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第二十六話 送別の宴、星へ還る者たち
別れは、突然来るものだと思っていた。
ある日、扉を開けたらもういない。
振り返った時には声が聞こえない。
名前を呼んでも返事がない。
そういうものだと思っていた。
けれど、本当は違うのかもしれない。
別れは、朝食の席にもいる。
湯気の向こうにもいる。
誰かの指先が少し透けた瞬間にもいる。
何気ない会話の後ろで、静かに椅子を引いて待っている。
だからこそ、逃げないと決めた。
残ってほしいと願うことからも。
帰っていく相手を見ることからも。
そのどちらからも、逃げない。
◆
凛が結論を出したのは、昼前だった。
衛宮邸の居間には、また全員が集まっていた。
宝石板には、複数の霊基反応が映っている。
それぞれの反応はまだはっきりしているが、昨日よりも外縁が淡い。
英霊たちの現界が、少しずつ薄れている証だった。
凛は深く息を吐いて言った。
「このまま自然に任せると、サーヴァントたちは数日以内に座へ戻る。個体差はあるけど、早い人は今夜にも霊基が限界に近づく」
士郎は何も言えなかった。
今夜。
その言葉が、思ったより重く響いた。
アルトリアは静かに聞いている。
アーチャーも壁にもたれたまま表情を変えない。
ジャンヌは目を伏せ、ランスロットはアルトリアの背後に控えている。
クー・フーリンは軽く肩を回し、バゼットは彼の反応を確認するように横目で見ている。
ギルガメッシュとエルキドゥは、黙っていた。
イリヤは膝の上で拳を握っている。
ユイとミライは、その両隣に座っていた。
凛は続ける。
「ただし、問題がある。自然帰還だと、神杯戦争で混線した霊基情報が座や神域側へ雑に流れる可能性がある」
メディアが頷く。
「つまり、帰る道を整える必要がある。神杯が英霊の座と神々の座を乱暴に繋いだせいで、帰還路が絡まっているのよ。放っておけば、記録の欠損や余計な残滓が残る危険がある」
士郎は顔を上げた。
「帰る道を作るってことか」
「ええ」
凛は宝石板の画面を切り替える。
そこには、柳洞寺地下、願いの畑、願録聖堂、冬木大橋、港湾区、衛宮邸の土蔵が線で結ばれていた。
「帰還門を作る。場所は柳洞寺地下大空洞。神杯の核に一番近くて、今は願いの種が安定している。そこに願録聖堂の送別頁を接続して、帰る側の意志と送る側の願いを整理する」
ミライが補足する。
「目的は、残留願望による霊基固定の回避。送別頁を経由し、記録ではなく通過証明として機能させる」
ユイが少し考えて言った。
「手紙を渡して、道を開く?」
ミライは頷いた。
「表現として適切」
イリヤは小さく呟く。
「送るんだね」
その言葉に、居間が静かになった。
送る。
止めるのではない。
忘れるのでもない。
追い出すのでもない。
帰る人へ、手紙を渡すように。
行ってらっしゃいと、言えるように。
凛はわざと明るめに言った。
「で、帰還門を安定させるには、いろいろ準備が必要。霊脈調整、願録の接続、送別頁の整理、神性残滓の分離。それと――」
凛は少しだけ言い淀んだ。
士郎が問う。
「それと?」
「送別の宴」
士郎は目を瞬かせた。
「宴?」
凛は少し赤くなりながら、視線を逸らした。
「別に私の案じゃないわよ。イスカンダルとリチャードが勝手に言い出したの。でも、術式的にも意味があるの」
イスカンダルが豪快に笑った。
「はっはっは! 別れの前に飯と酒と語らいがなくてどうする!」
リチャードも楽しげに剣を掲げる。
「物語の一章を閉じるなら、読者の胸に残る場面が必要だからな!」
エルメロイⅡ世が疲れた顔で言った。
「あなたたちは何でも宴にすればいいと思っている……」
メディアが肩をすくめる。
「でも、今回は間違っていないわ。感情の整理は術式の安定にも関わる。未練を無理に押し込めるより、ちゃんと言葉にした方が帰還路は整いやすい」
ジャンヌが微笑む。
「祈りも、感謝も、別れの言葉も。すべて必要です」
士郎はしばらく黙っていた。
宴。
別れのための食卓。
それは、ひどく衛宮邸らしい気がした。
士郎は立ち上がる。
「分かった。じゃあ作る」
凛が呆れたように言う。
「即答ね」
「他に何ができるか分からないしな」
イリヤがぱっと顔を上げる。
「私も作る!」
ユイも続く。
「私も」
ミライが手を上げる。
「私も補助希望」
桜が微笑む。
「私も手伝います」
メドゥーサは当然のように頷いた。
「サクラが台所に立つなら、私は守ります」
凛が半目で言う。
「台所、戦場じゃないから」
クー・フーリンが笑う。
「いや、この人数分作るなら十分戦場だろ」
士郎は少しだけ笑った。
その笑いの奥に、寂しさはある。
でも、今は動く。
別れを止められないなら、せめて送る準備をする。
◆
衛宮邸の台所は、昼過ぎから本当に戦場になった。
士郎が主導し、桜が補助し、イリヤが卵を割り、ユイが調味料を覚え、ミライが手順を記録する。
凛は口を出しながらも、結局手を動かしている。
アルトリアは真剣な顔で野菜を切り、ランスロットがその横で皿を運ぶ。
ジャンヌは祈りを捧げた後、静かに盛り付けを手伝った。
クー・フーリンは魚を焼く係を勝手に引き受けた。
「槍兵に焼き魚させるってのも変な話だな」
士郎が横から言う。
「でも上手いな」
「野営で慣れてんだよ」
バゼットはその横で、焼き加減を真面目に観察している。
「火の通りが均一です。参考になります」
「お前、何でも戦闘訓練みたいに見るな」
「料理も段取りと判断です」
「まあ、それはそうか」
ギルガメッシュは当然のように座って待っていた。
だが、エルキドゥに促され、不満げに果物を切る係へ回された。
「王が果物を切る時代か」
エルキドゥが笑う。
「意外と上手だよ、ギル」
「当然だ。切る対象が果実であろうと、我に失敗はない」
凛が遠くから小声で言う。
「包丁持ってるだけで偉そう……」
リチャードとイスカンダルは庭で席を作っていた。
縁側から庭にかけて、座布団と簡易の卓が並べられる。
衛宮邸だけでは明らかに狭いが、不思議と誰も文句を言わなかった。
いや、ギルガメッシュだけは言った。
「狭い」
士郎は即答した。
「知ってる」
ユイは大量の湯呑みを見て、首を傾げた。
「送るために、食べる?」
イリヤが卵を混ぜながら答えた。
「うん。食べながら、話すの」
「話すと、帰れる?」
「たぶん。ちゃんと言えることが増えるから」
ユイは少し考えた。
「ありがとうとか?」
「そう」
「寂しいも?」
イリヤの手が少し止まった。
でも、すぐに頷いた。
「うん。寂しいも、言っていい」
ミライが記録する。
「送別には、感謝、寂しさ、再会希望、未定の余白が含まれる」
士郎はその言葉を聞いて、少しだけ笑った。
未定の余白。
たぶん、それが大事なのだ。
別れが来る。
でも、それがすべてを決めるわけじゃない。
いつかまた会えるかもしれない。
会えないかもしれない。
それでも、今言える言葉がある。
◆
夕暮れ。
送別の宴が始まった。
庭と縁側と居間を全部使って、料理が並べられた。
炊き込みご飯。
焼き魚。
野菜の煮物。
味噌汁。
卵焼き。
果物。
クー・フーリンが焼いた魚。
イリヤが作った少し甘い卵焼き。
ユイが初めて手伝った味噌汁。
ミライが分量を記録した煮物。
イスカンダルが杯を掲げる。
酒ではない。
士郎が用意した麦茶だった。
それでも彼はまったく気にせず、豪快に言った。
「諸君! 神杯戦争は終わった! だが、別れもまた戦の一部! ならば今宵は、泣いて笑って食って語れ!」
リチャードが続ける。
「そして物語として語り継げ! ただし、誇張はほどほどにな!」
凛が即座に言う。
「あなたが言う?」
笑いが起きた。
その笑いは、少しだけぎこちなかった。
けれど、確かに温かかった。
アルトリアは卵焼きを一口食べ、目を細めた。
「美味しいです」
イリヤが嬉しそうに笑う。
「本当?」
「はい。とても」
ギルガメッシュも食べて、短く言った。
「合格だ」
イリヤが胸を張る。
「やった」
エルキドゥが微笑む。
「イリヤ、すごく嬉しそうだね」
「だって、合格って言われたし」
士郎はその光景を見ていた。
この時間を残したい。
そう思う。
でも、閉じ込めたくはない。
この笑い声が、いつか思い出になってもいい。
思い出になったからといって、消えるわけではない。
宴の途中、ジャンヌがユイの隣に座った。
ユイは少し緊張したように姿勢を正す。
ジャンヌは優しく言った。
「ユイ。あなたは今、何を感じていますか?」
ユイはしばらく考えた。
「温かい。少し痛い。胸の中が、いっぱい」
「それはきっと、寂しさと嬉しさが一緒にあるからです」
「一緒にあっていい?」
「ええ」
ユイは目を伏せる。
「昔の私は、願いを一つにしようとしてた。消えないように、同じ形で置こうとしてた」
ジャンヌは静かに頷く。
「今は?」
「同じじゃなくてもいい気がする。温かいまま変わるなら、いい」
ジャンヌは微笑んだ。
「それは、とても大切な気づきです」
少し離れた場所で、ミライはアーチャーをじっと見ていた。
アーチャーが眉をひそめる。
「何だ」
「観察中」
「見れば分かる」
「エミヤは、後悔だけではないと記録されています。現在の表情は、後悔以外の成分が多いと推定」
アーチャーは嫌そうな顔をした。
「余計な解析をするな」
ミライは首を傾げる。
「照れ?」
「違う」
凛が横で笑いを堪える。
「いい分析ね、ミライ」
「遠坂」
アーチャーの声が低くなる。
凛はそっぽを向いた。
そのやり取りを見て、士郎は少し笑った。
アーチャーが今、こうしてここにいる。
凛と軽口を交わしている。
後悔以外の顔をしている。
その事実が、何よりも大きかった。
◆
宴が進むにつれて、会話は少しずつ別れの方へ近づいていった。
避けていたわけではない。
ただ、最初からそこへ触れるには、少し時間が必要だった。
縁側で、桜とメドゥーサは並んで座っていた。
庭の灯りが、二人の横顔を柔らかく照らしている。
桜は湯呑みを握りしめながら言った。
「ライダーさん」
「はい」
「帰る日が来たら、私、泣くと思います」
メドゥーサは静かに桜を見る。
「泣いてください」
桜は少し驚いた。
「いいんですか?」
「もちろんです。泣かないことが強さではありません」
桜は目を伏せる。
「私は、置いていかれるのが怖いです」
「はい」
「でも、ライダーさんを縛りたくはありません」
「分かっています」
メドゥーサはそっと言った。
「サクラ。私は貴女の影が、貴女を守れると信じています。そして、貴女自身も」
桜の目が潤む。
「信じてもらえるの、嬉しいです」
「当然です」
桜は少しだけ笑った。
「でも、泣きます」
「その時は、泣いてください」
メドゥーサの声は穏やかだった。
「涙も、貴女のものです」
◆
庭の端では、ギルガメッシュとエルキドゥが空を見ていた。
星が出始めている。
ギルガメッシュは杯を片手に、何も言わない。
エルキドゥも黙っている。
長い沈黙の後、エルキドゥが言った。
「もう少し、ここにいられると思う?」
ギルガメッシュは答えない。
エルキドゥは微笑む。
「聞き方が悪かったかな。君は、もう少しここにいたい?」
ギルガメッシュはようやく口を開いた。
「くだらぬ問いだ」
「そう?」
「我が望むなら、時間など従わせる」
「でも、今回はそうしないんだね」
ギルガメッシュの瞳がわずかに細くなる。
エルキドゥは空を見る。
「僕は嬉しかったよ。君とまた話せて」
ギルガメッシュは黙っている。
「でも、永遠にここで話すことが正しいとは思わない」
ギルガメッシュは低く言った。
「分かったような口を利く」
「君の友だからね」
ギルガメッシュは一瞬だけ笑った。
それは、とても小さな笑みだった。
「ならば、せいぜい今のうちに語れ。友よ」
エルキドゥは嬉しそうに頷いた。
「うん」
◆
凛とアーチャーは、台所の片付けをしていた。
本来なら士郎がやると言ったが、凛に追い出された。
「今日くらい座ってなさい」と言われたのだ。
アーチャーは黙々と皿を拭いている。
凛は洗い物をしながら、ぽつりと言った。
「ねえ、アーチャー」
「何だ」
「また、急に消えないでよ」
アーチャーの手が止まる。
凛は続ける。
「帰るなら帰るで、ちゃんと言いなさい。勝手にいなくならないで」
アーチャーは少しだけ沈黙した。
そして言った。
「善処しよう」
凛が眉を吊り上げる。
「そこは約束しなさいよ」
「未来のことを軽々しく約束するなと教えた覚えがあるが」
「今はそういう理屈いらない」
アーチャーは小さく息を吐いた。
「……分かった。可能な限り、告げる」
凛は少しだけ表情を緩める。
「それでいい」
アーチャーは皿を拭きながら言った。
「遠坂」
「何?」
「お前は、私がいなくても問題なくやれる」
凛は顔をしかめた。
「そういう言い方、嫌い」
「事実だ」
「分かってる。でも、問題なくやれることと、寂しくないことは別なのよ」
アーチャーは答えなかった。
凛は水を止める。
「私、ちゃんと寂しいって言うから」
アーチャーは静かに頷いた。
「それでいい」
◆
士郎とアルトリアは、土蔵の前にいた。
宴の賑やかさが少し遠くに聞こえる。
ここは、すべてが始まった場所だった。
士郎は扉に手を触れた。
「ここで会ったんだよな」
アルトリアは頷く。
「はい」
「五年前も、今回も」
「不思議な縁ですね」
士郎は苦笑した。
「縁って言葉で済ませていいのか分からないけどな」
アルトリアは土蔵を見つめる。
「シロウ。私は、この再会に感謝しています」
士郎は彼女を見る。
アルトリアは続ける。
「聖杯を求めた私は、過去へ囚われていました。ですが今回、私は過去を消すためではなく、今を守るために剣を振るうことができた」
士郎は静かに聞いていた。
「それは、貴方が願いを返し続けたからです」
「俺だけじゃない」
「ええ。だからこそ、です」
アルトリアは微笑む。
「貴方は、以前より少し人を頼れるようになりました」
士郎は少し気まずそうに視線を逸らす。
「まだまだだけどな」
「その余白があるなら、十分です」
士郎は笑った。
「余白か」
「はい」
アルトリアは士郎を見つめる。
「別れの日が来ても、私との記憶を義務にしないでください」
士郎の胸が締めつけられる。
「義務に?」
「私を忘れてはいけない。私のために何かを成さなければならない。そう思わないでほしいのです」
士郎は言葉を失った。
アルトリアは静かに言う。
「覚えていてくれるなら嬉しい。ですが、貴方の明日を縛る記憶にはなりたくない」
士郎は拳を握った。
「……難しいな」
「はい」
「でも、分かった」
アルトリアは少しだけ安心したように微笑んだ。
「ありがとうございます」
士郎は土蔵の扉にもたれ、空を見上げた。
「セイバー」
「はい」
「帰る日まで、ちゃんと飯食っていけよ」
アルトリアは目を瞬かせた。
そして、柔らかく笑った。
「はい。喜んで」
◆
夜が深まる頃、凛とメディアは柳洞寺地下への帰還門構築を開始した。
宴の余韻を、送別頁へ接続する。
願いの畑からは、黄金の根が静かに伸びている。
願録聖堂からは、手紙のようなページが道を作っている。
英霊たちの霊基からは、それぞれの座へ還る細い光が見え始めていた。
まだ帰る時ではない。
だが、道は開き始めている。
凛は術式を調整しながら言った。
「帰還門、七割安定。明日か明後日には完全に開ける」
士郎は頷いた。
「そうか」
メディアが横から言う。
「それまでに言いたいことは言っておきなさい。後悔は記録しても面倒なだけよ」
士郎は苦笑した。
「分かってる」
メディアは少しだけ優しい声で言った。
「本当に?」
「たぶん」
「そこは相変わらずね」
士郎は何も言えなかった。
◆
宴が終わった後、イリヤは庭に残っていた。
ユイとミライも隣にいる。
三人は、庭の小さな芽を見ていた。
願いの種ではない、普通の芽。
けれど、霊脈の影響を少し受けている不思議な芽。
イリヤは言った。
「みんな、帰っちゃうんだね」
ユイが頷く。
「寂しい」
ミライも言う。
「寂しい。記録済み感情と一致」
イリヤは少し笑った。
「寂しいって、ちゃんと言えるようになったね」
ユイは胸に手を当てる。
「言うと、少し温かい」
「うん」
ミライは庭の芽を見つめた。
「別れは終了ではなく、状態遷移」
イリヤが首を傾げる。
「それ、どういう意味?」
ミライは少し考えた。
「一緒にいる形が変わる」
イリヤは目を伏せた。
「そっか」
ユイが言う。
「変わっても、消えない?」
イリヤは頷いた。
「消えないって、私たちで証明したんだもん」
三人はしばらく庭の芽を見ていた。
やがてイリヤが小さく言う。
「明日、バーサーカーにも宴の話しに行こうかな」
ユイが頷く。
「卵焼きも?」
「うん。甘いやつ」
ミライが記録する。
「ヘラクレスへの報告事項、送別宴、卵焼き成長、寂しい感情」
イリヤは笑った。
「そうだね。ちゃんと報告しないと」
◆
深夜。
願録聖堂の送別頁は、穏やかに光っていた。
残ってほしい願いは、消えていない。
けれど、英霊たちを縛ってはいない。
返事を受け取ったからだ。
帰る者の言葉を、ちゃんと聞いたからだ。
柳洞寺地下では、帰還門が少しずつ形を成している。
願いの畑は静かに眠り、ヘラクレスの守護結界が淡く光る。
冬木の空には、星が見えている。
黒い神杯はない。
ただ、星だけがある。
星へ還る者たちがいる。
地上に残る者たちがいる。
そして、その間に、送るための宴があった。
神杯戦争、第二十六夜。
士郎たちは送別の宴を開き、帰る者たちと言葉を交わした。
残ってほしい願いは消えない。
寂しさも消えない。
けれど、それを鎖にしないために、彼らは食べ、語り、返事を受け取った。
帰還門は開き始めた。
別れの日は、もうすぐそこにある。
第二十七話へ続く。
コメント
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うわああああもうこの回泣くしかないよ😭💕 「別れは朝食の席にもいる」からもう胸に来てたけど、宴のシーン全部が優しくて切なくて…特に凛とアーチャーの「ちゃんと寂しいって言うから」とか、アルトリアの「記憶を義務にしないで」が刺さりすぎてもう無理…。 イリヤが「寂しいも言っていい」って言ったところ、本当にそうだよねって思った。 送別頁とか願いの畑とか、お話の中の仕掛けがちゃんと感情に繋がってるのが尊すぎる…! 続きが気になるし、このままでもずっと読んでいたい気持ちと戦ってるよ…!