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朝、私はもういらないはずの鍛錬し、
昨日寮から出たはずのお化けが戻って
来ていたみたいで、部屋に戻ると
グリムを起こしていた
その後来たクロウリーさんから、
正門から図書室までのメイン
ストリートの清掃を言い渡された為、
私達は寮から出て歩いていた
メインストリートについて初めに目に
入ったのは沢山の石像だった
でも、この世界を知らない私は何か
分からなかったが、グリムも分から
ないようだ
?「ハートの女王を知らねーの?」
グリム
「ハートの女王?偉い人なのか?」
?「昔、薔薇の迷宮に住んでた女王だよ
規則を重んじる厳格な人柄で、
トランプ兵の行進も、薔薇の花の
色も一切乱れを許さない
マッドな奴らばっかりの国なのに
誰もが彼女には絶対服従。なんで
かって?規律違反は即打首だった
から!」
ピクッ
打首…私達鬼殺隊にも規則を破って
打首になった人を何人か見てきたわ
グリム
「こ、こえーんだゾ!」
?「クールじゃん!俺は好き。だって
優しいだけの女王なんて、みんな
従わないだろ?」
『ええ、私も同意見よ』
?「確かに。リーダーは強いほうが
いいんだゾ。っていうか、お前は
誰だ?」
エース
「俺はエース。今日からピカピカの
1年生。どーぞヨロシク♪」
グリム
「オレ様はグリム!大魔導士になる
予定の天才だゾ。こっちのレイは、
オレ様の子分なんだゾ」
エース
「レイ?珍しい響きの名前だな」
『レイ・テンノミよ
よろしくお願いするわね』
エース
「///」
それからトラッポラくんに他の像に
ついても教えてもらった
❨サバンナを支配した、百獣の王❩
綿密に練った策で玉座を手に入れた
努力家であり、差別せず一緒に暮らす
提案をした者
❨深海の洞窟に住む、海の魔女❩
不幸せな人魚を助けることが生きがいで
あり、お代さえ払えばなんでも解決する者
❨砂漠の国の大賢者❩
王子と身分を偽ったペテン師の正体を
見破った切れ者であり、世界一の
大賢者にのし上がった者
❨世界一美しいといわれた女王❩
魔法の鏡で世界の美人ランキングを
確認し、1位から落ちそうなら努力を
惜しまなかった者であり、毒薬作りの
名手だった者
❨死者の国の王❩
国を1人で治めていた実力者であり、
嫌な仕事も休まずこなす誠実な者
❨魔の山に住む茨の魔女❩
高貴で優雅に加え、魔法と呪いの腕は
石像7人の中でもトップであり、
ドラゴンにも変身できる者
エース
「クールだよな〜。どっかの狸と
違って。プッ、あははっ!
もうこらえるの無理だ。あはははは!
なあ、お前ら昨日入学式で暴れてた
奴らだろ?
闇の鏡に呼ばれたのに魔法が使えない
奴と、お呼びじゃないのに乱入して
きたモンスター。いやー、入学式では
笑いこらえるの必死だったわ」
『…』
なんだかおかしいな気はして
いたけれど、こういう事ね
グリム
「なぬ!?しっ、
失礼なヤツなんだゾ!」
エース
「で、結局入学できずに2人して
雑用係になったわけ?はは、だっせー
しかもグレート・セブンも知らない
なんてどんだけ世間知らずなんだよ
ナイトレイブンカレッジに来る
前に幼稚園からやり直すのをオススメ
するわ」
『まあ、私はどうやら手違い?かは
わからないのだけれど、異世界って
言ったわよね?
別世界から来ちゃったから、この
世界の常識は知らないし、元々入学
する気はなかったねの』
エース
「!そうだったのか?まあ、
それならレイは仕方ないか」
グリム
「ぐぬぬぬぬ」
『グリム?落ちついて』
エース
「ちょっとからかってやろうと思って
声かけたけど、色々と予想超えてたね
ていうか、レイが着てる羽織に、
つけてるピアスにピン、ボロボロ
だけど、新しいの買わないのか?」
今、この子はなんて言ったのかしら?
私の大事な羽織と、ピアスとピンは耳飾りに髪留めよね。馬鹿にしたの?
グリム
「ふな”〜〜〜っ!」
グリムはエースに向かって炎を出した
『!』
私、今何を考えていたのかしら?
ダメよ、違うわ
あの子はこれらが私の大事な物だって
知らないからあんなこと言ったのよ
それに、ボロボロなのは事実だもの
こんなことで怒ってしまうだなんて、
柱の名折れだわ
それにしても、喧嘩に発達してるわ!
グリム
「ふな”〜〜〜〜〜!!!」
エース
「おっと危ない。それっ!」
グリム
「コイツ、魔法でビュンビュン風を
吹かせてくる!オレ様の炎が曲っち
まうんだゾ!」
『2人とも、お辞めなさい!』
学生
「なんだ、喧嘩?」
「いいぞーやっちまえー!」
そしてついに、ハートの女王の
石像を黒焦げにしてしまった
クロウリー
「こらーー!!!何の騒ぎです!」
エース
「げっ、学園長」
グリム
「アイツ、愛の鞭で縛って
くるんだゾ!逃げろっ」
エース
「いでーっ!」
グリム
「ふぎゃーっ!2日
連続でいてぇんだゾ!」
クロウリー
「愛の鞭です!この私から逃げよう
なんて、100年早いですよ!
はぁ、先ほど騒ぎを起こすなと
言ったばかりのはずですが?」
そう、今朝来たときに言われていたのだ
クロウリー
「しかもグレート・セブンの石像を
黒焦げにするなんて!よほど退学に
させられたいと見えます」
エース
「ちょっ、それは勘弁!」
クロウリー
「レイさんも、これではグリムくんを
監督しているとは言えませんよ」
『申し訳ありません、クロウリーさん
止めようにも魔法の喧嘩でしたので、
私じゃあ下手に手を出すことができ
なくて』
やろうと思えば血鬼術に似ているから
簡単にできたのだけれど、
ちゃんとした怪我の処置は物がないし
できていない。呼吸で出血を防いで
いる状態と言っても変わらないわ
だからあまり下手に動きたくないの
内蔵が破裂しちゃうわ!
クロウリー
「そうなのですか?まあ、それなら
レイさんは仕方ありませんね
まったく。君、学年と名前は?」
エース
「エース・トラッポラ、1年デス」
クロウリー
「ではトラッポラくん、グリムくん
2人には罰として窓拭き掃除
100枚の形を命じます!
レイさんは、引き続きグリムくんの
監督をお願いします」
『最初からそのつもりでしたので』
グリム
「にゃっ!?もとわといえば、
ソイツがオレ様達をバカに
したからいけないんだゾ!」
エース
「ええっ!?俺もぉ!?」
クロウリー
「当たり前です!放課後、
大食堂に集合。いいですね」
エース
「へぇ〜い」
グリム
「昨日から散々なんだゾ〜!!」
『わかりました』
〜〜〜
あれから掃除をして、放課後大食堂にて
エースを待っていた
グリム
「1日中掃除してもうクタクタなん
だゾ〜。それなのに、これから窓拭き
100枚だなんて」
『当たり前よ。あのグレートセブンは
とても大事な物のようだったわ
自分のしたことには責任をもちなさい』
そう話している間にめ時間はすぎるが
エースが現れる気配はない
グリム
「いくらなんでも遅しぎるんだゾ!?
まさかアイツ、逃げたんじゃない
だろーな!」
『そうね。トラッポラくんなら
あってもおかしくないわ』
グリム
「罰をオレ様だけに任せて逃げる
だなんて、許さないんだゾ!
行くぞ、レイ!エースをとっ捕まえて
窓掃除させてやるんだゾ!」
まず第一に私達はエースの教室に
向かった。でも、そこには誰もいなかった
その変わり、喋る肖像画がいた
グリム
「エースってヤツ探してるんだゾ
顔にハートが描いてある、もさもさ
頭のヤツ!」
肖像画
「ああ、知っているとも。今日から
入ってきた新入生だね。少し前に
寮へ戻っていったようだけど」
グリム
「にゃに〜!あの野郎やっぱり
逃げやがったんだゾ!どっちに
行ったかわかるか!?」
肖像画
「寮への扉は東校舎の奥さ」
グリム
「レイ、追いかけるんだゾ!」
『ええ、肖像画さん。教えてくれて
どうもありがとうございます』
言われた通りに東校舎をエースを
探しながら歩いているとエースがいた
エース
「窓拭き100枚なんてやってられる
かっての。さっさと帰って、」
グリム
「こーーーらーーーーー!!!」
エース
「げっ!!見つかった!」
グリム
「てめー!!待つんだゾ!!1人
だけ抜け駆けはさせねーんだゾ!」
エース
「待てって言われて待つわけ
ないっしょ!お先!」
グリム
「1人だけずるいんだゾ〜!
オレ様だってサボりたいんだゾ!」
エースが逃げ、それを追いかける
私達。しかし、エースの前に人が現れる
エース
「どいたどいた!」
?「えっ、お、おうっ!?」
『申し訳ありません!その人を
捕まえてもらえませんか!』
?「女性?!しかも美人っ!
足を止める、いや、縄で拘束する?
それとも、えぇっと」
グリム
「何でもいいからぶち
かますんだゾ!早く!」
グリムの言葉によってエースの上に
大釜が乗った
その人はデュース・スペードという
名前で、やっとエースも一緒に掃除に
戻ろうとすれば今度はグリムがいない
エースがデュースも巻き添えにして
第2ラウンドが始まり、追いかけている
うちに大食堂まで戻って来てしまった
エース
「くそー!ちょろちょろしやがって!」
グリム
「へっへっへ!捕まえるもん
なら捕まえてみろ〜だゾ!」
デュース
「くっ、シャンデリアに登るとは
卑怯だぞ!飛行魔法はまだ習って
いないし、何か挟んだり捕まえたり
する…ブツブツ はっ、そうだ!」
エース
「何か良いアイデアが…って、
おいおい。ちょい待ち!何で
マジカルペンこっちに向けてんの!」
デュース
「お前を投げればいいんだ!」
『ん?えっ、と?』
エース
「冗談でしょ!?うわわわっ!
浮かすな!俺のこと投げる気かよ!?
やめろマジで」
デュース
「しっかり捕まえろよ
よく狙って、いくぞ!」
エース
「わあわあわあわあわ
わ、わあああああ!!」
グリム
「ふな”あああ!!??」
『シャ、シャンデリアが!!
危ないわ!』
私はとっさにシャンデリアの下に行き、
落ちて来る2人を受け止めたあと
シャンデリアのガラスの破片などに
当たらないように守った
デュース
「し、しまった!捕まえた後の
ことを考えてなかった!」
エース
「おっま、」
そこでエースが大きく息を吸った
エース
「バッッッカじゃねぇの!!!???
グリムは捕まえたけど、シャンデリア
ぶっ壊したのが学園長に知れたら、」
クロウリー
「知れたら…何ですって?」
エース
「あ、学園長」
クロウリー
「あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜〜〜ッ
一体何をしているんですか!!!!」
グリム
「ふにゃぁあぁ 目が回るんだゾ〜〜」
クロウリー
「石像に傷を付けただけでは飽き
足らずシャンデリアまで破壊する
なんて!もう許せません。全員、
即刻退学です!」
「「ええええ〜〜〜っ!?」」