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Coffee

第11話 - 第11話

2,106

2025年09月22日

#mga

#mtp

#学パロ

#ご本人様には関係ありません

Momochi🍏🕯

あの後、涼架くんが一切俺の腕にしがみ付いて離れてくれず、少しだけ大森と涼架くんと一緒にいることになった。大森ん家の近くにある公園で、俺と大森はベンチに座り、涼架はブランコを漕いでいた。

元貴『ごめん涼架が…』

申し訳なさそうに眉を下げて謝る大森。

滉斗『全然いいよ。俺弟みたいな子と遊びたかったし』

俺がそう言うと、大森は首を傾げて聞いた。

元貴『委員長って兄弟いんの？』

滉斗『2つ上に兄ちゃんいるよ。』

元貴『弟なんだ。面倒見いいのに。』

滉斗『そう？大森は弟っぽいのにお兄ちゃんなんだね。』

元貴『あ？馬鹿にしてんのか？』

そう言ってぷくっと頬を膨らませて大きな目で睨む大森。ほらそういうところ。本当に弟みたいで可愛い。思わず笑みが溢れる。

するとーー

涼架『おにぃちゃ〜ん！！』

楽しそうにブランコを漕いでいる涼架くんが大森と俺に向かって大きく手を振った。小さい子特有のにぱっとした元気な笑顔がよく似合う。

大森は口角を上げて小さく手を振り返した。その表情は優しくて、安心してしまうような表情だった。

滉斗『……大森』

元貴『ん？』

滉斗『……元貴って呼んでもいい？』

元貴『んぇっ…//』

ぶわわっと顔を真っ赤に染める大森。恥ずかしいのか、ぷいっと顔を背けた。照れ隠しなんだろうな、否定しないし。

滉斗『……元貴』

元貴『うぅ……///』

目をぎゅっと瞑る元貴。恥ずかしそうにぎゅっと制服の袖を掴むところとか、本当に可愛い。元貴をじっと見つめていると、足音がした。振り返るとーー

涼架『ひろとくんタッチー！！』

いつの間にか俺の近くに来ていた涼架くんは、タッチと言って俺にタッチしてきた。

滉斗『あ！！やったな〜？』

涼架『んへへ〜ひろとくん抱っこ！！』

元貴『抱っこ！！？？』

驚いたようにいきなり声を上げる元貴。何をそんなに驚くんだ。羨ましいのか？

滉斗『いいよ〜おいで！』

涼架『やったぁ！！』

涼架くんを思いっきり持ち上げて抱っこしてあげると、涼架くんはきゃははっと声を上げて楽しそうに笑い、喜んだ。一方元貴はーー

元貴『……』

案の定むすっとして頬を膨らませている。多分俺抱っこされたことないのに…って嫉妬してる。

滉斗『…嫉妬してんの？』

元貴『してない！！！』

涼架『おにぃちゃんお顔真っ赤！』

元貴『うるさい！！！』

弟に指摘される程顔をりんごにした元貴は、もう帰るよ！と言って先に歩いて行ってしまった。

滉斗『おにぃちゃん嫉妬してるね』

涼架『ね！だっておにぃちゃんひろとくんのこと大好きだもん！』

滉斗『…そうなの？』

涼架『うん！かっこいいって言ってた！涼架がおにぃちゃんにひろとくんのこと好きなの？って聞いたら好きなのかもって！！』

滉斗『……へぇ』

すごいことを聞いてしまった気がする。

帰り道、涼架くんに手繋ごうと言われ、手を繋いでいる。涼架くんの手はまだ小さくて、どこか優しくて。

元貴『そういえば、こっち来ちゃっていいの？家反対じゃなかった？』

滉斗『んーん、俺もこっち方面だから大丈夫。』

涼架『……ひろとくんお家帰っちゃうの？』

涼架くんが寂しそうに目に涙を浮かべて上目遣いをしてくる。なんだこの可愛い生き物は。

てか俺上目遣いに弱いんだな。

元貴『涼架、滉斗くんお兄ちゃんじゃないんだからね』

涼架『んぅ…寂しいよぉ…』

元貴『駄目だよ、滉斗くん困っちゃうでしょ』

滉斗『滉斗くん…』

元貴が俺のことを何度も滉斗くんと呼んでくる。学校だと上から目線なのに、涼架くんの前ではお兄ちゃんらしく、優しい口調になる。うるうる目の涼架くんにぎゅっと手を握られる。

涼架『帰っちゃやだ…ひろとくん…』

元貴『んもう…涼架、我儘駄目だよ』

涼架『うぅ…ぐすっ、』

元貴『泣かないの、涼架3年生でしょ？もうお兄さんなんだよ』

俺が帰ってしまうのが寂しくて泣いちゃう涼架くんも可愛いし、一つ一つの涼架くんが傷つかない優しい言葉をかける元貴も可愛い。このまま帰っちゃうのも…あれだよな…

滉斗『……元貴、今日泊まってっていい？』

元貴『えっいいけど…大丈夫なの？』

滉斗『うん。俺大体家で1人だから。連絡入れておけば大丈夫』

俺がそう言うと、涼架くんはぱあっと明るく笑って俺に抱きついた。

涼架『ひろとくん泊まってくの？』

滉斗『うん、だからバイバイしないよ』

涼架『やった〜！！』

元貴『んもう…ごめん委員長…』

困ったように俺を見つめる元貴。

滉斗『全然。よし、涼架くん。お兄ちゃんのお家まで走って行こ？』

涼架『うん！案内するね！』

滉斗『よ〜い…どん！』

元貴『えっ、あ！ちょっ！待ってよ！！』

俺と涼架くんが走り出し、置いていかれた元貴が慌てて走ってくる。涼架くんは楽しそうに笑いながら走っている。こんな日々が続いたらいいな。

next→♡1500

描く手が止まんねぇぜ

今回会話もりもりだったかもねぇ

衝撃の出来事次の回でした…😭

ごめんなさい🙇🏻‍♀️💦

Coffee

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omrさん最初グレてたけど、本当は凄く面倒見よくて優しいお兄ちゃんなんですね☺️ その本性を学校でも徐々に引き出してくれたwkiさん流石…✨️

うわこの家のお母さんになりたい！

可愛すぎｯ！！さっすが兄弟、涼ちゃんお兄ちゃんの仕草まんま w そのままャってくれても ( 殴

Momochi🍏🕯

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