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君への愛が尽きるまで。
/ 妊娠 パロ
inok × sbym
新婚 犬芝
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ある日のこと 。 いつものように生活をする 2人。
芝「おはよう 走。 ご飯できてるよ 。」
犬「ん 、はよ~ ……ありがと 優生」
いつもみたいに美味しく食べてくれる彼は
とても素敵で魅力的だった。
芝「あ、あのさ … 」
犬「んぉ? どーした??」
中々言い出せない。僕は今、 “妊娠報告”をしようとしていた。
芝「ん、んーん!やっぱなんでもない!」
犬「優生。!」
ぱっと振り返ると僕の腕を掴んでいた。
犬「……なにかあるんだよね?」
真剣な眼差しで見る走。
芝「な、なにもない …」
犬「あるよ。」
そっと 震える手で 僕は陽性反応のある 妊娠キットを 差し出す
犬「これって …」
咄嗟に渡されて戸惑う。
犬「優生のお腹に、俺らの子供がいるってこと?」
こくっ
芝「そうだよ … 。」
泣きそうにもなったし 、 嬉しくにもなった。
感情、ごちゃごちゃしてる。
震える身体を優しく包み込んでくれた。
犬「痛いし、苦しい時もあるけどさ 、 頑張ろう? 幸せに しようね 。 」
思わず泣きそうになった。
僕ってこんな幸せでいいんだって、
初めて思えたよ。
でも 少し 怒っちゃって
芝「んん…… 、 走には 何もわからない癖に…」
すすり声でこう言うと
犬「確かにそうだけど … 、 でも 辛さは 十分分かってると思うよ。」
こんな言葉かけられた時から 、 少しも辛くなくなったよ 。
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それから結構経って 、 お腹大きくなってきたなぁ … 辛い 、 しんどい … 。
犬「優生 ! ご飯買ってきたよ !」
いつも あーん して 食べさせてくれる 。
芝「うっ ……! 」
急な吐き気が襲ってきた 。 トイレへ駆け込む と。
芝「う”…… けほっ、…ぇ” …」
吐き気が止まんない。
犬「優生 、 大丈夫だから、ゆっくりね。」
優しく背中をさすってくれる手が 暖かかった。
芝「走 …… 、僕もう辛いよぉ ……」
泣きじゃくって弱音を吐く。
犬「辛いよね、でも 、 もう少し頑張ろう?命授かってるんだから 。ね? 」
それでも、それでも辛いんだよ。
芝「嫌だぁ……っ なんで僕ばっか 、 こんな思いしなきゃならないの 、?」
潤んだ目で見てくる。
犬「大丈夫、大丈夫。落ち着いてね。」
優しく頭を撫でた。
芝「……」
すっかり 泣き疲れて寝てしまったみたいだ。
そうだよね。 俺、辛さも分かってあげられないんだ。
情けないな。
_____________________出産予定日が近付くにつれ、悪阻が酷くなってくる。
芝「ごめん、今日も、ご飯、無理…」
犬「でも食べないと、……」
最近優生がご飯を食べない。
どうしてだろうと考えてみたら 、悪阻のせいだった。
犬「優生 、食べないとお腹の子にも悪いよ?」
芝「でも ……」
犬「口開けて。」
芝「あーん、……」
嫌々ながらも言う事を聞く。
無理矢理食べさせた。 に近い。
芝「んぐっ!…… 」
そのまま吐いてしまった。 気持ち悪かったんだね。
芝「ご、ごめん、ね ……」
弱々しくそう言う。
弱々しくなってく 優生を見るのは 正直言うと
凄く辛かった 。
犬「あ、謝らなくていいから…。 ね?今日はもうお風呂入って寝よ ?」
「うんっ」って 元気ありげに返事した。
でも笑顔の優生は なんだかどこか 、 変だった
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お風呂に浸かると 優生は 少し 安心していた。
優しくそっと頭を撫でる 。
芝「 …… 僕」
何かを言いかける。
犬「? どうした?」
芝「 もっと 頑張るから、 そばにいて くれる、 ? 」
潤んだ そんな 目で見てきた 。
何を言ってるんだよ。 捨てる訳ねーだろ。
犬「バカ言うなよ。 見捨てるわけないじゃん。」
むっとした表情をすると 芝山は …
芝「あっははは 笑 」
笑ってくれた。
良かったよ。笑ってくれて ありがとう優生。
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