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君への愛が尽きるまで。

/ 妊娠 パロ

inok × sbym

新婚   犬芝

_____________________

ある日のこと 。 いつものように生活をする 2人。

芝「おはよう 走。 ご飯できてるよ 。」

犬「ん 、はよ~ ……ありがと 優生」

いつもみたいに美味しく食べてくれる彼は

とても素敵で魅力的だった。

芝「あ、あのさ … 」

犬「んぉ? どーした??」

中々言い出せない。僕は今、 “妊娠報告”をしようとしていた。

芝「ん、んーん!やっぱなんでもない!」

犬「優生。!」

ぱっと振り返ると僕の腕を掴んでいた。

犬「……なにかあるんだよね?」

真剣な眼差しで見る走。

芝「な、なにもない …」

犬「あるよ。」

そっと 震える手で 僕は陽性反応のある 妊娠キットを 差し出す

犬「これって …」

咄嗟に渡されて戸惑う。

犬「優生のお腹に、俺らの子供がいるってこと?」

こくっ

芝「そうだよ … 。」

泣きそうにもなったし 、 嬉しくにもなった。

感情、ごちゃごちゃしてる。

震える身体を優しく包み込んでくれた。

犬「痛いし、苦しい時もあるけどさ 、 頑張ろう? 幸せに しようね 。  」

思わず泣きそうになった。

僕ってこんな幸せでいいんだって、

初めて思えたよ。

でも 少し 怒っちゃって

芝「んん…… 、 走には 何もわからない癖に…」

すすり声でこう言うと

犬「確かにそうだけど … 、 でも 辛さは 十分分かってると思うよ。」

こんな言葉かけられた時から 、 少しも辛くなくなったよ 。


_____________________

それから結構経って 、 お腹大きくなってきたなぁ … 辛い 、 しんどい … 。

犬「優生 ! ご飯買ってきたよ !」

いつも あーん して 食べさせてくれる 。

芝「うっ ……! 」

急な吐き気が襲ってきた 。 トイレへ駆け込む と。

芝「う”…… けほっ、…ぇ” …」

吐き気が止まんない。

犬「優生 、 大丈夫だから、ゆっくりね。」

優しく背中をさすってくれる手が 暖かかった。

芝「走 …… 、僕もう辛いよぉ ……」

泣きじゃくって弱音を吐く。

犬「辛いよね、でも 、 もう少し頑張ろう?命授かってるんだから 。ね? 」

それでも、それでも辛いんだよ。

芝「嫌だぁ……っ なんで僕ばっか 、 こんな思いしなきゃならないの 、?」

潤んだ目で見てくる。

犬「大丈夫、大丈夫。落ち着いてね。」

優しく頭を撫でた。

芝「……」

すっかり 泣き疲れて寝てしまったみたいだ。

そうだよね。 俺、辛さも分かってあげられないんだ。

情けないな。


_____________________出産予定日が近付くにつれ、悪阻が酷くなってくる。

芝「ごめん、今日も、ご飯、無理…」

犬「でも食べないと、……」

最近優生がご飯を食べない。

どうしてだろうと考えてみたら 、悪阻のせいだった。

犬「優生 、食べないとお腹の子にも悪いよ?」

芝「でも ……」

犬「口開けて。」

芝「あーん、……」

嫌々ながらも言う事を聞く。

無理矢理食べさせた。 に近い。

芝「んぐっ!…… 」

そのまま吐いてしまった。 気持ち悪かったんだね。

芝「ご、ごめん、ね ……」

弱々しくそう言う。

弱々しくなってく 優生を見るのは 正直言うと

凄く辛かった 。

犬「あ、謝らなくていいから…。 ね?今日はもうお風呂入って寝よ ?」

「うんっ」って 元気ありげに返事した。

でも笑顔の優生は なんだかどこか 、 変だった


_____________________

お風呂に浸かると 優生は 少し  安心していた。

優しくそっと頭を撫でる 。

芝「 …… 僕」

何かを言いかける。

犬「? どうした?」

芝「 もっと 頑張るから、 そばにいて くれる、 ?  」

潤んだ そんな 目で見てきた 。

何を言ってるんだよ。 捨てる訳ねーだろ。

犬「バカ言うなよ。 見捨てるわけないじゃん。」

むっとした表情をすると 芝山は …

芝「あっははは 笑 」

笑ってくれた。

良かったよ。笑ってくれて ありがとう優生。

_____________________



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