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テラーノベル(Teller Novel)
無能な僕の結末

無能な僕の結末

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3

第3話

♥

220

2024年01月01日

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ut side


会議室の扉を開けると、そこにはみんなの冷たい視線があった。

今、グルちゃんは長期の出張に出かけていて、いない。

だからみんなやりたい放題や。


最近の会議はトントンが指揮みたいなんを務めている。



ut「ぁ…ごめんなぁ、遅れてもたわ」


kn「遅いねんお前。何したらこんな遅れんねん」


シッマがキレてる。

そりゃ、そうよな…


tn「突っ立ってないで、はよ座れ」


ut「あ、ごめん」


僕はそう言い、シャオちゃんの隣に座る。

シャオちゃんもエーミールも心配の目を僕に向けていた。

…グルちゃんが早く帰ってきてくれへんかな、なんて…思ったりして。


会議の内容は全然入ってこなかった。

幹部の視線が怖くて、ずっと下ばっかり向いてたら会議は終わっていた。


sho「大先生、会議終わっ___」


kn「おい、無能!俺らの相手しろよ!!」


シッマたちの相手…まぁ分かるやろ、普通に暴力。

でも僕が行かないと、シャオちゃん達にいっちゃうかもしれんからな…


ut「ん、行くわ」


sho「だ、だいせんせっ…!」


シャオちゃんは僕に話しかけるが、僕はそれを無視し、シッマたちに着いていく。

連れてこられたのは人通りの少ない暗い廊下やった。


kn「ほんま…何でまだおんの?はよ消えろ言うたやろ」


そういいながらシッマは僕のお腹を蹴る。

思わずせきこんでしまう。


ci「ほんま…戦闘も出来ひん雑魚やのになぁw」


ずっとそんな事を言われながら暴力を振られる。





数時間したら飽きたんやろ。

皆、各自部屋に帰って行った。

僕はと言うと、身体が痛すぎて、動けなかった。


でも本当にみんな、優しいと思う。

無能やって言いながらも僕の事、捨てないでくれてる。

まだ幹部という席に置いてくれている。


それだけで僕はうれしかった。



…あ、まだ書類終わってなかった。

やらんといけんわ…


そう思い、頑張って立つ。

殴られたり蹴られたりしたところが痛む。


でも頑張って歩いた。



自分の部屋の近くまで来た時、運悪く一般兵に会ってしまった。


mb「あれ~?w鬱様じゃないですかw」


mb「こんなところで何してるんですか?w」


mb「これ、今日までのやつ!お願いしますね!!」


また書類が増えた…。

まぁでもしょうがない。僕が無能なんだから。


部屋に入り、傷の手当てもせず、すぐに机に向かった。

僕のせいで皆に迷惑をかけたくないから…とりあえずできる限り頑張った。







午後6時。

約6時間頑張った。

終わった書類を抱えて、トントンの部屋へ向かう。


ut「…あの、書類、を…」


トントンは僕から書類を奪うと、チェックを始める。


tn「もっと早く持ってきてくれんか?」

「あと早く出て行ってくれ、邪魔や」


トントンは僕にそういうと、また大量の書類を渡して、僕を部屋から追い出した。


ut「…頑張ったのになぁっ」ポロ

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コメント

3

ユーザー

終わり方すこすこのすこ

ユーザー

シッマ達何してんねん~!!!!! 大先生……我慢しなくてええんやで!?sha達に頼ってな!!?

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