぇ?」
宗四郎はこういうところがあるからなぁ。
「げっ、そんなつもりは、、、いや、そのつもりで頑張ります」
ちなみにこれ宗四郎イラつく答えね。
ほら、ピキってなった。
でも机にあたるのはよくないよ、俺が言えたことじゃないが。
「上等や。2時間だけや。部屋出る時は電気消して鍵かけろ。、、、亜白隊長の隣は譲らへんぞ」
「、、、ありがとうございます!」
「それから、隊員同士仲良くなるのは程々にしといた方がええ」
「え?」
「いつ誰に何が起きてもおかしくない仕事やからな」
ま、俺は必要死以前にお気に入り以外死んでもなんとも思わないからかえないけど。
カフカは主人公だから死なないだろうけどレノやキコルはそうはいかない。
死ぬ可能性は全然あるからなぁ。
「、、、」
〈ジリリリリ!〉
う、、、まだ聞きたいセリフあんのに、、、!
式神ちょっと俺のフリしてて!
「言うとる傍からやなぁ。行くで、初任務や」
完全開眼かわゆす!!