圭吾さんが撃たれてしまった。
「圭吾さん……っ、うっ、ぐすっ」
あれから圭吾さんは救急搬送され、病院で処置を受けた。
命に別状はないが、腕の動脈を打たれたせいで出血がひどかったと
お医者さんが言っていた。
「ごめんなさい……私のせいで」
ベッドで眠る彼にすがりつき、泣くしかできなくて
自分の無力さを痛感する。
「何泣いてるんだ」
「圭吾さん! 気がついたんですね! よかった……」
ぎゅっと手にしがみつく。
すると、その手が私の涙をそっと拭った。
「泣くな、瑠奈は笑ってた方が可愛い」
「……っ」
その言葉にますます涙が溢れてくる。
「巻き込んで悪かった」
「そんな……私のせいで********************
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