前回のあらすじ__。
tkpnのことに焦るut。
ymdがいつものように揶揄いをかける。
どんどん空気が悪くなっていき…
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tk「みんなッ…?」
so「えッ…」
後ろを向くと、tkpnが立っていた。
みんな驚いた顔で目を丸くし、tkpnを見つめる。
hr「tkpnッッ…」
tk「ッッ…、ごめんッ…」ダッ
kyu「、tkpnッ!!」
kyuが叫ぶ。
tkpnは反対の方に走っていった。
ymdは呆然と唇を噛んで立っている。
utは困惑したような顔でほおを抑えていた。
um「え…?」
kyu「長年一緒にいた僕ならわかるッッ…!あの、顔ッ…!
嫌だッ…、tkpnと離れたくないよッ…、!」
so「kyuちゃんッ…。」
ただでさえ涙が溜まっていたその瞳は、もっと涙が溜まり溢れ出てくる。
ym「…は、?…なんでymdがッッ…」
utが突然声を上げた。
ut「tkpnは1番、ymdのことを信じてたからッ、!」
ym「ッッ…!」
ut「tkpnだってymdだってッ…、
不仲って言ってるけど俺はッ…
tk氏が一番信頼してるのはymdだと思うんだよッ…
だからッ、…」
utは、声が掠れかすれになっても必死に叫び続けている。
ymdに呼びかけている。
ymdは苦しそうに、唇を噛んだまま、何かを我慢したまま立っていた。
隣を見る。
必死に叫ぶut。
大粒の涙が流れるkyu。
唖然としているzurs。
冷や汗をかいているkmgとy-m。
複雑な表情をしているymd。
…俺も。何か言わなくてはならない。
自分の軍なのだから、俺が勧誘したのだから。
hr「ymd!!いってくれッ、!」
ym「ッ…!」ダッ
○○
ym「ッ…なんでこんなことにッ…!」
…ymdやって、言いたいこと言ったわけやないねん。
なんか口から勝手に出てただけ。
こんなこと…誰にも言えないけれど。
ただそれだけのこと。
ym「ッ…tkpnッ…どこやッ…!!」
あいつがいきそうな場所…。
崖やな。
俺は必死で走る。
前訓練で怪我した足がまだいたいけれど、そんなことはどうでもいい。
俺はあいつ、tkpnが大っ嫌いや。
すぐむかつくこと言うし、とろいし、案外強いし…。
だからこそ、俺が言った言葉にあいつが否定しなかったんが許せなかった。
つい…、カッとなって。
前には風に靡く緑髪と、ymdより高い背丈。その背中はなにも持っていないような背中に見えた。
ym「tkpnッ!!」
tk「ッ、ymdッ…?なんで、」
ym「なんでやないねん!!!」
tk「ッ…」
ym「なに勝手に死のうとしとんねんッ…、
tk「ッ…、俺はいらないからッ、…」
tkpnは言う。
ymdの頬も、濡れている感覚がする。
流れてしまって、もう止まる気配のない、目の水。
悲しい事実に耐えられないymdの感情。
あいつはただのバカ。
メンヘラで、むかつく野郎で、でも案外面倒見が良くて、
普通に頭良くて…。
水がたくさん頬を伝っている感触がする。
ym「ッ、誰がいらないなんて言ってんねんッ、」
tk「……それは、」
tk「…は、ッ?」
ym「不仲とかいわれとうけど、むかつく、腹立つけど!!
お前が好きやッ!!
ymd以外もッッ!!」
tk「…、嘘つくなよ、ありえない」
ym「あるわボケッ、…」
tk「…ッ、」
ym「hrtiやって必死やった…、
utやって焦ってたッ、kyuやって泣いてた!!
他の奴らやって、泣きそうな顔しとった!!ymdもッ…、
お前がいなくなったらどうすればええねん、」
tk「ッ…、俺を必要としてくれてるのか、?」
ym「当たり前やろッ、」
tk「…ッ!」
無理してるわけやない。
感情に任せていたら自然に笑っちゃっただけや。
目の前のtkpnも、涙をすすって笑った。
我慢していない。
嘘じゃない。
綺麗で、永遠に続きそうな笑顔。
俺は、この笑顔が続いてるのが…その、誰にもいわないでな?
ym「ほら、帰るでゴミドリ」
tk「ゴミドリって言うな」
ym「んじゃあメンヘラわかめ」
tk「それもやめろ」
二人で吹き出す。
久しぶりにこいつと楽しく話せた気がする。
そういえば…謝ったほうがええんかな…
ym「…悪かったな、」
tk「…え、お前…、謝れるんだ」
ym「うるさいわッ!
…ただ今回はymdが悪かったって事で。
ymdはお前のことが好きではない。
嫌いや。でも…」
tk「…?」
ym「強いし…優しいし、頼りになるし…。
今回は言い過ぎてん。…ごめん」
tk「…!
俺だってymdのことは好きじゃないけど尊敬してるはしてる。素直じゃないけどな」
ym「…なんやねんこれ、普通に照れるわ…」
tk「…俺も」
ym「俺らだけ照れるのはなんか不公平じゃね」
tk「確かに」
ym「あいつら照れさせる?」
tk「今回は賛成」
俺らは、笑いながら二人でその広い道を歩いた。
○○
ガチャッ
tk「ただい…」
kyu「t、tkpn~!!」
tk「ぐえッッ…」
ym「はは、潰されてやんの」
tk「うるさいな…」
hr「ymd、仲直りしたか?」
ym「…したわ」
hr「よっし、いいこといい事!」
俺はゴミドリと目を合わせる。今だというタイミングで、言葉を発した。
ym「…hrti」
hr「ん?」
ym「いつもありがとな、俺、迷惑かけてばっかかも知れん。
今日やって…。でもお前がいてくれたから。こういう風に仲直りできてん。あんがとな」
hr「…え?」
目の前のhrtiは唖然としていたが、耳をよく見ると赤くなっていた。
それをy-mが「あれ、hrさん照れてます?w」と煽っていた。
隣のtkpnは、次は俺?というような視線をこちらに向けたので、頷いた。
tk「y-mくん、ありがとう」
yu「…えッ、?ぼ、僕ですかッ、??」
tk「うん。俺が抜けるって言った時、必死に止めてくれたから。
俺がここに必要だって、絶対いなきゃダメなんだって。俺、嬉しかった。ありがとう」
yu「は、え…、」
y-mも顔を赤くする。案外かわええ後輩なんよな。
お、結構ええんやないの照れさせる作戦…。次は、俺の番やから…。
どうしよう。utとかにするかw
俺がutに視線を向けるとうたはビクッと肩を跳ねさした。
ym「ut」
ut「な、なんだよ…次は俺かよ、?」
ym「…まずは…謝らせてや」
ut「えッ?」
ym「その、頬…殴ったやろ俺」
tk「え、お前殴ったの」
ut「別に平気だけど…、?俺が飛び出しただけだし」
ym「…ymd、お前に頼ってばっかよな。
utは書記長やし、しっかりしてるし。
だからお前やと、案外頼れて信頼できて楽しいんや。あんがと」
tk「俺からも。ut、俺のことたくさん心配してくれたよね。嬉しかった。
言えなかったのはごめん。言い出せなかった。
すっごい心配してたのに。…ありがとね」
ut「………ありがと、」
utは、顔を赤くしてから、それを誤魔化すように中指で眼鏡をかけなおし、目を逸らす。
…よく見てたらだいぶ顔赤いわな、w
「誤魔化すなよ」とhrtiはutによっていた。
てかあのゴミドリut褒めてまうから次は誰が褒めればええんや…。まぁえっか。
ym「kmg」
km「お、俺かいな…」
ym「単純にいうわ。筋肉がすごい。ありがとう」
km「当たり前やろッ、!…って、俺それだけなんッ!?」
ym「うそやってw
ありがとうってのは俺の相棒でいてくれてありがとうって意味と、
いつも訓練とか付き合ってくれてありがとうっていう意味やで」
km「…まぁ、結構嬉しいなこれ」
kmgは案外照れんのかあ…なんやつまんないの。
まぁ内心照れてるんよな、w
tk「soちゃんも、ありがとう」
ym「この際だから、いつも言えんけど…kyuもな」
kyu「えッ、本当ッ、?ねぇねぇ僕すごいッ、??」
ym「もう少し強くなれ」
kyu「うぅッ…思ってたのと違う……」
ym「…期待してるって意味な、」
kyu「ッ、!!うそでしょッ…、あのymdさんがぁッ…!僕のことッ…!」
ym「あ~もううるさいうるさい!!」
tk「soちゃんも、俺、期待してるね」
so「!!はいっすッッ!」
いつもの日常が戻った。
楽しい、ガヤガヤしている日常。
end
コメント
11件
こむくん、、、どうせ裏ではガチで照れてるんやろ?←
感動(;∀;) いつの間にか目から滝が (´;ω;`)
感動するぅぅ!///最高…✨️///