テラーノベル
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※とても長いお話になります!(6000文字超え)
それでもいいと言う方はどうぞ!
昼休み
s「furm ~!」
f「kzと話さないの?」
s「なんか昼休みになった途端にいっつもどこか行っちゃうんだよね…」
人と顔合わせないようにしてるのかな、と勝手に妄想してしまう
f「進展でもあった?」
s「あのね~…」(朝あったことを話す
r「つまりつまり…!?」
r「デート、ッ」
f「という事ですな!」
s「ただのお出掛けだし…!/」
とは言ってるものの、自分の中ではそうであって欲しいと願ってしまっている
r「服何着るの?」
s「ちょっと迷子中」
r「俺でよかったら手伝うよ?」
s「マジで!?ありがとう!」
r「じゃ、放課後syuの家行くわ」
f「………」
あれ、fuの様子が…
あ、そっか
s「…!大丈夫、何もしないから」
f「…うん、」
r「syuは俺らより純粋だから大丈夫だって」
rmはいつもの調子でfuにそう返す
f「まぁそうだよな、」
s「rm助かる~」
r「syuのためだから!マジで応援してる」
f「……」
〜放課後〜
r「じゃ、俺syuと帰るから今日は他の人と帰ってて?」
f「…おっけ」
結構ご立腹のような…気のせいか?
s(後で怒られそう…。)
r「…よし!これで良いかな」
s「色々ありがとう…!マジ感謝」
いつもの自分より違う雰囲気が感じられる
r「可愛さもあって、カッコよさも感じれる…我ながら良い感じ」
r「このrmさんに任せてよかったでしょ?」
s「うん、…」
そしてふと疑問に思ったことがあった
s「fuのおかげなの?」
r「え?」
s「なんかさ、fuと付き合い始めたrm変わった気がして…」
前までのrmは正直言って今より元気の良さがあまり感じられなかった。
テンションが低めで大人しいイメージだった。それはそれで友達として好きだけど
s「失礼だけど、前までこういうことにあんま興味なさそうだったじゃん?」
r「…そうかもね。俺なりにfuに頑張った姿見せようとして努力したから、」
s「めっちゃいい彼女じゃん」
r「俺男ですけどね!?」
的確すぎるツッコミがrmから返ってくる
s「fuの方がリードしてそうなイメージあるから…」
r「確かに、」
r「って、時間大丈夫!?」
rmが思い出したようにそう口にし、俺も慌てて時間を確認した。
s「え、?…あ、やば!?もう出ないと…!」
r「俺も早く支度して家出ないと…!」
s「rmマジで今日ありがとう!」
感謝を口にして、rmが家から出たことを確認してから急いで待ち合わせ場所へ向かった。
s「今…58分…セーフ、」
s(kzどこだろ…)
周りを見渡すと、とあることに気づいた。
s(誰かに…集まってる?)
俺と同じくらいの女性が6人くらい一ヶ所に集まっている
中心人物は…よく見えなかったが、髪色が一瞬見えた。
s「もしかして、ッ…」
そうだ。今日待ち合わせしてる人は男でも惚れてしまうような美貌の持ち主だから、
たとえマスクとかしてても街中の駅を歩いたりしたら…。
m「イ、イケメンですね!✨これからご飯行きません?」
m「あっちのお店でお茶でも…」
m「今空いてます?よければ一緒に出かけませんか?」
k「いや…」
m「ちょっと!?私が先に声かけてたんだけど!?」
m「はぁ!?私よ!」
s(やばいやばい…)
やはりkzだったようだ。表情を見るとだんだん強張って曇っていく。
かなり機嫌が悪そう。
s(守るって決めたから、声かけないと…!)
s「k、ッkz!」
k「…!syu」
s「ッ…//(名前呼ばれたッ…!)」
咄嗟のことだったから仕方ないのだろう。
だけど、それでも名前を覚えてくれていることが本当に嬉しかった。
k「…行こ」
m「え~ん…お友達と遊ぶの~?」
k「無視)どこ行く?」
s「え、ッ…(無視していいもの…?)」
k「…あ、ぇっと、」
s(俺が黙り込んだからkzの事困らせてるッ…!)
でも今顔は絶対に見れないし、上手く言葉で伝えられる自信がない。
バレたらどうしよう、その不安が心の中で渦を巻いた。
k「…大、丈夫?」
s「ぅ、ん…」
k「…俺とは…嫌?」
s「えっ」
唐突なその言葉に驚いた。
嫌ではない。むしろ嬉しすぎて顔が赤くなって顔を合わせれないんだから。
k「無理矢理だった…?ごめ、」
s「そんなことない、っ…ただ…」
s「た、だ…//」
ダメだ。この先は言葉でどうしても表せられない。
頭が真っ白になって、口が思うように動かない。
s「ごめん…/」
k「…熱?」
s「ちがっ…み、見ないでッ…?」
k「…ごめん」
k「俺の事、やっぱ嫌…」
s「それは、絶対無いから…/」
うまく言葉にできない自分に怒りたい気持ちがあったが、
それ以上にやはり恥ずかしさが勝ってしまう。
k「……」
…やっぱり言うしかないのか?と、頭によぎる。
kzが心配してくれて、不安にしてないかって確認してくれたにも関わらず、
俺は何にも応えないのはずるいことのような気がして来た。
s「名前呼んでのらえたの、うれし、かったからッ…/」(小声
何でもないこと。普通の当たり前のこと。
なのに俺は変に意識して、恥ずかしい気持ちでkzにそれを伝えていた。
可笑しい。自分がどんどん可笑しくなっていくような感覚だった。
k「…そうなの?」
s「ごめん、普通のことなのに意識しちゃって…」
k「でも、普段は人の名前呼ばないから……」
k「…そんなに嬉しがって貰えるなら、」
k「これからも、名前呼んでいい…?」
s「!うん、っ」
k「___か、___らな___ど、俺も___れし___た…/」(小声
s「え?」
上手く聞き取れなかった。
ただ1つだけ、分かることがあった。
kzも少し顔が赤いような気がした。もう夕陽が出ているからだろうか。
でも、どんなkzでもやはり画になるようで、さらに俺の鼓動は増した。
それから俺達は食べ歩きをしたり、ゲームセンターに行ったり、2人で放課後を過ごした。
今までkzとは上手く喋れない、と思っていたが、今日でかなり話せるようになった。
ただ、食べ物を食べる時はいつの間にか終わっていて、食べているところをずっと見られるし、
気に食わないことがあるのか中々笑ってくれない。
これから、と自分に言い聞かせながら、見てみたいという欲が強くなってきた。
その思考を変えるために、慌ててkzに話題を振った。
s「ね、今日の…待ち合わせで会ったばかりの時、なんて言ってたの?」
k「えッ…」
s「あ、嫌だった!?ごめんっ、聞いちゃって…」
k「……」
一呼吸置き、kzが口を開いた。
k「…俺も、名前呼んでくれて嬉しかったから」
s「、ぇ?」
記憶を遡りながら思い出す。
確かに、心の中ではkzと言ってたけど、口に出したことがなかったような気がする。
s「そうだ、った…のッ?/」
k「…また顔赤いよ」
k「どうして?」
そう言いながらkzが近づいて来た。
k「夕陽のせい?」
そうじゃない。そんなわけがなかった。
kzのせいだ。こんなにかっこいい…だから顔が赤くなる。
言えなかった。そんなことは絶対に俺から言えなかった。
s「…わかんない」
そう答えるのが精一杯だった。
k「…俺がもし言ったら、syuも言ってくれる?」
唐突なその回答にただ固まるしかなかった。
気持ちがバレる。kzに。言えない。
k「_____だから、」
kzが何かを呟いた気がした。
あんまり聞き取れなかった。
s「なんていっ、____」
言い終わる前に壁まで追い詰められ、更に顔が近くなった。
これがいわゆる『壁ドン』というやつだろうか、。
s「?!??//」
k「俺、マスク外すからさ、だから…どうしても教えて欲しい」
スッと、静かな動きでkzがマスクを下にずらす。
わかっていたけど、かなり整った顔立ちだった。
今の状況は心臓が破裂しそうだった。理由を言わないと解放されないだろうし、…
s(やばい、…//)
k「…?」
s「もう、…ムリ」(力抜
k「ちょ、っsyu !?」
s「(プシュー…」
k(…俺のせい、?)
k「ごめん…」
その言葉を最後に、俺の意識が遠くなる感覚に襲われた。
s「…は、っ」
s「…あれ、ここどこ」
kzのごめんの一言を聞いた後の記憶が無くなっている
どうしてここに居るのか、そもそもここはどこなのか。
k「あ、起きた…?」
s「わぁっ、!?」
s「え、なんで、…え?」
k「なんでって…ここ俺の家だし、…」
s「え……」
どうやら自分があまりのkzのカッコ良さに気を失っている間に
kzの家に連れて行ってもらったらしい。
当たり前だけど、さっき外していたマスクは元に戻っていた。
s「ごめんね…、今すぐ帰るから、」
k「でももう夜遅いよ?」
時間を見ると21:00を回っていた。
s「え、うそ…!?」
k「今日泊まってく?」
s「でも…迷惑…」
k「大丈夫。俺もごめん…」
s「kzは悪くない、っ!俺が勝手にkzの事かっこいいって思っただけ、だ…し」
s「…あ」
勢いに任せて言ってしまった。
なぜ止まらなかったんだ、と自分を責める
k「…そうなの?」
s「…」
k「syu ~?」
s「…そ、うだけど、ッ!//」
布団で顔を隠す。こんなのほぼ告白しているみたいなものだ。
顔を見れない。
k「…ねぇ、」
k「お~い、…」
k「syu …」
聞こえてくる声に寂しさが混じっている。
勇気を出して、顔を布団から出し、kzのことを見る。
s「…なに、?/」
k「…ありがとう」
s「…え?」
k「純粋にかっこいいって言ってくれて、俺にたくさん時間使ってくれた人、初めてだったから。」
s(バレてない…っぽい?)
良かった、と心で思いつつも、kzはこういう事に興味がないのかとも思ってしまった。
それか、鈍感なのか。分からなかったが、少しの喜びと残念さが心で渦を巻いた。
k「…俺、さ。」
kzが何かを話そうとして止める。
そしてまた息を吸って話し始めようとする。
k「…ちょっと昔の話聞いて欲しいんだけど、いい?」
s「…、うん」
それからkzが話し始めた。
kz side
俺は昔から顔が良いからと言われてモテていた。
赤ちゃんの頃から既にそんなオーラがあったらしい。
最初の頃は嬉しかった。自分に自信が持てたから。
でも…中学生になった頃から…
m「kz裙、好きです!付き合って下さいッ」
k(…また、)
k「…ごめん、俺まだそういうのには興味無くて。」
m「お、お試しだけでも、ダメ…?」
k「…ごめん」
m「わかっ、たよ。ありがとう…」
とにかくたくさん告白された。
初対面、一目惚れ、話したこともない。そんな人ばっかりだった。
毎日毎日同じような理由で告白される。
それに、女子にモテたいから、という名目で話しかけにくる人も増えた。
…正直疲れていた。それに、…
断った時の表情が、ずっと胸に引っかかっていた。
k(…せめて、話とかしてからじゃね?)
限界だった。友達といる時間も減り、“それだけ”の理由で告白される毎日。
友達になりたいというわけではなく、モテたいという気持ちだけで話しかけにくる人がいる毎日。
だから…この学校で1番人気のある子の告白に承諾を出してしまった。
m「や、った…!ありがとう…!これから、よろしくねっ…//」(抱付
k「うん、よろしく」
付き合っている、という噂が流れた後は、告白は無くなり、代わりに友達や彼女といる時間が増えた。
周りからはお似合いと言われ、憧れだとも言われた。最初は楽しかった。
でも、そこからどんどん崩れていった。
最初は1日に数回のメールのやり取り、1回程度の電話だったのに、だんだん増えていった。
数分に1回メールが届き、10分に一度電話が来る。
未読で怒られ、既読をつけて返信がないと「もうタヒんだほうがいい…?」
というメッセージが届くようになった。
毎回会った日に体の関係も求められるようになった。
怖かった。メールや電話、会う日が来る度恐怖が体を襲った。
k「…最近さ、なんか多くない?メールとか…」
m「だって…!あたしのkz裙なのに、ッ他の女とかが近付くからっ…!」(泣
k(…怖い、重い…)
k「あのさ、…」
k「俺たち、もう…別れない?」
m「…え?い、嫌よ!だって…ッ!あたしkz裙がいないと生きていけないもん」
m「kz裙だってそうでしょ?あたしがいないと生きていけないでしょ?」
k「いや……」
m「なんでっ…どうしてッ…」
m「何がダメだったの…?直すから、…あたし、直すから!!」
k「本当に、もう…無理、、。ごめん。今まで、ありがとう…」
m「ま、待って!いや、嫌!」
それから数日後。また告白や、話しかけにくる人が増えた。
もううんざりだった。
だから、このすべての原因の顔を隠すしかなかった。
そして、態度も冷たくして、人との距離を置くようになった。
ただ、それで困ったことは……
本当の友達が、出来なくなった事だった。
k「…だから、俺は嬉しい。syuがそう言ってくれて。俺といてくれて。」
s「そっか…、」
k「…自分でも思うんだよね。あの時、どうすれば良かったかなって。」
s「…俺は、正直何してもそうなってたと思う」
少し納得できる気がした。
毎日廊下を通るたびに黄色い歓声が上がるし、教室にいても話しかけに来る人は多い。
s「でも、ッ俺がなんか言える立場じゃないのは分かってるけど、…」
s「kzの最善がそれだったんじゃないかなって…」
s「思う、けど…」
k「別に、好きじゃない子なのに?」
k「俺、マジで最低だよね。」
syuは少し言葉に詰まらせ、口を開いた。
s「しょうがない…とは言えないし、kzが全く悪くないとも言い切れないけど…」
s「もしその立場に立ったらって考えたら…気持ちわかるかも」
s「ずっとそれが続くって考えたら…ストレスとか…」
1つずつ丁寧に言葉を並べてくれる。
最初に話しかけてくれた時から優しい印象があったが、本当に性格が優しいと実感した。
k「…でもやっぱ間違えてたなって。」
k「どんな事情があっても相手の子には申し訳ないし、俺が本当に間違ってた。」
s「その話、相手にしたの?」
k「……した。」
その時のことをずっと覚えている。
あまりにも悲しそうな目に、その目からこぼれ落ちる涙。
そして何度も「ごめんね。」と告げられたあの日。
k「ずっと頭から離れない。」
s「…今は好きってこと?」
k「そうじゃなくて…申し訳なくて…」
k「もう一回会えたら…謝りたい」
s「……ありがとう、話してくれて」
k「がっかりでしょ。俺がこんな人だったなんてさ」
s「…ううん。」
真剣に見つめてくれたその目には優しさが俺には勿体無いほど詰まっていた。
s「どんな人でも…俺はkzと一緒にいたいと思うから」
k「…syuって、」
k「俺の事大好きだよね。いっつも話しかけに来てくれるし。」
冗談で言ったつもりだった。
だけどいくら待ってもsyuからの返事は無かった。
k(あ、俺やり過ぎた…?)
k「ご、めん…不快だったよね…最近あんま人と話してなくて…あんま話し慣れてないって言うか…」
その時ふと気付いた。
耳まで赤く染まっている事に。
s「ぅ…ぇ…?//」
k「へ…?」
予想外の反応に言葉が詰まる。
何を言えばいいのか、話せばいいのか。
静かな沈黙が続いた。
……そのせいで自分の心臓の音がsyuに聞こえるんじゃないかとハラハラした。
この反応に少し何かに期待してしまている自分がいた。
はい。すみません。長すぎですよね。
kzさんの最後の心の声のところまでで約6500文字。
すみません。本当に。
ここまで読んで下さりありがとうございました……!
また次回のお話で!
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