ut side
会議室の扉を開けると、そこにはみんなの冷たい視線があった。
今、グルちゃんは長期の出張に出かけていて、いない。
だからみんなやりたい放題や。
最近の会議はトントンが指揮みたいなんを務めている。
ut「ぁ…ごめんなぁ、遅れてもたわ」
kn「遅いねんお前。何したらこんな遅れんねん」
シッマがキレてる。
そりゃ、そうよな…
tn「突っ立ってないで、はよ座れ」
ut「あ、ごめん」
僕はそう言い、シャオちゃんの隣に座る。
シャオちゃんもエーミールも心配の目を僕に向けていた。
…グルちゃんが早く帰ってきてくれへんかな、なんて…思ったりして。
会議の内容は全然入ってこなかった。
幹部の視線が怖くて、ずっと下ばっかり向いてたら会議は終わっていた。
sho「大先生、会議終わっ___」
kn「おい、無能!俺らの相手しろよ!!」
シッマたちの相手…まぁ分かるやろ、普通に暴力。
でも僕が行かないと、シャオちゃん達にいっちゃうかもしれんからな…
ut「ん、行くわ」
sho「だ、だいせんせっ…!」
シャオちゃんは僕に話しかけるが、僕はそれを無視し、シッマたちに着いていく。
連れてこられたのは人通りの少ない暗い廊下やった。
kn「ほんま…何でまだおんの?はよ消えろ言うたやろ」
そういいながらシッマは僕のお腹を蹴る。
思わずせきこんでしまう。
ci「ほんま…戦闘も出来ひん雑魚やのになぁw」
ずっとそんな事を言われながら暴力を振られる。
数時間したら飽きたんやろ。
皆、各自部屋に帰って行った。
僕はと言うと、身体が痛すぎて、動けなかった。
でも本当にみんな、優しいと思う。
無能やって言いながらも僕の事、捨てないでくれてる。
まだ幹部という席に置いてくれている。
それだけで僕はうれしかった。
…あ、まだ書類終わってなかった。
やらんといけんわ…
そう思い、頑張って立つ。
殴られたり蹴られたりしたところが痛む。
でも頑張って歩いた。
自分の部屋の近くまで来た時、運悪く一般兵に会ってしまった。
mb「あれ~?w鬱様じゃないですかw」
mb「こんなところで何してるんですか?w」
mb「これ、今日までのやつ!お願いしますね!!」
また書類が増えた…。
まぁでもしょうがない。僕が無能なんだから。
部屋に入り、傷の手当てもせず、すぐに机に向かった。
僕のせいで皆に迷惑をかけたくないから…とりあえずできる限り頑張った。
午後6時。
約6時間頑張った。
終わった書類を抱えて、トントンの部屋へ向かう。
ut「…あの、書類、を…」
トントンは僕から書類を奪うと、チェックを始める。
tn「もっと早く持ってきてくれんか?」
「あと早く出て行ってくれ、邪魔や」
トントンは僕にそういうと、また大量の書類を渡して、僕を部屋から追い出した。
ut「…頑張ったのになぁっ」ポロ
コメント
3件
シッマ達何してんねん~!!!!! 大先生……我慢しなくてええんやで!?sha達に頼ってな!!?