TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


スタッ


降り立った場所は、酷く焼け落ちた土地だった


パキッ


パキッ


歩く度に落ちた枝が割れる音がする


山、?だろうか。


けれど木も生えていないし


動物さえもいない____





『荼毘さん、ここどこなの?』


周りを見渡すも暗くて何も見えない


荼毘「ん〜さぁ?」


荼毘さんは曖昧な答えだ。




ていうか!///


『おろして!』


私をまだお姫様抱っこしながら荼毘さんは歩く


そう言って荼毘さんの胸板をトントンと叩くと


荼毘「…」


ものすごく睨まれている…


ま…負けるもんか!


『おろして』


スッ


意外とアッサリ降ろされる。




荼毘さんは



「前、向いてみろ」



前方方向を指さす____




そこには



『わ〜〜〜綺麗!!!!』



キラキラと光る夜景。


車が走る光が動き____


どこかの誰かの部屋の窓から見える明かり____


街はネオンで様々な色で輝く____


見入っていると



荼毘「昔、俺が住んでた街だ」


と荼毘さんは言う。


『そうなんだ…綺麗な街だね』


こんなにもたくさんの人が生きている____


「ああ…」


ふと、


荼毘さんの横顔を見る____


悲しそうな、寂しそうな


なんとも説明の仕様がない、けれど

少し微笑んでいるようにも見える優しい顔で____




思わず私も


 

荼毘「お前、何ニヤニヤしながら見てんだよ」


『ふは、バレた?』


そう、笑顔で言うと


スッ


荼毘さんは私の頬に触れる


『な…に、?///』


思わず聞いてしまうと


荼毘「お前に…見せたかったんだ」


と。


え?


私に?


『なんで…?』


そう、聞き返すと


荼毘さんは


ふ…と微笑み、私を見る


そして優しく、頬を撫でたかと思えば


荼毘「なんでだろうな」


と言って、


チュゥ


私のおでこにキスをした____


とむらくんといっしょ。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

216

コメント

2

ユーザー

なんか荼毘さんの言葉にキュンときて興奮しました!(?) 続き待ってます!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚