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こんにちは!名無です!
1話見てくれた方、いいねくれた方、本当にありがとうございます( T∀T)
今回ちょっと短いです!
それではどうぞ!
💫💛「まだ信じられんけど……まぁ、とりあえず冷えとるっちゃろ?
風呂入ってきた方が良いと思うけど」
らいとはロゼを見つめながら言った。
赤い耳がぴくぴく、尻尾も小さく揺れるロゼは、人間の姿になってもまだ猫っぽさを少し残している。
💫❤️「ええ……お風呂は苦手なんだけど…しょうがない。入るか」
ロゼは眉をひそめながらも、渋々浴室へ向かう。
らいとはバスタオルと自分の服を渡した。
💫💛「取りあえず、今日はこれ着とけ。また今度お前の服買ってやるから」
💫❤️「マジ!?ありがとらいと!」
ロゼは服を受け取り、笑顔でうなずいた。
ロゼがお風呂中、らいとはソファに寝転がりながら考える。
💫💛『人間の姿であるとはいえ、一応猫だからな……キャットフードとか食うんかな?家にそんなんないっちゃけど。
まぁ後でロゼに聞いてみるか』
お風呂から上がったロゼはさっと服を着て戻ってきた。
💫❤️「ねえらいと~、俺腹減った~」
💫💛「まぁそうやろな。てかさ、結局お前何食うん?」
💫❤️「人間のご飯でも全然大丈夫。猫の時は食えないけど、今は全然平気」
💫💛「そっか…なら良かったわ」
らいとは台所へ向かい、簡単なご飯を作り始める。
💫💛「ほら、髪も乾かせよ。風邪ひくぞ」
💫❤️「え~らいとが乾かしてくれないの
?」
💫💛「髪くらい自分で乾かせ」
💫❤️「はーい…じゃあまた今度ね」
💫💛「はぁ?…まぁ…またいつかな」
ロゼは少し笑いながら、らいとから受け取ったドライヤーで髪を乾かす。
二人で食卓に着くと、らいとは料理を並べながら話しかける。
💫💛「てかお前今は人間の姿やけどさ、やっぱそっちの方が便利なん?」
💫❤️「まぁそうだね、言葉も通じるし」
ロゼは落ち着いた笑みで返す。
食事中も会話は続く。
💫❤️「そういや、らいと親は?お前学生なんだろ?」
💫💛「俺が小学生の頃にどっちも亡くなっとるけん、一人暮らしみたいなもんや」
💫❤️「あ …そうなんだ…ごめん…」
💫💛「そんな気にすんな(笑)昔のことやけんあんま覚えとらんし」
らいとはロゼに気を遣わせないよう少し笑って返す。
💫❤️「そっか。…あ、てからいと明日は?学校?」
💫💛「おん。お前は…まぁなんとかなるやろ。」
💫❤️「まあね。俺行儀いいからちゃんとらいとが帰ってくるの待ってるね」
ロゼは軽く笑い、箸を置く。
食後、らいとは自分もお風呂に入り、今日の出来事を振り返る。
💫💛『猫が人間になって普通にご飯食べるとか……明日どうなるんやろ。
学校…”アイツら”に話したらまたダルいことになりそうだしな』
お風呂から上がり、着替えたらいとがリビングに戻ると、ソファでロゼが丸くなって眠っていた。
かわいらしい猫の姿に戻っている。
💫💛「……寝とるやん」
らいとはそっと毛布をかける。
💫💛「こいつ、猫のときはこんなかわいいんに人間の姿はバッチバチのイケメンやからな…俺よりでかいし 」
💫💛「…ふぅ、俺も寝るか……」
今日はとにかく疲れた。
らいとは荷物を整理して布団に入り、雨音が窓を叩く中、猫に戻ったロゼと静かな夜を過ごした——