「想いを指輪に託して」
イルミネーションを見た後、マンションに戻ると、 晴(はる)さんはコートを脱いで手を洗い、すぐキッチンに入った。
「おなかすいたよね。食事の準備をしようか」
「あっ、はい!」
私も同じように手を洗ってキッチンに入ると、晴さんが冷蔵庫からお惣菜を出し始めた。
(なにをすればいいかな)
手際よく準備を進めていく晴さんに、「私もやります」と伝えると、彼は笑って食器棚からお皿を出してくれた。
「ありがとう。じゃあ、美穂(みほ)はそのサラダをこの皿に入れてくれる?」
「はい」
サラダを盛りつけている間、晴さんはチキンやペンネを温め直し始める。
無駄なくてきぱき動く彼を見て、「すごいなぁ」と感心した。
一人暮らしのごはんってどうしているんだろうと思ってたけど……晴さんはこうやってごはんの準備とかしてるのかな。
そんなふうに考えていると、晴さんは「あ、そ************************
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