※作中では、タンザナイトは紫色の宝石です
俺はサンタ。大人にも、皆にプレゼントをあげるために生きている。両親は死に、兄は行方知れずとなった。でも、きっとみんな、喜んでくれる
「キャーッ」
グサッ
「ハハハッ俺からのプレゼント♪」
この世に楽しいことはない。だから俺が、みんなの為にプレゼントを!
今日も暗闇の中サンタは狂う、真っ赤に染まる夜の街
明日はどこの街へ行こうかなっ?
この街は物騒な噂がある。殺し屋狩りがあるとか無いとか、まぁ俺には関係ない。ただプレゼントを配るだけ♪
「た、助け…」
「君にも、プレゼンt」
スッ
「そこまでだ!」
ピタッ
「なに?俺はただこの人にプレゼントを…」
「お前のやっていることは重罪だ…っお前は、」
「え…?」
そこに立っていたのは、7年前に行方知れずになった、大好きな兄ちゃんだった
「…そっか、久しぶりだね、兄ちゃん、」
「っ…」
サンタの出番はもう終わりみたいだ、
グサッ
「っ…」
「オンっ…!?」
「…泣かない、でよ、兄ちゃん、?」
俺が最後に見たのは、タンザナイトのような彼の瞳だった
「(プレゼントあげられなくて、ごめんね、?)」
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