~森~
ジョージ「じゃあ、オニオンヘッド三等兵、スカイパープル二等兵!
次々と襲ってくるゾンビを倒すシーン行こうか!」
あれから数十分後、映画の衣装を着終わったアゲハとマタロウは、
いきなりジョージにそう言われ、困惑する
マタロウ「ちょっと待ってください!;どうやってゾンビを倒せば!?:」
因みにアゲハの格好は、深緑のショートパンツに半袖の服、
腰にはベルトを装着し、服の下には黒いタイツを履いている
そして靴は茶色の編み上げブーツ。
髪は下の方で緩く1つに纏めている
ジョージ「この世界では、かつらを取るようにゾンビの髪の毛を取って、
スキンヘッドにするとゾンビが死ぬようになっている!」
そういってジョージは監督イスに戻り、座った
アゲハ/マタロウ「「ええッ!?;」」
アゲハ「そ、それだけ…?:」
2人の心配の声を無視し、ジョージはメガホンを手に取ると、声を上げる
ジョージ「では、シーン58、アクション!」
アゲハは困惑しながらも、アクロバティックにピョンピョンと跳ねまわりながら
ゾンビ達の髪の毛を取る
ジンペイ「おお~!」
コマ「アゲハちゃんカッコいい!」
「「………でも……」」
2人はチラリとマタロウの方に視線を見やる
案の定、マタロウは緊張でガチガチになっており、
ゾンビ達から髪の毛を取ろうとしても、避けられるばかり。
ジンペイ「ガチガチじゃねえか…;;」
コマ「しょうがないなぁ…;;」
コマはそう言うと、自分がカメラに映らないようにゾンビをマタロウの前に設置した
マタロウは(コマが助太刀したのに気付かず)ゾンビの髪の毛を引っこ抜いた
マタロウ「やった!」
その後、ゾンビの髪の毛が取れず、苦戦しているマタロウを見て、
ジンペイがじれったそうに見る
そして、
ジンペイ「なあにやってんだ――ッ!!」
というと、カメラの前に出て、ゾンビの髪の毛をスポンッと引っこ抜いた
その途端、楽しそうな表情をするジンペイ
ジンペイ「おお~!気持ちいい~!///」
ジンペイはゾンビ達の方に行くと、髪の毛を取ったり付けたりを繰り返し始めた←
アゲハ「なにやってるの!!;」
~農場~
ジョージ「次のシーンは、農場でゾンビに襲われて、大ピンチからの大脱出!」
森での撮影が終わった後、農場で撮影を開始し始めたアゲハ達
ジョージ「シーン64、アクション!」
アゲハとマタロウは、ゾンビ達に追い詰められ、フェンスに寄り掛かる
因みに、マタロウの息切れまでもが棒読みなのは気にしないでおこう(((
マタロウ「ハア、ハア…負けてたまるかぁ!(棒)」←
アゲハ「負けない!(演技力抜群の声)」
2人はゾンビ達目掛けて走り、次々と髪の毛を引っこ抜いていく
そして、マタロウが何人目かのゾンビの髪の毛を引っこ抜こうとする
だが、不思議なことにそのゾンビの髪の毛が取れない
マタロウ「ググッ…!なんで取れないのぉ…!」
マタロウがは勢い余ってその場にすっ転んでしまった
それを見兼ねたジョージが声を上げる
ジョージ「はーい、カットカット!」
ジョージ「なにをやっているんだ!」
マタロウ「だってカツラが取れなくて…!」
マタロウはうつ伏せで倒れているゾンビを指差して言い訳する
すると、そのゾンビがぬッ…と立ち上がる
丁度マタロウとジョージの元にやってきたアゲハは、そのゾンビの顔を見て驚く
アゲハ「もしかしてこのゾンビ……映りたがりの友道君!?」
「「えぇぇぇぇぇえッ!?!?」」
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