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ミリス
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脳てゃ
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第36話「イルミネーションの中で」
夜になったクリスマスカーニバル。
昼間とは違い、広場いっぱいのイルミネーションがキラキラと輝いていた。
大きなクリスマスツリーも、色とりどりの光に包まれている。
陽葵と塁は、並んでゆっくり歩いていた。
陽葵「夜になると、もっと綺麗だね……✨」
塁「うん。陽葵と一緒に見られてよかった」
陽葵「……私も😊」
二人の腕には、さっき買ったお揃いのブレスレット。
歩くたびに、イルミネーションの光がブレスレットに反射してキラッと輝く。
陽葵はそれを見ながら、今日のことを思い出していた。
クリスマスクッキーを食べたこと。
チキンを一緒に食べたこと。
音楽やダンスを見て笑ったこと。
フリーマーケットでお揃いのブレスレットを選んだこと。
全部が楽しくて、時間が経つのが早かった。
陽葵「今日、本当に楽しいね」
塁「うん。でも……」
塁が少しだけ立ち止まった。
陽葵「……塁くん?」
塁はイルミネーションを見つめたあと、陽葵を見る。
少し緊張しているような表情だった。
塁「陽葵」
陽葵「うん?」
塁「前にさ……クリスマスに話したいことがあるって言ったの、覚えてる?」
陽葵の胸が、ドキッとした。
陽葵「……覚えてるよ」
ずっと気になっていた言葉。
今日、塁は何を話すのだろう。
陽葵は黙って塁の言葉を待った。
塁も一度だけ深呼吸をする。
けれど、すぐには言葉が出てこなかった。
塁「……ごめん。ちょっと緊張してる笑」
陽葵「ふふっ。塁くんでも緊張するんだ😂」
塁「するよ。今日のこと、ずっと考えてたから」
その言葉に、陽葵の心臓がまた大きく鳴った。
二人の周りでは、クリスマスソングが流れている。
たくさんの人が楽しそうに歩いている。
そんな賑やかな場所なのに、陽葵には塁の声だけがはっきり聞こえているように感じた。
塁「もう少しだけ、ここで話してもいい?」
陽葵「……うん」
二人はイルミネーションの下で向き合った。
クリスマスの夜。
塁が伝えようとしている言葉を、陽葵は静かに待っていた。
――この日のために、塁がずっと胸の中にしまっていた気持ち。
それは、もうすぐ言葉になろうとしていた。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第36話、読んだよ……。 イルミネーションの中での2人の時間、すごく綺麗で、ドキドキした。 特に、塁くんが「今日のこと、ずっと考えてたから」って言うところ、ずるいなあって思った。緊張してるのに、それでもちゃんと向き合おうとしてるのが伝わってきて、胸がぎゅってなったよ。 陽葵ちゃんが静かに待ってる姿も、すごく優しくて、切なかった。 お揃いのブレスレットが光るシーンも、すごくロマンチックで、私もこんなクリスマス、してみたいなって思った🌙 次の言葉、すごく気になるけど、この瞬間の温かさがずっと続いてほしいなって思う……。