私はドアをパタンと閉めて部屋の角に座り込んだ。
『…やば…』
ここまで人に囲まれるとは想定外だった…、
しかも思ったよりも強そうな人たちに囲まれたし。
想定していたのは信者たちがこっちに一斉に襲い掛かってくるとか。
あんな感じでひとりずつくるなんて。
そろそろ出ていいかな。そう思い私は立ち上がった。
部屋にアラームの音が鳴り響く。
『、、、?!』
このアラームの音…
昔に何度も止めた記憶がよみがえってきた。
『…、ここの部屋ってもしかして椎名の部屋、、、?』
もしそうだったら、、
体制と整えると、
椎名「ん~っ…、」
ベットから起き上がって伸びをする椎名が見えた。
椎名「あてぃしの部屋には入ってくるな…て…、…!」
椎名が少し目を見開いた後いつもの笑みに戻って口を開いた。
椎名「暗殺者さん?笑」
『椎名…、』
椎名「へー…笑 もう剣持殺そうとしとるんかぁ~笑」
『…”もう”っていってるけど結構日たってると思うけどね…』
椎名「…」
椎名「あてぃしも殺すの?笑」
その一言を言われたとき部屋が静まりかえっている気がした。
『…殺さないよ、暗殺対象じゃないから。』
椎名「…そっか笑」
そうすると椎名は一瞬だけ少し寂しそうな顔をしたように感じた。
どういう感情なんだろうか。
やっぱり椎名のことはわからない。
(✉♪)
椎名「ちょっと連絡きたからスマホ見るわ」
『ん、』
椎名「…、!」
『…、』
私はちらりとばれないように椎名のスマホを見た。
…、
椎名がその連絡に見入っているとき私はそっと椎名の部屋を出た。
椎名視点___
椎名「…あ、いなくなっとる。」
椎名「…連絡、、あいつから見えないように見た方がよかったかぁ…笑」
椎名「…連れて行かなくともあいつは自分から行くわ…笑」
そう思ってじぶんのスマホに来た連絡を見返す。
✉_虚空教から連絡が来ました。
↧
[椎名唯華様_
朝比奈さんを見つけましたら教祖様のところへ連れて行ってください。よろしくお願いいたします。]
見返した後自分のスマホを真っ暗して、ベッドに横になった。
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