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それは、とても暑い夏に起きたことだった
──志賀直哉の証言
そうだったな…始まりは、司書に呼び出されたとこだったな
誰かの…魂の反応が無くなったとかで助手だった俺が呼ばれた
緊急撤退した潜書メンバーは誰も絶筆してない、太宰はいる、芥川もいる、織田作(ヒロポンを愛用してたらしいと聞いた)は生きてた
死にたがってるやつは全員生きてる
じゃあ誰が
一向に出てくる気配がない
外に出てる奴らにも便り出すか…
そうでもないと割り出せねえだろ、考えてた時だった
「なんで…こんな時に武郎兄が…いないの…?」
その一言で全てが戻ってきた
そうだ有島だ
アイツは…前世で心中してやがるはず
それ以外にも何度も自殺を…
走る
彼の自室までが遠く感じる
珍しく乱歩の顔が引き攣ってたが
何度も自室で自殺を図ってたらしい
引き出しから薬物が出てきた
でもナイフなんて…
まさかと思い食堂に走る
やっぱり一本無い
夜中に持ち出したんだ
ああ見えて彼は大学時代に、哲学的な論争から学友と自殺を試みるなどのナイーブな行動を見せていた
でもそれは過去の話
今世は絶対自殺させないつもりでいた
何処に穴があったんだ?
里見が泣き崩れる
そりゃそうだよ、此処じゃ唯一の兄貴だからな
ごめんな、お前が守りたい者を守れなかった
どうも、山本文です
プリ小説の方で太宰のバージョン出してた人がいたけど、有島でも良くね?って出しました^ ^
多分上手くいきません
以上